
2026年6月15日現在、最新号は983号。昭和から令和へと続く『モノ・マガジン』です。あと17号だせば、なんと1000号。目指せ1000号!!! ってなワケで、昭和57年に発行した創刊号から1号ずつ順繰りに見直していこうというこの企画。1000号が出るまでに終わってるのか、どうなんでしょうか。
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ハイ、これが35号の表紙です。「LINE••UP」に登場するヘンテコな大工道具「デコ・ハンマー」と、「特集 バイシクル・カタログ 自転車と戯れる」に登場するカンパニョーロのチェーンホイールのふたつがドーンと真ん中に。
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表紙をめくって、ふたつ目の見開きはタイアップページ。CITIZENの「ウォルター・ウルフVX-353」。「モータースポーツの世界に生きる男達に彼は “野望を持つ男” と評された。最大級の賛辞と尊敬、そして恐れが彼へ向けられる男の名前はウォルター・ウルフ。冷静な判断力と、たぎるような情熱を持ち、 ひたすら目的へとつき進む、そんな男の腕に似合うのは寸分の隙もなく完璧に計算され尽くした一個のメカニカルなウォッチなのである。」というリードからうかがえるように、ウォルター・ウルフさんはビジネス界で辣腕を振るう事業家であり、レーシングチームのオーナーだったんです。
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目次です。で、右ページの広告はアキレスの4ビットマイコン搭載の多機能健康シューズ「FOOTCORDER」。最後の方のモノクロページでもう一回登場します。
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で、今号も記事の初っ端は「LINE••UP」。12ページで11アイテムを紹介してます。今回のラインナップは、
★立体写真専用カメラ。4つのレンズが謎を解く
★パステル・カラーの不思議な道具。デコツール
★カスタムナイフの勇者。ランドールナイフ登場
★スポーツメーカーがつくるとこうなった単車靴
★美容体操が楽しくなる、エクササイズマット!
★上総屋吉兵衛印の化粧品が今、とっても二重丸
★万能ナイフの上をいくフィールド・シザース
★香港で見つけた、なんとも愉快な面白グッズ達
★維新軍団、ウォークマン・ブラザース続々登場
★サラウンドとビジュアルがランデブーしたら・・・
★連写、3倍望遠機能を持った、恐るべきカメラ
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カラー4ページの「monoがCHOCOLATEになってますます、オイシクなった。」です。写真やイラストを渡すとその絵柄をレリーフ状にしたチョコレートを作ってくれるサービス「チョコ・フォート」をニューヨークで発見し、試してみたというレポートなんですが、その本文の中にモノ・マガジンのスピリッツとも言えるような一文があったんで、抜き書きしときます。
「『モノはモノであってモノではない』というのは、ひらたくいえば『モノ・イズ・ピープル』、つまりモノを評価するに当っては背後にある人間をも見つめるべきだということだ。そのモノの開発、製造、販売にたずさわっている人間、そのモノを購入して消費または使用する人間のことを考えろということなのである。」
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「OVERSEAS NEW PRODUCTS NEWS」では「AUTOMOBILES FOR GAS DETECTION ガスもれ探知車。基本は鼻の構造で」という記事ををピックアップ。
「地下に埋設してあるガス管・水道管という存在は、気がつかないがエライことをやっている連中だ。人の足もとでじっと耐えているうちにも、上を自動車やら犬やらが平然と通りすぎるのだ。並みの神経ではやっていられない。そのためだろうか、時にはパイプが怒って、ヘソを曲げてガスもれ・水もれを起こしてしまう。要するに不条理なのであります。(改行)水もれぐらいですめばいいけれど、ガスもれそして火災となれば大事件なので、イギリスのガス会社〈イースタン・ガス〉社はガスもれ探知器付きの特別製巡回車を開発した。このガス会社の使用しているガスは、北海油田産の天然ガスで、従来のものより高圧になっている。そのためパイプからのガスもれが生じやすいのだそうだ。そこで、写真(下)のようなガス探知装置、まあ言ってみれば鼻を開発した。鼻孔が4つ並んでいると思っていい。ルーフ・キャリーに入っているのは(上)、引火性のガスで、つまり地面に噴き出しているのが本当にガスもれのガスなのか、あるいは生ゴミから発生している単に悪臭なのかを、このガスでテストするわけだ。引火させるなんて、危険性が高いのではないか、という心配性の人もいるでしょうが、そこは大丈夫。ルーフ・キャリーは実験室のようにガッチリできている。さらには、検出した数値を記録する装置も連結されていて、どの地点でどの程度のガスもれがあったかも、確認することができる。車の形はちょっとカッコ悪いけれど、働き者ではあります。」
ガスの検知方法が危なっかしのではと思って調べてみたら、気体熱伝導式(接触燃焼式)というのがあって、センサー表面でガスを微小燃焼させ、その燃焼熱でプラチナ線の温度が上がり、電気抵抗が変化するのを捉えるんだそうです。難しくてよくわかりませんけど・・・。
