特撮ばんざい!第73回:最後の最後まで見届けろ!『ウルトラマンオメガ』メインキャスト&メイン監督 クライマックス座談会

左から、工藤綾乃(イチドウ アユム役)、吉田晴登(ホシミ コウセイ役)、近藤頌利(ウルトラマンオメガ=オオキダ ソラト役)、山本未來(ウタ サユキ役)、武居正能(メイン監督)

『ウルトラマンオメガ』もいよいよ終盤戦。クライマックスを目前に控える中、近藤頌利、吉田晴登、工藤綾乃のメインキャスト3名に第12話から加わった山本未來、そして作品を牽引するメイン監督の武居正能が「モノ・マガジンweb」に集結! 2クール目を中心に撮影エピソードやそれぞれの関係性などを存分に語り合っていただきました。

写真/鶴田智昭(WPP) 文/トヨタトモヒサ

作品の後半ビジュアル。

『ウルトラマンオメガ』公式サイト

オオキダ ソラト役の近藤頌利さん。
ホシミ コウセイ役の吉田晴登さん。
イチドウ アユム役の工藤綾乃さん。

――2クール目(※一般的に放送14回以後を指す)から大きく展開が変わりましたが、それぞれいかがでしょうか?

近藤 ウルトラマンシリーズらしくなった気がしています。

吉田 そうそう。

近藤 ウルトラマンといえば防衛隊とか組織のイメージがあるでしょう。

武居 2クール目からソラト、コウセイ、アユムの3人が怪特隊のメンバーとして活躍し始めたよね。

第16話「怪特隊特務班」より

近藤 それまでは市井の人として怪獣に立ち向かっていたのが、僕ら怪特隊が調査する場面やNDF(※実際に怪獣に対して攻撃する部隊)で対策を練る場面が描かれたり、これまでとはまた違う会話のシーンが増えました。これまでにない観応えがあって、僕はけっこう好きなんですよね。ちょっと演劇的というか。人数が増えて会話も増えた分、ひとりずつバンバン抜かれていく感じとか、すごくいい。

武居 ああ、それはあるね。

吉田 それを言ったらエドマフィラ(笑)。(※第17話「風花」)

2点とも第17話「風花」より

山本 セリフが多くてかなり苦戦しました。

近藤 あの回は、個々の芝居がけっこう抜かれているんですよ。

工藤 あ~確かに。

吉田 何話だっけ?

近藤 第17話。

山本 みんなでテンパった回(笑)。

近藤 ああいうのがいいなぁって。前半は日常系の場面が多かったから、非日常系のシーンもまたウルトラマンシリーズならではだと思いますね。

――吉田さんや工藤さんはいかがですか?

吉田 1クール目は1話完結で僕らの演じるキャクラターの紹介編だったと思うんです。それが第11・12話くらいから一気に縦軸が見えてきて、やっと核心に迫ってきたなって。

近藤 ソラトの記憶の部分だよね。

第11話「グライム再び」より
第12話「俺のやりたいこと」より

吉田 そう。それから頌利くんと意見が似ているけど、ワンチームで立ち向かっていく熱い展開がすごく好きなんですよ。そこはオンエアを観てくださっているファンの皆さんにも感じてもらえたら嬉しいですね。

工藤 私も後半でガラッと展開が変わったなと思っていて、特に演じる側としては、この制服を着ることでの気持ち的な変化を感じています。

近藤 アユムはこの服になって涼しくなったもんね。

工藤 そう! やっと快適に撮影ができるようになりました。1クール目のアユムは調査に出るときの防護服がとにかく暑くて(苦笑)。

第2話「俺と宇宙人と学者さん」より

武居 ああ、あれは暑いですからね。

山本 サユキも第12話の際に一度防護服を着てみたんだけど、武居監督から普通のボトムスのほうがいいですよって。

武居 どうしようかな?と思ったけど、ちょうど夏場の撮影でしたし、さすがに暑いと思いまして。

山本 その辺りは綾乃ちゃんからも苦労を聞いていたので。

工藤 やめて正解だったと思います!(笑)。

吉田 そうだったんですね。でも、最後に着ましたよね?

