ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑110 スマートフォンをナビ代わりにできる楽ちんQi2付きハンドルマウント

Peak Design ワイヤレス チャージング モーターサイクル バー マウント

モーターサイクルのツーリングが楽しい季節がやってきた!限られた時間のなかで有意義かつ効率的なツーリングルートを探すとなるとスマートフォンの地図アプリの(Google mapなど)ナビがマスト。ここ最近は、AIによって行きたいカフェや洋服屋さんなども提案してくれるから助かっている。とはいえ、スマートフォンも高額になっているので、林道ツーリングやキャンプなど未舗装路を走ることも多い私は、ハンドルにしっかりマウントできるモノでないと少々不安だ。頑強で、しっかりと固定でき、置くだけでワイヤレスチャージができる待望のマウントが発売。今回は、Peak Design ワイヤレス チャージング モーターサイクル バー マウントの偏愛っぷりを語りたい。

私は、Peak Design(ピークデザイン)ワイヤレス チャージング モーターサイクル バー マウントを愛している。なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?

Peak Desgin(以下ピークデザイン)は、2010年にアメリカのキックスターターというクラウドファンディングで資金を集め、写真業界に新風を巻き起こしたカメラのアクセサリーブランド。「キャプチャー」というバックパックのショルダーストラップに一眼レフカメラを簡単にマウントできる製品から始まった。現在はV3に進化している。

製品をつくるきっかけは創業者 Peter Dering(ピーター デアリング)が「旅行やスキーをしながら写真を撮りたいと思ったとき、止まり、ストックを地面に刺し、バックパックのストラップをはずし、降ろし、カメラを取り出す。撮り終わったらその逆……毎回そんなことはしていられなかった。撮りたいと思った瞬間はあっという間に去ってしまう」という不満を解消するために開発をスタート。

15年経った現在は、製品数もだんだんと増えていき、あらゆるカメラのストラップ、トライポッド、カメラを収納するバッグ類、トラベル用のダッフルバッグや大小バッグインバッグなどカメラを旅に持ち歩くための様々なラインナップがある。

その中でもスマートフォンを脱着できるのがモバイルシリーズ。ここ数年でスマートフォンも優秀なカメラとして進化しているため、いつでも取り外しがしやすく、それでいてアウトドアフィールドのような不整地を走っても、振動に強く、外れにくい機能を持ち、さらに洗練されたデザインを兼ね備えているのがPeak Designのモバイルシリーズ。そして、ハンドルバーマウントだ。手をひねってねじ込むようなこともなく、ただ上に載せるだけでカチッと決まる。

シンプルなデザインでありながら、吸引するくらい強いマグネットとスマートフォンケースに引っ掛かるツメで固定させる

待望の置くだけで充電ができるハンドルマウント

私は自転車用のマウントも、車のダッシュボードの上に付けるタイプも使っているが、今回はライダー待望のモーターサイクルマウントのワイヤレスチャージ付きモデルについて語る。

こちらのハンドルマウントタイプだけでなく、スクーターや小さなモトに最適なミラーマウントタイプ、スーパースポーツやセパレートハンドルを持つモトに最適なステムマウントタイプ、クルーザーやクラシックなバイクに最適なブレーキ、クラッチマウントと様々な種類があるので、気になった人は、銀座一丁目にあるPeak Design Tokyoの路面店にて試してみたほうが安心だ。または一部のクシタニの店舗で取り扱いがある。

ワイヤレスチャージモデルの電源はUSBのタイプCがデフォルトになっている。私のセローにはUSB-C充電ソケットを後付けしている。

こちらのワイヤレスチャージは、Qi2対応のため充電スピードも圧倒的に早い。その電源はというとUSBタイプCになっているので別売のモバイルバッテリーを接続するだけと簡単だ。私の場合は、ハンドルにUSB-Cの充電ソケットを付けているのでそこに挿すだけ。もしバッテリーから直付けしたい時は別売のケーブルキットSAEを購入すればOK。今回ご紹介しているQi2規格対応のワイヤレス充電タイプだけでなく、従来のワイヤレスチャージ無し、マウントのみのスタンダードタイプもある。

