福島・いわきのスーパーが展開する『大蒜女々麺』はインパクト大の味噌ラーメン

東北地方でありながら降雪が少なく温暖で、海と山に囲まれ自然豊か。太平洋に面し、日照時間が長い気候が特徴の福島県いわき市。温泉複合施設『ハワイアンズ』でも知られるこの地で生まれたのが、環境が生んだ地元の米や味噌を使ったニンニクたっぷりのラーメン『大蒜女々麺』だ!

地元高校生が考案し、地元の米と味噌を使ったパンチのある一杯

福島県いわき市を中心に展開する地元スーパー・マルトが販売するのはオリジナル商品『大蒜女々麺』だ。

突然ですが質問! コレ、なんて読むかわかりますか? 

答えは「おおびるめめめん」。まるで早口言葉のようだが、スッと頭に入ってくる。

商品のキャッチコピーは「うちらが作った味噌ラーメン」だ。

麺はいわき産コシヒカリ『Iwaki Laiki』の米粉を混ぜてもちもち食感、スープは地元の名店・小野園次郎商店の『いわき味噌』とニンニクが効いてパンチがあるという。また、これは平商業高等学校の生徒がメニューを考案し、県内の喜多方市にある株式会社五十嵐製麺、地元愛の強い企業マルト、地元民による共同開発というところも微笑ましい。

「大蒜とはニンニクの古称で、女子のみの開発メンバー11名で構成されていたことと、面白い言葉の響きからこのネーミングになりました。麺もスープも地元食材の魅力がたくさん詰まっています。召し上がった方からも『ニンニクが良く利いていて、味噌味でガツンとくるが、後味すっきりとした味わい』と好評を得ています」と、マルト商事 営業企画部の小室さんは話す。

そもそもマルトは、地産地消を推奨しているスーパーで、惣菜や日持ちがする加工品まで、地元の食材を使い地元愛に満ちた商品を販売している。しかも、それぞれの部門で多数の受賞歴をもつ。

マルトのオリジナル商品は『大蒜女々麺』のほか、お菓子やクラフトビールなど地元の農産物を使用。

もう、福島みやげは全部マルトで買えばいいんじゃないか? と思えてきた。

実食! ニンニクと濃厚味噌のスープにもっちもちで甘みのある麺がぴったり

さて、季節の変わり目で少々スタミナ不足の筆者。『大蒜女々麺』で元気をつけようと、食べてみることにした。

生麺と思いきや、乾麺なのもおみやげにはぴったりだ。

生麺に『いわきLaiki』米粉を練り込んで48時間低温熟成させた即席中華麺が3つ入り!

鍋にお湯を沸かし、麺を入れて5分半。火を止めたら付属のスープを鍋に溶かし、好みの具材を入れて完成だ! 

バターを乗せるとさらに風味がアップする。

スープは味噌のコクとニンニクの味わいが合わさり超濃厚だ。麺はやや太めでもっちもち! 炊きたてのお米のような甘みもあり、パンチ力のあるスープといいバランスだ。

これは地元のストーリーもあり、手軽なのでおみやげに喜ばれそう。なお、マルト各店と福島市の「コラッセふくしま」、マルト楽天市場店でも購入可能だ。

価格 3食入り540円(税込)

マルト

  • 編集プロダクションに入社後独立してフリーライターとなる。グルメ、エンタメ、旅行あたりが主戦場ですが、知識も経験も広く浅く気が付けば四半世紀フリーの浮き草暮らし。ノンジャンル&フリースタイルで『面白いコト』に反応していきます。

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