ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑116 ヘルメットを被って1km離れていても会話ができる次世代コミュニケーションツール

Cardo PACKTALK OUTDOOR

昨年末に数年ぶりにVECTORGLIDEのスノーボードを購入し、今年は雪山に出かけることが多くなった。以前に比べて体力が落ちていることもなく、テクニックも思い出し、スピードが出せるようになったため怪我をしないようにSALOMONのヘルメットも購入。同時にヘルメットを着用していても仲間と会話ができるインターコムCardoのPACKTALK OUTDOORもGET。これがあればウィンタースポーツの楽しさが倍増!今回は、こちらの偏愛っぷりを語りたい

私は、 Cardo(カルド)のPACKTALK OUTDOORを愛している。なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?

Cardoは、2004年に世界初のモーターサイクル用Bluetooth通信システムを発売したイスラエルのパイオニアだ。イスラエルはハイテク産業や軍需産業が発展していることでも周知の通り。じつは、人口あたりのスタートアップ企業数や、研究開発(R&D)費の対GDP比が世界トップクラスで、軍事技術の転用という意味でも世界をリードしている。

Cardoのインターコムは、独自の「DMC(ダイナミック・メッシュ)」により、大人数でも途切れず安定した接続が可能。世界的に有名な アメリカのオーディオブランド「JBL」と提携し、走行中でも極めてクリアな音響を実現。家庭用スピーカーから、映画館、コンサート会場などのプロフェッショナルな現場まで使われている、あのメーカーだ。

僕は、2013年にスカラライダーというモーターサイクル用のインターコムを購入してからPACKTALK BOLDを経て、現在はPACKTALK PROに至る。おそらく日本国内でここまで長いカルドファンはそう居ないと思う。

電波がなくても「つながりっぱなし」という快感

モーターサイクルライダーの間では、Cardoはすでにレジェンド的な存在だ。今回のOUTDOORは、モーターサイクル用の機能をほぼ同等に転用し、低価格を実現したモデルである。単なる通信機器にとどまらず、遊びの熱量をリアルタイムで同期させる魔法のデバイス。最大の特徴は、前述のとおり、独自のDMC(ダイナミック・メッシュ・コミュニケーション)技術にある。一般的なBluetoothのインカムは、数珠つなぎで接続するため、誰か一人が圏外に出るとリンクが切れてしまうところ、こちらのDMCは、網の目のように全員が自律してつながる。誰かが遅れても、また戻ってきても、操作なしで勝手に復帰。この「意識させない接続」が、どれほどストレスフリーであるか。山の上では5Gどころか4Gの電波が無いところも多いが、こちらは電話の電波がいっさい必要なく、カルド同士がつながるため、スマートフォンを持っていない仲間が居ても問題がない。

また、グローブでも操作がしやすいボタン配列やボリュームダイヤルになってはいるものの、ボイスコマンド機能があるため「ヘイ、カルド」と話しかけるだけで、音楽の再生もボリューム調整も思いのまま。ボタンを押す必要すらない。

マイクはチンストラップにベルクロで留めるだけ。取付簡単。またマイクにスポンジが付いているので風切り音も軽減。JBLのクリアな音声は異次元。

いろいろなアウトドアスポーツに使えるIP67の防水防塵機能

JBLが監修した大径40mmスピーカーが音質を担い、雪山で滑っている時の風切り音や滑走音を拾うことなく、仲間の声が耳元に届く。1人で滑るときは、スマートフォンとペアリングをすれば、電話の通話を受けることも、YouTubeミュージックやSpotifyを再生すれば音楽を流すことも可能。また、時にライディング技術チェックのためにスマートフォンでYoutubeなどを開いても、ヘルメットを外すことなく確認できるのも案外いい。