山本 ええ。第24話で着ているシーンがあるので、そこは是非お楽しみに(笑)。

――ここまでのトークで、第12話からご出演の山本さんもすっかり輪に溶け込んでいる感じが伝わってきますが、そもそも出演に際してのお気持ちはいかがでしたか?

ウタ サユキ役の山本未来さん。

山本 出演に関してですか? 『ウルトラマンオメガ』で取材を受けるのは、今回が初めてなので緊張してます……(笑)。

近藤吉田工藤 ええーっ!?

武居 何を仰いますか(笑)。

――山本さんと言えば、ウルトラマンシリーズでは『ウルトラマンギンガS』でもお馴染みです。

山本 その話も大丈夫なんですか(笑)。地底にあるビクトリアンのキサラ女王役で、もう11年前になります。

吉田 未來さんは二度目のシリーズへの出演になるわけですよね。

山本 そう。だから最初にお話をいただいた際にはとても驚きました。同じシリーズで別の役で呼んでいただくというのはあまり聞いたことがなかったし、それこそ最初は「キサラをまたやるのかな?」と思ったくらいで(笑)。『ギンガS』当時はほとんどセットでの撮影で、役柄的にも威厳漂う静の芝居が中心だったけど、サユキは自分からアクティブに活動する役柄だと説明を受けまして、地底から地上に出られるかなと(笑)。その「動ける」のが楽しそうだなと思って参加させていただきました。ただ、科学者ということもあって、説明セリフが多いので、そこは毎回苦戦しましたけどね。

近藤 え、そんな苦戦しているようには見えなかったですよ。

吉田 僕はサユキさんの初登場回の第12話でガッツリ絡ませていただきましたが、全然そんな印象がなかったです。

工藤 むしろ意外です。

山本 えぇ~ホントですか?

近藤吉田工藤 もちろん!

山本 ありがとう(笑)。私自身は科学脳じゃないし、ガジェットの説明があって、しかも実際の科学ではないニューワードじゃないですか。

武居 第14話で怪獣探知機のKモニターを説明する場面を撮りましたね。

2点とも第14話「オメガ抹殺指令」より

山本 しかも、そういったガジェットはサユキが開発したものなので、それこそ常日頃、饒舌に説明できないと役柄としてはダメなんです。そのレベルをどこまで持って行けるかは自分なりに頑張ったつもりです。後はさっきも話題に出たエドマフィラ(笑)。

近藤 化石の調査をする場面を一緒に撮影したんですけど、会話のテンポが上がりましたよね。

山本 そこはかなり意識しました。

近藤 そのお互いの掛け合いがすごく心地良かったんですよ。

山本 ああ、そう言ってもらえると嬉しい。

工藤 アユムも説明セリフが多いので、その辺りの大変さはよく分かります。

吉田 未來さんが現場にいらして締まりましたよね。ソラトは自由気ままだし、コウセイはアタフタしているし、アユムはちょっと天然だし。そんな中、ギュッと引きしまった感じがしています。あと、サユキさんが登場したことで、ソラトがあまり遊べなくなったよね。

近藤 それはある。

吉田 テキパキ仕切られるから(笑)。

近藤 お話的にもシリアスになっていくし、そのバランスもちょうど良かったと思います。

武居 やっぱりチームになっていくという意味では、まとめ役というか、リーダーが必要だったんですよね。

山本 実際、3人は若者ですからね。私からすると、彼らを相手にどう立ち回るかは考えていました。

メイン監督の武居正能さん。

――武居監督としては、その辺りも含めた2クール目の立ち上げについてはいかがですか?

