
2026年1月2日現在、最新号は973号。昭和から令和へと続く『モノ・マガジン』です。あと27号だせば、なんと1000号。目指せ1000号!!! ってなワケで、昭和57年に発行した創刊号から1号ずつ順繰りに見直していこうというこの企画。1000号が出るまでに終わってるのか、どうなんでしょうか。
※画像はクリックすると拡大表示されます。

ハイ、これが22号の表紙です。この号では、特集「電子文房」で紹介しているブラザー工業の電子タイプライター「EP-22」。日本語、英語、ドイツ語、スペイン語とあともう1ヵ国語(そこまで書いてませんでした)の5ヵ国語で入力できるんだそうです。ただし、ディスプレイは16文字表示。今となっては、どうやって使っていいのかわからないという人の方が圧倒的多数でしょう。
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表紙をめくって、ひとつ目の広告は東芝の電話機です。「諸君、ガールフレンドの10人もいれば短縮ダイヤル発進機能はなくてはならぬぞ。」というどでかいキャッチコピーが目を引きます。最大10ヵ所まで電話番号を短縮記憶できるというのが、ここまでウリにできた時代です。
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目次です。右ページの広告は、ぺんてるの「ROLLY」。映画『トロン』を彷彿とさせるイラストでの先端技術表現が味わい深いです。
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で、今号も記事の初っ端は「LINE・・UP」。11ページで10アイテムを紹介してます。今回のラインナップは、
★スポーツマン必携のリストバンド+おさいふウォッチ
★あのファインセラミックが包丁になって台所へ進出
★弁慶さんも欲しくなる? サバイバルツールが登場
★ハードな動きに耐える伸縮自在のメガネ・フレーム
★ポルシェ・デザインが生んだ傑作機コンタックスT!
★黄金色に輝やくブレード・・・超々硬質加工金属ナイフ
★電話も遊べる時代です。東芝の新型ホームテレフォン
★聴けて録れて歌えて時計付きのUCC面白ラジカセ
★大人の遊び心を満足させる時計。ローリングウォッチ
★オープン? カセット? いいえこれは “オーカセ” です
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「海外通販ピックアップ」で紹介しているのは、『Sporting Dog Specialties』。犬グッズ専門の通販誌ですね。
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カラー5ページの「クルマに乗ってショッピング。サンディエゴのドライブ・スルー・マーケット」。バーガーショップなんかにあるドライブスルーのスーパーマーケット版のレポートです。当時は「さっすが、アメリカ進んでる〜」って感じだったんだと思います。
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「OVERSEAS NEW-PRODUCTS NEWS」で、今回、気になったのは「殺すのがためらわれる人、死体始末の苦手な人に虫退治〈引っ越し願い〉」という記事。タイトルだけ読むと、なんだ???って感じなんですけど、その内容は「別に宗教的な意味があってのことではないのだけれど、これは虫やネズミ、ゴキブリたちを殺さずに始末する 〈イヤイヤ音波器〉。彼らの嫌いな音をたっぷり聞かせ、不眠症・食欲不振・性欲ゼロにしてしまうもの。耐えられなくなって、彼らはみんな引っ越して行ってしまうとか。天井とか床下に設置して、これでもかこれでもか、と鳴らし続ける。日本人の感覚からすれば、いっそ死んでしまいたいと思うほど。(改行)これを使うかどうかは、かなり哲学的な問題を含んでいると思われる。あっ、人間のオスの性欲減退には効果がないそうです。念のため。」というモノでした。
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「WAKU WAKU WORLD ビックリするような珍発明」でムムムッと思ったのは「ミステリー・マンションの怪」という記事。「ウィンチェスター銃といえば、鉄砲に興味のないひとだって聞いたことはあるはず。1894年に当のウィンチェスター氏は、鉄砲で稼いだ巨額の財産をのこしてご他界。独り残された未亡人、気の毒にもご亭主がつくった銃で殺された人びとの恨みが彼女をとりまいている、と信じこむようになった。で、どうしたかというと、サラおばさんはまずコネチカットからカリフォルニアへと転居した。が、それでも心は休まらず、心霊術師に相談したところ、さまよえる霊魂に部屋をつくってやれば、ということになってさっそく増築がはじまり、以来なんと36年もの間サラ邸ではトンテンカンの音が鳴りひびき13階段、13の窓、13の天井板、13本のシャンデリヤといった、そのつどお告げどおりに奇妙な部屋をつけたして、とうとう160室になったところで、1928年サラおばさんもやっと休眠で一件落着。」。すこしオカルティックなような、全然そうでもないようなニュースでした。
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「My Novelty」はカラー3ページ構成。今回は「サントリー」のです。松田聖子さんの名曲「SWEET MEMORIES」とひこねのりおさんのペンギンアニメ。思い出すだけで涙が出そうになる・・・なんて人も、結構いるんじゃないでしょうか。
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カラー5ページ構成の「おいしい水カタログ」。いまとなってはそんなこと思わないんですが、昔は自販機で水を買うという行為に納得できなかったワケです。蛇口ひねれば飲める水をなんだって金出して・・・と貧乏な家に生まれた若き編集者は考えてたんですね。
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そして、「特集 電子文房具 科学的に文房具を見る」。カラー16ページ。前半で電子文房具、後半で当時最新の普通の文房具を紹介してます。メインビジュアルを18号(https://www.monomagazine.com/103295)でも「Dairyman’s Catalog 牛もので決める!」とうい不思議なグッズ企画でイラストを描いてくださっていたみうらじゅん先生が担当。『単になんぎなうし』とか、『学園ハニワもの「ハニーに首ったけ」』とか、なつかしい・・・。ちなみにみうら先生の『ガロ』デビュー作は「ウシの日」だそうです。
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続きまして、モノクロ16ページ構成の「文房具百科全書」。特集の世界観を広げる感じの構成ですね。こちらにはみうら先生の絵は載ってません。
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表4はトヨタの「ハイラックス」の広告です。とってもアメリカンを意識したデザインです。
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では、次回の昭和59年4月(22号)をお楽しみに!


































