
愛知県豊橋市で創業約200年の歴史を誇る『ヤマサちくわ』。素材にこだわり、職人が魚をさばくところから丹精込めて作るちくわやかまぼこは、豊橋の代表的なおみやげだ。その一方で、じわじわと人気を集めているのが、ちくわをモチーフにしたオリジナルグッズ。その素朴なフォルムに、なんだか愛着がわいてくる。
伝統の技が詰まった、こだわりのちくわ
日本一のうずらの卵生産地であり、全国的な人気お菓子『ブラックサンダー』を擁する愛知県豊橋市。もうひとつ、欠かせない名物が『ヤマサちくわ』だ。

創業は1827年(文政10年)。主原料として、生鮮魚の白グチ、エソ、ハモを中心に旬の魚を使用する。職人が魚をさばくところから、混ぜ合わせ、焼き上げまで一貫して製造するのがこだわりだ。丹精込めて作られたちくわは、独特の風味や食感、上品な味わいを実現している。商品ラインナップはちくわをはじめ、はんぺん、かまぼこなどを取り揃えていて、お酒のあてでも、料理にもと、汎用性が高いのもうれしいところ。
ちくわ愛が詰まった、ユニークなオリジナルグッズ
豊橋市内や名古屋市内にある直営店では、自慢のちくわやかまぼこのほか、ちくわにこだわったオリジナルグッズも見逃せない。
「グッズは直営店と通信販売、ECサイトのみで販売しています。遠方からお越しくださったお客様に、ちくわ製品以外に記念になるものがあればと企画したのが始まりです」と、ヤマサちくわ株式会社の七代目社長 佐藤元英さんは話す。

ちくわTシャツは、白いTシャツの胸元にちくわが一本横たわるシュールなデザインがSNSで話題になり、一時は売り切れとなった(1,900円〜2,800円、4サイズ展開あり)。木版画でちくわの部分を刷り上げているため、皮の焼き色の部分などに素朴な風合いが表現されている。

また、災害時などに活用できるちくわ型チャームがついた「ちくわプープー」バッグチャーム、歴史が刻まれたヤマサちくわのロゴ入り「ヤマサ三角鍋つかみ」、地元のメーカーとコラボした「帆前掛けトートバッグ紺色」も見逃せない。

このトートバッグは、ヤマサちくわでは昔から職人が帆前掛けを着用していたこともあり、豊橋市に工場を持つ帆前掛け専門店『エニシング』と意気投合して生まれた商品。
「『エニシング』さんは、豊橋市にあった世界で唯一、帆前掛けの生地を製造していたメーカーが廃業すると知り、古い機械から工場ごと引き取って技術を継承したんです。当社では昔から職人の前掛けとして利用していたこともあり、お互いに共鳴してオリジナル商品を作ることになりました」。
ちくわ屋さんならではのこだわりが詰まったオリジナルグッズは、直営店のほか、通信販売、ECサイトで購入可能だ。ちくわと一緒に、もうひとつのクラフツマンシップが詰まったオリジナルグッズも手に取ってみよう。
■お問い合わせ
ヤマサちくわ株式会社
TEL:0532-52-7139(代)
受注センター:0120-803-489(受付9:00〜17:00)