武居 1クール目と2クール目で、作品としてはひとつだけど、全く違う展開にするのはひとつの目標でもありました。1クール目は防衛隊が出て来なかったけど、これはニュージェネレーションウルトラマンシリーズの大きな特徴だったんですよ。かつてのウルトラマンには必ずと言っていいほど登場していた防衛隊ですが、ニュージェネ第一作の『ウルトラマンギンガ』は防衛隊を出すのをやめて学校を舞台にしたんです。その後、『ギンガS』、『X』では防衛隊が出ていたけど、僕が最初に監督として入った『オーブ』辺りからしばらく出ない作品が続き、また『Z』辺りから出るようになったり、要は企画次第で防衛隊が出ることもあればそうじゃない作品もある。それがニュージェネが辿って来た道なので、だったら両方やるのがニュージェネらしいんじゃないかと。そういう狙いがありました。

吉田 盛りだくさんな感じですね。

武居 後はチームとして動かすことで、人間たちが頑張っているところを見せられるようになりました。ソラトがウルトラマンオメガに変身して、コウセイがメテオカイジュウを操って戦う主軸は変わらないけど、そこにアユムはもちろん、サユキが加わり、さらにNDFと大勢の人間が動くようになるんですよ。

第16話「怪特隊特務班」より

山本 1クール目も拝見させていただきましたが、見比べてみると、そこがすごく伝わりますね。

武居 そういう意味でも、見方を変えたかったんですよ。

近藤 ソラトも怪特隊としての仕事もしてますしね。みんなでアリゲトータスを追跡したり。第23話からはまたちょっと違うんですけど。

2点とも第23話「宇宙観測隊」より

工藤  確かに。

近藤 後はウルトラマンオメガが未来で戦う回。

山本 クロノケロス?

近藤 そうです。

武居 辻󠄀本貴則監督が撮った第20話ですね。

近藤 僕はあの回はけっこう楽しんでやりました。倉庫の中で、4人でひたすら怪獣を追いかけて。

2点とも第20話「刻(とき)をこえて」より

工藤 そうそう、やったねぇ。

山本 私も面白かった。

吉田 第20話は命の大切さを描いたテーマも良かったですよね。

武居 1クール目は1話完結が続いて、第13話を起点にして新章がスタートして、第16話辺りからまた1話完結のエピソードが続くので、そこで数話かけて怪特隊としての4人を描いていたんですよね。

近藤 1話完結だと、エーイチくんが出てくる回が面白かったですね。

工藤 特撮好き少年。

2点とも第19話「星の光を追いかけて」より

近藤 『オメガ』では武居監督をはじめ、6人の監督に撮っていただいたのですが、監督の皆さんが子どもの頃は、きっとエーイチくんみたいな感じだったんだろうなと思いました。

武居 それを言うなら、あの回を撮った田口清隆監督は、まさに中学生の頃はあんなふうに自主映画を撮っていたみたいですよ。

近藤 そうなんですね。

武居 彼とは専門学校の同期なんです。

工藤 現場で田口監督からお聞きしました。

武居 だから、あれはほぼ実話でしょう。自分を投影して描いているのかなと感じました。

――皆さん、推しのエピソードはありますか?

吉田 僕はメテオカイジュウと出会うエピソードですね。話数で言うと、第3話と第7話、第15話。

武居 レキネスとトライガロンとヴァルジェネス。

レキネス
トライガロン
ヴァルジェネス

吉田 子どもの頃からウルトラマンに憧れていて、コウセイは変身こそしないけど、オメガと一緒に戦うわけでしょう。そもそも、そういう設定自体、『オメガ』が初なので、とても嬉しかったですね。第3話ではレキネスの手のひらから見上げたり、第7話ではトライガロンの背中に乗ったり、第15話ではヴァルジェネスに飛び移って説得したりしていて、ああいった合成が絡む場面は完成した映像を観て本当に感動しました。この3本は今も忘れられないエピソードです。

工藤 後半だと私は第21話です。

吉田 ああ、雷音寺さん!