さらに、高い防塵・防水性能を誇り、過酷な天候下でも安心して使用できるのが強みで、IP67を備えているため、スノーボードやスキーだけでなく、カヤック、パラグライダー、クライミング、登山、トレイルランニング、自転車などあらゆるアウトドアスポーツに使うことも可能。今のところ、汗まみれの登山でも、吹雪のゲレンデでも、こいつが音を上げたことは一度もない。

登山の場合は、別売のJBLワイヤーイヤホン(マイク付き)にして、Cardo本体はショルダーバックルに装着。
※イヤホン用ワイヤージャックは付属している。

仲間と安全に滑ることと、繋がっている安心と、感動の共有

僕がこのデバイスに惚れ込んでいる最大の理由は、情報共有や自然な会話が生み出す安全の担保とエンターテイメントの共有だ。

例えば、スノーボードで林間コースを滑走している時。前を滑るボーダーが「次は、右に曲がるよ」「ここ、はコブがあるから気をつけて!」と実況してくれる。僕はそれに応えながら、スノーパウダーを攻められる。視界はコースに集中したまま、聴覚だけで情報をキャッチでき、安全性の向上という実利を超えて、一つの体験を二人で「共鳴」させている感覚に近い。

雪山の頂上で「ここからの景色はいいね!」なんて言葉をかけ合えるのもいい。

しかも、最大15人まで接続が可能。今のところ、僕は最大10人しか試したことはないが、メッシュ接続は人数が多ければ多いほど音質が向上するので、大人数で使用するほうが◎。一緒に行ってくれる友だちを見つけるほうが難しいかもしれない…

USB-C端子にスピーカーとマイクが装着されるが、ロックが付いているので不用意に抜けることはない。ただし、USB-Cはここしかないので、充電をしながら使用することはできない。
グローブでも操作しやすいボリュームダイヤル。左右に回すだけ。1番小さくすればスピーカーの消音になる。ボタン一つでマイクの消音もできるのでギャーギャー叫びまくる人にも対応。

僕はモデルという仕事柄、身につけるもののシルエットにはうるさいほうだが、PACKTALK OUTDOORは、スリムで無駄がない。愛用しているSALOMONのヘルメットに装着しても、バックパックのストラップにクリップしても、その存在感はどこまでも控えめだ。

アプリを入れて製品のアップデートができる

他の安い製品と違うのは、アップデートが行えること。スマートフォンにアプリを入れ、通知が来たら、バグの修正や、音質向上が簡単に行える。よって、こまめな買い替えをしなくても済む。

CardoのPACKTALK OUTDOORは、仲間の感動をその瞬間に共有し、危険を未然に察知し、好きな音楽で自分のテンションをブーストする。それは、アウトドア体験の楽しさを倍増させてくれる次世代コミュニケーションツールなのだ。

1人でストイックに向き合う時間も好きな方だが、誰かと笑い合い、驚きを分かち合う時間はもっと尊いと感じるようになった。笑いながらビンディングを装着しているので、周りにいた人は奇妙に思ったに違いない。

Cardo PACKTALK OUTDOOR DUO(2個入り)

価格:6万9800円
スペック 
重量:約50g(本体のみ)
ネットワークテクノロジー:ダイナミックメッシュ2.0
防水防塵性能:IP67 取得
浸水試験:深さ1mの真水に30分間まで。
最大距離:1km / 0.6マイル(2人)
接続可能個数:2~15人
最高距離:5km / 3マイル(5人以上接続時)
Bluetooth Version:5.2
付属品:ヘルメットマウント2つ、クリップとヘルメットクリップ、スピーカー2つとマイク、イヤホンジャック、スピーカー用ベルクロ(両面テープ付き)
通話可能時間:10時間
充電時間:最大3時間
急速充電機能:モバイルバッテリー等で20分の充電により2時間通話可能
メーカー保証:2年
対応気温:-20˚C~55˚C / -4˚ F~131˚ F
本体サイズ:高さ44mm、長さ88mm、幅25mm
スピーカーサイズ:JBL直径40mm、幅10mm

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山下晃和(akikazu yamashita)
  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net

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