スマートフォンのケースに付いている雌側のフックとハンドルマウントにある雄側のツメがしっかりと固定してくれる仕様

Peak Designの専用のスマートフォンケースは必要だが、こちらのケース自体も優秀で、外側には耐久性の高いラバーが付いていて、落とした時も安心。カメラ側に置いた時に地面に直接触れないようにカメラより高いガードが付いているのでこちらも安心。ケース側に出っ張り部分が無いのでフラット。デザイン的にもシンプルなのでオシャレだ。大きなスマートフォンでも片手で操作しやすいフィンガーリング付きタイプもある。

アーム部分は24段階で位置調節ができ、最適なポジショニングが可能。ヘッド部分に自由な角度調節を可能にするボールヘッドが追加され、スマートフォン画面のアングルを細かく調節できるようになった。

スマートフォンのカメラが壊れる事例に対処した防震ダンパー付き

本体は耐水性に優れた頑丈なアルミニウム製。SlimLink™のハードロックによりしっかりとスマートフォンを固定し、取り外す際にはヘッド部分のプッシュボタンで簡単にロックを解除。バイク用グローブを装着した状態でも、スマートフォンの着脱ができるのもスマートだ。自転車用と違って、モーターサイクルマウント用にはすべて防震ダンパーが付いているので、揺れや振動防止だけでなく、高速域の振動によってスマートフォンのカメラを壊すこともない。ここのところiPhoneなどに付いている手ブレ補正が非常に優秀なので、100km/h近いスピードによる微振動やガレた林道などでの大きな振動でカメラのピントが合わなくなるという事例がある。他メーカーのプラスチックパーツを多く使っているものだと振動をダイレクトに拾ってしまい、経年劣化による破損もあるが、Peak Designはそういった問題も心配ご無用!長く使うための耐候性をテストしていて、マウント側のパーツもヘッド部分もツメの部分も前述のとおり、すべて金属パーツで構成されている。耐久性の点ではズバ抜けていると理解できるハズ。

ハンドルにマウントする時は90度回転させることができるのでスマートフォンは縦でも横でも装着可

スマートフォンの見える角度も大きく動かせる。一つ前の画像を見ると分かる通り、球体になっているのでペン立てのようにぐるぐる回して調整することができる。アーレンキーで締め上げればまったく画面もブレない。林道ツーリングなどの砂利道やラフロードが好きな私はそこそこのスピードで走ることもあるが、今のところ外れたことはない。信頼の固定力なのだ。

ハンドルバーにスマートフォンを取り付けるためのバーマウントで、直径2.22cm、2.54cm、2.86cm、3.18cmのバーに対応できるよう、3種類のスペーサー(カラーセット)が付属

ハンドルに装着していても主張が少ないのでシンプルなルックスもいい。ハンドルまわりがガチャガチャしてくるとスタイリッシュさに欠けるので。

安全運転につながると思うので父の日のプレゼントにいかが?

なによりツーリングの際のスマートフォンをナビ代わりにして、電池を気にせずに充電しながら走ることができると心にも余裕が出てくる。インカムと繋げれば耳から渋滞情報や道路状況なども教えてくれるので、安心安全にも繋がり、ますますモーターサイクル旅が楽しくなってくる。

モーターサイクルライフを豊かにするためのアイテムと考えたら、先行投資としてふさわしい逸品と言えよう。そう、父の日のプレゼントにも良さそうだ!

デザインがクールなのもいい!

Peak Design ワイヤレス チャージング モーターサイクル バー マウント

価格:3万4100円
仕様 
重量:190g
サイズ:ヘッド部分H5.8 × W5.8 × D1.65cm
アーム部分H8.6 × W1.8 × D0.7cm
取り付け径:Φ2.22cm Φ2.54cm Φ2.86cm Φ3.18cm
カラー:ブラック
同梱物:六角レンチ、カラーセット × 3(Φ2.22cm、Φ2.54cm、Φ2.86cm用)、充電用USB-Cケーブル(防水タイプ、1m)、ケーブルタイ × 2、スナップキャップ

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  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net

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