第21話「雷音寺、荒ぶる」より

工藤 サユキさんが出張で不在の中、アユムが責任者として奮闘する回です。

武居 辻󠄀本(貴則)監督ですね。アユムたちに圧をかける上司の雷音寺がまためちゃくちゃキャラの濃い人で(笑)。

工藤 その鼻につく雷音寺さんをどうにかしつつ、怪獣に対処しなくちゃいけない(笑)。

近藤 怪獣はガボラ。

工藤 しかもサユキさんのことをめちゃくちゃバカにするんですよ。

山本 まぁ。

近藤 「俺とはライバル関係だ」とか何とか言って。

工藤 アユムとしては先生の名誉を守りたいですし、そこは私自身も責任を感じながら演じさせていただきました。

山本 私はやっぱり初登場の第12話かな。

吉田 色々採取しましたね(笑)。

第12話「俺のやりたいこと」より

山本 「怪獣の肉片だ」のセリフが忘れられないです。現実社会では絶対に言わないセリフじゃないですか(笑)。

武居 普通は言わない。

山本 後は太陽倉庫を訪れて3人と初めて向かい合って話した第14話を挙げておきます。吉田くんとは第12話で一緒にお芝居をしていたけど、まだみんなのことをよく知らないし、多少の緊張もありつつ、お芝居をしながら、みんなの反応や関係性を確かめながらの初日だったかな。でも、今振り返ると、それもまたすごく楽しかったですね。

吉田 未來さんがすごくフラットに接してくださるんですよ。緊張されていたとは思えないです。

山本 みんなは既に1クール、一緒に撮影していてチームが出来上がっていたでしょう、それは緊張しましたよ。

近藤 最初は思いましたもん、怖い先輩が来たらどうしようって(笑)。

山本 そう思うでしょ~? (笑)。

近藤 でも、初日で安心しました!

吉田 初日から壁は全くなかったです。

武居 その前にホン読みをやりましたよね。

山本 そうですね。それを経ての初日でした。

近藤 ホン読みの時点ではゆっくりお話をしたわけでもないですし、まだ人柄までは分からなかったんですよ。

工藤 1クール目は、女子は私ひとりだったし、もう初日から気さくに接してくださって、現場でも頼れる先輩といった感じでした。

武居 サユキとアユムは割と2人のシーン多いんですよね。

工藤 そうですね。

近藤 確かに。現場で一緒になってなくて、オンエアで初めて観た2人のシーンもありました。

山本 やっぱり途中参加なので、なるべく柔らかく入って行きたいとは思っていたけど、むしろ気を使ってくれたのは3人のほうでしたね。撮影場所に大きめのテーブルがいくつか並んでいる休憩スペースがあるんですけど、お昼時間になったら「一緒に食べませんか?」と誘ってくれて、いつも4人で食べていました。

近藤 ああ、それ、俺、俺!

吉田 そこでわざわざ言っちゃう!?

工藤 ねぇ(笑)。

山本 そこでみんなが色々話をしてくれて、馴染みやすい環境を最初に作ってくれたんですよ。その優しさがすごく有難かった。

近藤 毎日3人で盛り上がっていたけど、未來さんもここに入れちゃえばいいんだって。

山本 「この弁当が美味しいんです」と、みんなのお気に入りを教えてくれたりして。

――視聴者もサユキのサバサバしたキャラクターはすぐに受け入れたんじゃないかと思います。第15話の「ごめんなすって」と太陽倉庫から出ていく辺りもインパクトがありましたね。

第15話「守る者たち」より

山本 ああ、言ってた、言ってた!

