ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑117 春夏秋冬、ウィンタースポーツも夏の登山もこれ1つで収まるユーティリティバックパック

PAAGOWORKS ZENN45

アウトドアスポーツやアクティビティは1年中楽しめるが、スキー、スノーボードは雪がないとできないし、登山は雪が多すぎるとスノーシューやアイゼンなどが必要になり、季節や自然環境に対してギアを入れ替える必要がある。そんな時、2つか3つくらいバックパックが必要だったが、これ1つで終止符が打てる銘品がやってきた。それがPAAGOWORKSのZENN45だ。今回はこちらの偏愛っぷりを語りたい。

私は、 PAAGOWORKS(パーゴワークス)のZENN45を愛している。なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?

PAAGOWORKSは2011年にスタートした日本が誇るアウトドアブランド。ブランド名は、PACK AND GO!(荷物を詰めこんで出かけよう)という言葉から来ている。代表の斎藤徹さんが、日ごろ言っている「アウトドア自由主義」がスローガンだ。型にハマらない、自由な発想で、自転車、登山、トレイルランニング、カヤック、ウィンタースポーツ等、アクティビティを1つに絞ることなく、全方位で趣味を楽しめるよう多角的なアウトドア旅にふさわしいアイテムを取り揃える。以前紹介したNINJA TENT、可変するタープことNINJA TARP、トレイルラン用のバックパックであるRUSHシリーズ、登山用のバックパックBUDDYやCARGO、超軽量焚き火台NINJA FIRESTANDなどなど、アイディア満載のキャンプギアが豊富にラインナップされ、アウトドア遊びが大好きな僕にはハートに刺さるモノばかり!

こちらはスノーボードを取り付けられるZENN BC GEAR STRAPだ。

交換可能なショルダーハーネスという唯一無二の「モジュール設計」

今回のZENN45は、2年以上の歳月と、30個以上のプロトタイプ試作があったとのことで、満を持して完成した至高のバックパック(合計45リットル)と言える。まずは、日本の四季にあった拡張性のあるモジュール設計という点。ショルダーハーネスは取り外すことができ、ノーマルハーネスだけでなく、雪が入りにくいスノーハーネス、ファストパッキング向けのランニングハーネスが取り付けられ、(別売)カメレオンのように変幻自在なバックパックなのである。

雪が入りにくいようにメッシュ部分がない雪山用ショルダーハーネス。ボードを装着していても安定するよう背負い心地も考えられている。
ボードを取り付けたらこのような感じ。スキー板も付けられるとのこと。
こちらがBC GEAR SLEEVE。手袋をしても取り出しやすいX-pac製のバッグインバッグ。スノーショベル、プローブの収納に特化したアバランチギア用バッグ(別売)シャレてます!
僕のVECTOR GLIDEの板のMARK IIIは、バックカントリー用のため163cmと長め(スワローテール)。それでもしっかりとした装着感に感動。ハイクアップしてもブレないから疲れ知らず。

常識を疑った「ストレート・ハーネス」

もう一つは幅広のショルダーハーネスの形状だ。今のバックパックの主流は、首のラインを避けるような「S字カーブ」だが、ZENN 45はあえて「ストレート」に近い。スタッフのカラダを型取りしてウレタン製のトルソーまで自作し、徹底的にシミュレーションした結果なのだとか。また、ハーネスの付いている支点をあえて下げることで、有効長(44cmから54cmまで調整可能)を確保し、小柄な女性から僕のようなガタイのいい男まで老若男女、誰でも合うフィット感を実現している。念願だった静岡県の竜爪山に行った時は泊まりだったため、身支度品や着替えなど約10kgの荷物を詰め込んだが、まるで身体の一部になったかのような感覚だった。重さが「点」ではなく、肋骨全体に「面」に分散され、一度味わうともう戻れない。

また、トレイルランニングでは当たり前のショルダーハーネスポケットがあり、スマホ、行動食、ペットボトルが取り出しやすい位置に入れられるのもいい。

ノーマルのハーネスはメッシュ部分が多く、蒸れない仕様になっている。ハーネスごと外せるので、汗をかきまくっても洗濯が簡単なのもいい。

開口部が広いロールトップ形状と長いサイドアクセスがセクシー

メイン素材には超高分子量ポリウレタン繊維を使用したExtreema Grid Nylon、ボトムには引き裂き強度の高い「ECOPAK」を採用していて、ガサガサした安っぽさは微塵もなく、どこか和紙のような、テントのフライシートのような、しなやかで強靭な質感がある。さらに、あえてのトップリッドレス(雨蓋ナシ)なのもいい。全体的に、上方の肩甲骨あたりがボリューミーなフォルムなので、ロールトップ形状もガバッと開き、荷物を入れやすいし、サイドアクセスもジッパーが下まであり、まるでチャイナドレス。底面のモノも出しやすいところがとてもエロいのだ!

僕はナルゲンボトルが大好きなのだが、1リットルもこのようにすっぽり入る大きめのサイドポケットがある。耐摩耗性の高いストレッチ素材なのもいい!
静岡県の竜爪山のてっぺんで安堵に浸る。次回は軽量ギアだけ入れてファストパッキング仕様で北アルプスを縦走登山したい!

かゆいところに手が届きまくる多機能仕様

さらに前述のとおりハーネスが取り外せるので、ネットに入れて洗濯機に入れるか、旅先の宿であればシンクで手洗いも簡単。バックパックを地面に置いた時に使いやすい位置にトップポケットがあるのでヘッデンやスマホのモバイルバッテリーなんかも取り出しやすい。大きなフロントポケットは、外せるようになっていて、ハーネスと組み合わせればアタックザックやお出かけザックとして使用可能。とにかくかゆいところに手が届き過ぎるので、もはや孫の手の千手観音!

日本は、世界でも珍しいほど四季がハッキリしていて、冬は氷点下で亜寒帯、夏はうだるような暑さの亜熱帯を持つので、同じ国にフランスの山岳地帯とアメリカはフロリダのビーチが2つあるようなもの。よって、このような日本ならではのモジュール設計が最適なのだ。これがあれば、もうバックパック選びに迷わなくてもいい。

今夏は、ZENN45を背負って縦走登山に出かけよう!

PAAGOWORKS ZENN45

価格:4万4000円
スペック 
サイズ:560 × 250 × 270mm(ロールトップ最大:900mm)
重量:本体:960g
デタッチャブルポケット:85g
ヒップハーネス:130g
容量:本体:40L
デタッチャブルポケット:5L
背面長:44〜54cm(目安身長:155cm〜180cm)
主素材:210D Nylon Extreema Grid
付属品:デタッチャブルポケット
デタッチャブルハーネス
ヒップハーネス

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山下晃和(akikazu yamashita)
  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net

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