ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑123 足元の不快感を一瞬で吹き飛ばす「白い魔法」

LUSH T FOR TOES 素足のTブレイク

トレイルランニング、グラベルバイクツーリング、モーターサイクルのキャンプツーリング、トレーニングや野球などのスポーツが好きな僕は、それに合わせてさまざまなシューズを持っている。さらに本業がモデルだけに、ファッションアイテム、洋服、帽子(300個を超える)に止まらず。スニーカー(100足を超える)など収集してしまう性癖がある。しかしながら、年齢を重ねるとニオイが気になってくるので、一年中、足に対してのケアを怠らないようにしなくてはならない。そんな時の救世主が、LUSHから出ているT FOR TOES、素足のTブレイクである。今回はこちらの偏愛っぷりを語りたい!

手のひらに乗るくらいの小さなボトルだが、もうかれこれ10年くらい愛用していて、いつも仕事机の近くに置いてある。

私は、LUSHのT FOR TOES(以下:素足のTブレイク)を愛している。なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?

イギリス(英国)発祥のナチュラルコスメブランド「LUSH(ラッシュ)」は、1995年に創業者のマーク コンスタンティンさん、モー・コンスタンティン夫妻、エリザベス ワイアーさん、ロウィーナ バードさんをはじめとする6名のチームによって誕生。1970年代から1990年代前半に、毛髪科学者のコンスタンティンさんと美容セラピストのワイヤーさんは「Constantine&Weir」という会社を立ち上げ 「The Body Shop」などの製品開発を手がけるサプライヤーとして、数多くのヒット商品を世の中に送り出していた。その後、自身の通販コスメ会社を立ち上げたものの、うまくいかずに、1995年にその失敗の経験を経て再結集。そのチームがイギリスのプールに小さな店舗をオープンしたのが「LUSH」だった。名前の由来は、「緑豊かな(青々とした)」「新鮮な」「贅沢な・魅惑的な」といった意味があり、フレッシュでみずみずしい自然の恵みを使ったハンドメイド化粧品を象徴する名前として選ばれたとのこと。(引用元:FASHION PRESS)新鮮でオーガニックな果物、野菜、そして高品質なエッセンシャルオイルを使用し、ハンドメイドで商品を作る革新的なスタイルを導入し、1999年には自由が丘に日本第一号店がオープン。製品には、製造日やスタッフの顔のイラストステッカーが貼られていてかわいいだけでなく、エシカルであり、動物実験をせず、脱プラスチック包装で、環境に考慮した取り組みを行っている。

LUSHはおもに女性が利用する店舗だが、僕は、女性の友人や仕事関係の人のギフトをよく買いに行く。おそらく、そんな時に見つけたのだと思う。なにしろ10年前から愛用しているため記憶が定かではない。たしか、当時は「パパの足」という名前だった。2020年頃から、ジェンダー、年齢などの多様性の観点から名前が変わったらしい。

長い旅中に靴に包まれた足のニオイの解決策

それ以来、こちらの素足のTブレイクが自分の趣味には欠かせないものとなっている。

自転車にテントや寝袋を積んで何百キロも走り抜ける自転車ツーリング。愛車のエンジン音を聞きながら風を切るオフロードバイクでのロングツーリング。あるいは、泥と岩にまみれながら山頂を目指す縦走登山。僕の人生は、常に「靴を履きっぱなしにする時間」と共にあった。

どれほど優れたゴアテックスのトレッキングシューズを履いていようが、どれほど通気性の高いサイクルシューズを選ぼうが、絶対に逃れられない現実が一つだけある。それが「靴の中の蒸れとニオイ」だ。炎天下の中、ペダルを何千回と回転させ、足裏から大量の汗をかく。あるいは寒風吹きすさぶ雪山でスノーボードのブーツを一日中履き締め、レストハウスに入った瞬間。ふと、足元から漂う「あの微かなニオイ」にヒヤッとした経験は、誰にでもあるのではないだろうか。

特にテント泊やライダーハウス、旅先でふらりと立ち寄る日帰り温泉の脱衣所など、靴を脱ぐ瞬間は不意にやってくる。そのとき、自分の足元に自信を持てないというのは、じつに地味で、それでいて致命的なストレスなのだ。

数々の消臭スプレーや制汗シート、銀イオン入りのソックスなどを試してきた僕が、最終的にたどり着いた「足元の最適解」。それが、英国発のナチュラルコスメブランドのLUSHが手がけるフットパウダー、素足のTブレイクだった。