工藤 しかもあれ、未來さんのアドリブなんですよ。

吉田 台本には書いてなかった。

武居 今回、お芝居に関して色々とお願いする場面も多くて、あそこの場合はその前の芝居があって、後はもう出ていくだけなので、そうなると、皆さん色々と考えてやってくれるんですよ。監督としては、ああいうのはむしろ助かりますね。

工藤 私は第14話で、サユキ先生とソラトさんが向き合ってシーンとなるところも面白かったです。

近藤 あそこは遊びましたね~。

山本 ちょっとしたアドリブ合戦で。

工藤 あそこだけ3回観返しました(笑)。

山本 あのズレ感がね。「え、グライムって名前付けたの君?」っていうところ。

工藤 一瞬、沈黙があるんですよ。

山本 私(サユキ)はアユムからソラトが記憶喪失だと聞いていたけど、それをすっかり忘れて話しちゃっているし、彼はウルトラマンだと言うのを隠しているし、さらにアタフタしているコウセイがいたり(笑)。みんなそれぞれのキャラが面白く出ていましたね。

近藤 元々どんな台本だったか覚えてないくらい(笑)。「え~?」と誤魔化すくだりとかあんなに何回もなかったはず。

山本 なかったね。

武居 一回もない(笑)。

吉田 そうでしたっけ?

武居 サユキさんが一方的に聞いていて、ソラトがそれをずっとはぐらされているというか。

吉田 ああ(納得)。

武居 ソラトとしてはさほど重要な事だとは認識していないから、別に意に介してない、みたいなことなんだけど、それが確か段取りの際に変わったんですよね。

山本 近藤くん演じるソラトの思い出すまでの独特な間があって、それに対してずっと何もしないのもヘンだと思って、いつ言うの?みたいな空気が自然に生まれて、それが2人の「え?」になったんですよね。

武居 あれはすごく良かったですねぇ。

工藤 好きです!

山本 私も演じていて面白かったですよ。

――第22話から縦軸が見えてきましたが、終盤の撮影についてはいかがでしたか?

武居 しばらく続いた1話完結のエピソードから、ここから縦軸に回帰してクライマックスに至る。そういった展開を構想していました。

近藤 僕は第22話の太陽倉庫の表でサユキさんと話す場面が印象に残っています。

山本 サユキとしてはやむを得ない状況であるけど、武器を作る事に抵抗を覚えているんですよね。

2点とも第22話「星を見つめる人」より

近藤 お互い本心で話してましたね。僕は演じながら、ウルトラマンオメガ自身の信念が伝わってきました。「人間か怪獣か、どっちかがいなくなればいいのか?」なんてなかなか言えないことだと思ったんですよ。共存社会じゃないけど、ソラトは怪獣にも寄り添えるようになったんだなって。あそこ、2人で割とサラッと会話しているけど、すごく深いことを言っていますよね。

山本 あそこで描かれていたテーマって、人間と動物の共存、環境破壊とか、最近問題になっている熊害とか、今の実社会にも通じるものがあると思っています。

武居 第22話でアーデルの口から、宇宙の平和を築くための観察者というオメガの出自が判明しましたが、それこそ、最初はウルトラマンが地球人を裁くためにやってくる、くらいの案からスタートしたんです。今も各地で争いが絶えないですし、環境破壊もそうですし、人間があらゆるものを侵食している。それを憂いているのが第三者であるウルトラマンの視点なんですよね。

――今、武居監督がお話されていた、ウルトラマンオメガの正体が宇宙観測隊員だったとの設定ですが、皆さんはどのように思われましたか?

吉田 映像でも描かれていましたが、ソラトのような存在が大勢いるのは衝撃的でしたね。ウルトラマンってひとつの作品で多くても3~4人じゃないですか。あれだけの力を持った存在がどれほどいるんだろう?と思うと、ちょっと怖い。未知の脅威みたいな感覚を覚えました。

ウルトラマンオメガ レキネスアーマー
ウルトラマンオメガ トライガロンアーマー
ウルトラマンオメガ ヴァルジュネスアーマー

武居 もしかしたら、今の地球も誰かに監視されているかもしれないですよ(笑)。

工藤 仮に現実として考えたらちょっと怖いですね。

近藤 俺も実は宇宙人かもしれないよ?

