ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑120 ハンズフリーで履ける、朝RUNが楽しくなる一足

Kizik FREEDOM RUN

僕はランニングが好きだ。高校生の時は、野球部でピッチャーだったので、走り込みは嫌いだったが、大人になってからすっかり変わった。体重をコントロールする時も、頭の中をスッキリさせる時も、邪念を取り払う時も、走るのが1番だと知ったから。とはいえ、疲れているとウエアを用意したり、シューズを用意したりといちいち面倒なことが障壁になる時もある。早朝すぐに走り出したい時に、スッと履けるKizik(キジック)のFREEDOM RUN(フリーダムラン)はとにかく便利。今回はこちらの偏愛っぷりを語りたい!

私は、Kizik(キジック)のFREEDOM RUNを愛している。なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?

Kizik(キジック)は、創業者マイク・プラット(Mike Pratt)氏によって2017年にアメリカ・ユタ州で設立。 開発自体は2009年からスタートしており、約8年もの研究開発を経て特許技術(HandsFree Labs®)を確立し、ブランドとして正式に立ち上げたとのこと。

Kizikは、手を使わずに履ける米国発のハンズフリーシューズブランド

その独自の特許技術とは「スプリングバックヒール構造」のこと。かかとを踏み込んで足を滑り込ませるだけで、靴が元の形に戻り足にぴったりフィットし、靴ひもを結んだり、かがんだりする必要がない。利便性だけでなくデザイン性と快適さも高次元で両立しており、ライフスタイルに寄り添う革新的なスニーカーとして注目を集めている。じつは、昨年、カジュアルに履ける防水シューズLONDON AT MID WPを購入してから、手を使わずに脱ぎ履きできる構造にすっかり魅了された。

「かがむ」を捨てた瞬間、走る自由が覚醒する

僕らのギア選びにおいて、「面倒くさい」という感情は最大の敵。旅先でのパッキング、キャンプサイトでの設営、自転車のメンテナンス。道具そのものがどれだけ優秀でも、使い始めるまでのハードルが高いと、いつの間にか出番は減っていく。ランニングシューズに関してもそうだ。

「さあ、走りに行こう」と思い立ってから、玄関で腰を下ろし、シューレースをほどき、足を滑り込ませてギュッと結び直す。時間にしてわずか10秒か20秒だが、その「たった数十秒の儀式」が、忙しい朝や疲れた夕方の重い腰をさらにズドンと重くしていく…。

今回Kizikから、そんな小さなストレスから解放してくれる待望のランニングシューズが登場。「走り出す前の小さな抵抗」を、特許技術のギミックで見事に粉砕してくれた一足が、こちらのFREEDOM RUN(フリーダムラン)である。

かかとをグッと押し込むとシューズにスポッと足が入るので心地いい!

かかとを踏み抜く快感を覚える独自構造

スニーカーのヒールを踏んづけるなんて、少年野球の監督が見たら一発で雷を落とす行為。靴の寿命を縮める悪癖であり、ギアを愛する人間なら最も忌避すべきマナー違反。だが、このシューズは「あえてかかとを踏むこと」を正義として設計されている。

独自テクノロジー「HandsFree Labs®」の核となるInternal Flex Arc™構造。足を滑り込ませると、かかとのパーツがしなやかに潰れ、足裏が収まった瞬間に「パチン!」と吸い付くように元の形状へ戻る。手を使うこともなく、シューホーン(靴べら)も必要がない。

立ち上がったまま、ただ足を落とし込むだけで、まるでシンデレラのガラスの靴のごとく、完璧なホールド感が完成するのだ。玄関でワイヤレスイヤホンPixel Buds Pro2を両手に握ったままでも、そのまま外へ飛び出せる。この「手ぶらで履ける」開放感は、一度味わうと中毒になるはず。

スリッポンの弱点を打ち砕く「ガチの走行性能」

「どうせ脱ぎ履きがラクなだけのライフスタイルシューズでしょ?」僕も最初はそう高を括っていた。かかとがパカパカ浮いて、本気で走ったら脱げるのがスリッポンの宿命だからだ。

しかし、こいつは良い意味で期待を裏切ってくれた! 名前に「Run」を冠しているのはダテじゃない。ミッドソールに採用されている軽量フォーム「VivaFoam™」は、着地した瞬間に適度な沈み込みを見せた後、一気にポンッと押し返してくれる絶妙な反発力を持っている。さらに、つま先にかけてなだらかにロールしたロッカー形状のおかげで、足が自然と前へ前へと転がっていく。

足のアーチを支えるMEDIAL SUPPORTもあって、蹴り出しの足にもスムーズにシューズが追従していく
ハイトが低いノブのアウトソールだが、凸凹もあって、公園や緑道などの土の道でも案外グリップしてイイ!

さらに、アッパーの伸縮性とバンジー構造が足の甲を包み込み、かかとの浮きをシャットアウト。VivaFoam™ ミッドソールが衝撃吸収と推進力を高い次元で両立。フルラバーアウトソールは、ロードメインだが、公園の土でもそこそこのグリップ力に驚かされた。ジムでのトレッドミルでのワークアウトはもちろん、5km〜10km程度のデイリージョギングなら全く不満がない。脱ぎ履きのイージーさと、走ったときのホールド感。本来なら矛盾するはずの2つが、驚くほどの完成度で同居しているのだ。

鮮やかなカラーのインソール。ちゃんと取り外せて洗えるのもいい。逆に外せないランシューは僕はムリ。

旅と日常をシームレスに繋ぐ「無骨な機能美」

出張などで地方に行くとき、持っていけるシューズは基本的に1足だ。公共交通機関での移動、撮影やイベントでの仕事時、現地での軽快なランニング、そして街歩き。これらすべてを1足でこなせ、脱ぎ履きしやすいフットウェアは、旅の相棒として最強のスペックと言えるだろう。デザインも余計な装飾を削ぎ落としたスタイリッシュな佇まいで、テック系ウェアやランニングショーツはもちろん、太めのデニムにもスッと馴染む。機能に裏打ちされたメカニカルなヒール構造は、男心をくすぐる「道具感」に溢れている。

銀色の素材が使われているかかと部分は、夜間にしかランニングができない人でも安心

道具が変わると、行動が変わる。

「よし、ちょっと走ってくるか。」と思い立ってから玄関を飛び出すまでのタイムラグがゼロになると、人はこんなにも気軽に動き出せるのかと感動した。「履く」という日常の地味なストレスを完璧に消し去り、僕らをいつでも「走るモード」にしてくれる。Kizik Freedom Runは、単なる便利な靴ではない。僕らの移動と行動の自由度を一段引き上げてくれる、最高の「アクティブ・ギア」なのだ!

グレーとブルーが基調のAlloy/Blueカラーは、普段着にも合わせやすいのでトラベル用シューズにもオススメ

Kizik FREEDOM RUN

価格:2万3100円
スペック 
​重量:302g(28.0cm片足)
サイズ:25cm〜30cm(Men’s)
22.5cm〜26.5cm(Women’s)
​素材:合成繊維+合成樹脂
原産国:ベトナム
Color:Alloy/Blue(撮影カラー)Blackout,Black/White,Harbor Mist/Hazel,Celadon Tint/Minced Quince,Barely Blue

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山下晃和(akikazu yamashita)
  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net

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