消臭スプレー、汗拭きシートなども効力がないわけではないが、この粉を使う面白さには敵わない

LUSHらしいモノトーンのシンプルな100%リサイクルプラスチックボトル。キャップを開けると、ふわりと立ち上るのは甘い香水のような匂いではない。ティーツリー、ライム、そしてクルミ葉パウダーが織りなす、爽快でキリッとしたハーブの香りだ。大きな広告撮影やTVCMなどの緊張する場面ではバッグに忍ばせて、本番前に香りを嗅ぐだけでホッとするのもいいところ。

手に取った粉を直接、足に塗り込む。足首、足の指の間、足の甲まで満遍なく、多めに付けるのが山下流。

足先に大量に粉をふりかけたほうが効果がある

使い方は至ってシンプルで、手のひらに500円玉サイズくらい粉を出して、足に付けるだけ。制汗スプレーのようにヒヤッとしないし、汗拭きシートのように乾かす時間も要らず。すぐに靴下を履けばOK。もし、フローリングに粉が落ちるのを気にするなら新聞紙やビニール袋の上に足を乗せればいい。いつもよりドライな感覚と、シューズを脱いだあとも気にならない足に感動さえ覚える。主な原材料は、ティーツリーオイル、カオリン、スギナの3つ。

原材料にもこだわりがある

ティーツリーオイルは、葉から水蒸気蒸留法により抽出される、スパイシーでフレッシュな香りがするエッセンシャルオイルで、お肌と髪を清潔で健やかに保つ。カオリンは、自然の粘土鉱物を粉砕した白く細かい粒子で余分な皮脂や汗などを吸収し、肌に密着することで毛穴の汚れを吸着する。スギナは、お肌や爪を健やかにする、フットケアにふさわしいハーブとなっている。

パウダー自体は非常にきめ細かく、肌に伸ばすとすっと馴染んでいく。足指の間に馴染ませた瞬間から、ティーツリーとライムのスーッとした清涼感が広がり、皮膚がキュッと引き締まるような感覚を覚える。

裏技は、シューズのインソールにふりかけるやり方。これで靴のニオイが一気に消える!

シューズに入れるウラワザもある

これは、僕だけの使い方だが、足に直接つけるだけでなく、気になるシューズのインソール部分、特に足先にフットパウダーを入れて、手で伸ばす。これでシューズのニオイが解消され、サラサラ感が持続するのだ。

今年は、真夏に奥穂高岳への2泊3日の縦走登山に出かけた際、一日中トレッキングブーツを履きっぱなしで歩き回ったことがあった。途中で激しい夕立に遭い、ブーツの中は蒸れと汗で最悪のコンディション。普段なら、テントを設営してブーツを脱いだ瞬間、幕内にモワッとした不快なニオイが広がる覚悟する場面だ。ところが、前室で恐る恐るブーツを脱ぎ、自分のソックスに鼻を近づけてみて驚いた。そう、ニオわないのだ!

日常生活とビジネスシーンでも頼れる「隠れた相棒」

この素足のTブレイクの素晴らしいところは、アウトドアや旅先だけでなく、街での日常生活やビジネスシーンでも遺憾なくその実力を発揮することだ。

モデルとしての仕事柄、撮影現場では脱ぎ履きしにくい革靴やブーツを長時間履くことも多い。スタジオの控室で大勢のスタッフや他のモデルと一緒に着替える際、足元のケアが行き届いているかどうかは、プロとしての身だしなみやマナーの一環でもある。

また、ジムでウェイトトレーニングや汗を流す際にも、トレーニングシューズに仕込んでおくだけで、ロッカールームでの快適さが劇的に変わる。

出張や旅行の際も、スーツケースの片隅にこの小さなボトルを1本忍ばせておくだけでいい。どんなシチュエーションでも「足元の不安」から完全に解放されるのだ。自分の身体の末端が常に清潔でサラサラに保たれているという感覚は、想像以上に精神的なアドバンテージを生んでくれる。LUSHの素足のTブレイクは、僕の旅と日常を足元から支えてくれる、絶対に手放せない「偏愛モノ」なのだ。

LUSH T FOR TOES 素足のTブレイク

価格:1830円
スペック 
重量:約65g
主な原料:カオリン, 炭酸水素Na, スギナ, ペルシアグルミ葉, ナギイカダ根, ティーツリー葉油, ライム油(ライム果皮油), 香料
サイズ:ボトル 直径43mm×高さ113mm

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山下晃和(akikazu yamashita)
  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net

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