吉田 やめてよ~(笑)。

工藤 地球が舞台だったのが、宇宙規模の物語が見えてくるんですよね。台本を読んで「他の銀河ってどうなってるんだろう?」とか、すごく想像が膨らみました。

吉田 ああ、そういう意味でのワクワクはありましたね。

工藤 後はソラトさんが完全に記憶を取り戻して。

近藤 伏線として、もう一人のソラトが出ていたけど、終盤は演じていて苦しい場面も多かったですね。

吉田 メテオカイジュウもオメガに回収されてしまって。

山本 第23話の最後ですよね。

『ウルトラマンオメガ 直前スペシャル』(2025年6月放送)より

近藤 それも踏まえて最終的に物語がどう着地するか、ですね。

――最終回まで残すところ2話というタイミングですが、最後にそれぞれ番組のアピールをいただければと思います。

武居 第24・25話は、自分が監督しました。今回はテレビシリーズで綺麗に完結するお話作りになっているのと、最終回は本当にエモーショナルな結末が待っています。そこに関しては、まさに「自分が作りたかったのはこれだ」と自信を持って言える仕上がりになっているし、とにかく楽しんで観て欲しいです。

工藤 視聴者の皆さんは、ちょうど結末がどうなるんだろう?とソワソワしているんじゃないかと思います。最後の2話は半年間かけて描いてきた、みんなの成長や団結力の集大成ですし、特にソラトとコウセイの友情が感動的に描かれています。それこそ瞬きひとつせず、最後まで楽しんでもらえれば嬉しいですね。

山本 今、綾乃ちゃんが話してくれたように、中盤で発足した怪特隊がここまで大きな存在になっていくんだなと強く感じました。みんなが成長してプロになった姿を目に焼き付けてもらえればと思うし、そして、なんと言ってもソラトとコウセイの関係。これが私としては予想外で、こういう描き方があるんだって。ものすごくロマンを感辞させる最終回になっていますね。

吉田 僕は毎週放送が終わる度にめっちゃエゴサして皆さんの感想や考察を拝見させていただいています(笑)。最終回は、語っても語り尽くせないくらいの中身の濃さなので、是非ファンの皆さんで存分に語り合ってもらえればと思います。僕も皆さんの感想を楽みにしています!

近藤 僕は第23話で怪特隊を離れてしまうので、なかなか話し難いところがあります。そんな中、洒落じゃなく、帰ってきたウルトラマンオメガになるのか、そうじゃないのかという重要なパートもあり、作品としては、武居監督が仰っていたように最終回でものすごく綺麗に完結しているんです。残すところ後2回ですが、最後の最後までしかと見届けてもらえればと思います!

『ウルトラマンオメガ』公式サイト

Ⓒ円谷プロ

ライタープロフィール
トヨタトモヒサ
フリーライター。WEBや雑誌、Blu-ray、CD、映画パンフなど特撮界隈を中心に活動中。主な媒体は「宇宙船」「TSUBURAYA IMAGINATION」、「東映特撮ファンクラブ」、「リアルサウンド」、「シネマトゥデイ」、「アニメイトタイムズ」など。24Pブックレットを担当した「ウルトラマンオメガ Blu-ray BOX I」(バンダイナムコフィルムワークス)が発売中。選曲・構成を手掛けた「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー オリジナル・サウンドトラック」(日本コロムビア)が2月4日発売、選曲・構成・解説を手掛けた「ウルトラマンタイガ オリジナル・サウンドトラック」「ウルトラマンZ オリジナル・サウンドトラック」(共にCINEMA-KAN Label)が3月4日発売予定。趣味は日本人が手掛けたクラシック作品鑑賞と北海道旅行(魅力を伝える仕事がしたい)。

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