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「WAKU WAKU WORLD ビックリするような珍発明」では「バイキングの地で2000年眠り続けた人間の表情」というちょっと恐い記事を紹介します。
「これはワクワクというよりゾクゾクの部類。デンマークのシルケボルグにある文化歴史博物館に展示されている人間の首。またまたそんなウソいっちやって、本当は彫刻家の売り込みでしよう、などというなかれ。これ本当の本物。1950年にデンマークのトランド近くで発掘作業中に発見されたもの。すわ殺人事件、と色めきたった関係者、泥の中から見つけたこの首を警察に届けたものの該当者なし。念のためにと医学研究所に回したところ、なんとなんとこれが2000年前の首と判明したから大変。医学的には、いかにして2000年もの間ミイラの首が完全に保存されたかと大騒ぎ。結局、泥の中の保存環境が整のっていたのだろうと自然の力に驚くのみ。警察は2000年も前のバラバラ事件には興味なしと逃げ腰。のこされた考古学者はカンカンガクガクの論争の末、ようやくバイキングの時代には、姦通の罪を犯すと泥沼に首を突っ込む窒息の刑に処せられたという伝承を発見、とうとう “故人” は姦通容疑者にされてしまった。それにしても、これほど古いミイラの首が、これほど完全な状態で保存されたというのも珍しいケースだ。」
シルケボー博物館(Museum Silkeborg)に展示されている約2400年前(紀元前4世紀頃)の首から上の頭部のみ(ボディ部分は1987年に復元されたレプリカ)の湿地遺体(ミイラ)の話ですね。「トーロンマン(Tollund Man)」と呼ばれる世界的に有名なミイラだそうで、現在も観覧できるっていうんだからビックリです。
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カラー7ページ構成の「特集/ヴェジタブル学 野菜交響楽」。「野菜は味覚だ。繊細なフォルムといい、人の味覚を満足させるテクニックといい、正しく畑生まれの芸術品だ。セロリは、その体型からトロンボーン。アスパラガスがクラリネットといったところ。トマトの豊饒感は、バイオリンの音の豊かさに通じる。レタスの葉の1枚1枚は、ピアノの鍵盤の1本1本。そうなると、さしずめシェフはプレイヤー。野菜たっぷりのサラダは、名曲中の名曲だ。だから、サラダボールの中で自分の一曲を奏でたい。」というかなりイメージよりなリードなんですが、要は「野菜は体にいいんだから、たっぷり、おいしくいただきましょう』という内容です。
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カラー20ページ構成の「特集 バイシクル・カタログ 自転車と戯れる」。パーツからはじまって、ロード・モデル、サイクル用品、ツーリング・モデル、マルチパーパス・モデル、シティ・モデル、サイクルショップ・ガイドなんかをぎゅぎゅっと詰め込んで紹介してます。
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続いて、モノクロ15ページ構成「モノマガ厳選/血液型グッズ 血液型相性学 モノと人との相性を鋭くえぐる現代の必読書」。「血液型とはそもそも何ぞや? これは血の型にあらず。髪の毛から足の爪の先まで全身に表れる糖とタンパク質の化合物の型なり。とまあ、お堅いことはぬきにして、 今や世の中を動かしかねない血液型を独断と偏見で MONO流に分析!!」という記事なんですが、扉に各血液型の分析が載ってるんで、そっちも引用しときます。
A 神経質、几帳面な性格といえばきこえはいいが、非常に気弱になりやすい。あっちこっちに余分な気を遣って、ひとり気に病んで胃に穴をあけたりする。
B 極端なモノグサ派とセカセカ派に分かれる。しかし根本的には、どちらも同じで、ゴーイング・マイ・ウェイの個人主義で言いたい事はハッキリと言う。冷たい性格と誤解される事も。
O 合理的、個性の強さがO型の特徴。整理整頓上手なのだけれども自信過剰になると大きな失敗をやらかしたりするので要注意の性格。
AB 派手好き、衝動買い、気にさわる、等々あまり他の血液型からよく言われることのない可哀そうなAB型。数が少ないのも立場が弱い。
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モノクロ5ページ構成「いくぞ! ボッ、ボッ、ボクらは、中年探偵団。CBトランシーバーで、宝探しの巻だい」では、ソニーのCB無線を使って思い切り遊んでます。スマホとは違って、繋がらないかもしれない不便さを楽しむツールとして、好きな人はいまだに大好きみたいですね。
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モノクロ2ページ構成の「ステージの音がクッキリ聴こえる これぞ耳の双眼鏡 SYMPHONEAR」。一見ヘッドフォンのようだけれどさにあらず。集音器です。反射音や周囲の雑音を適度にカットしてくれるスグレモノってことなんですが、今使ってる人見ないですね。
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こちらもモノクロ2ページ構成の「科学が生んだヘルシー・ウォーク」。目次対抗の広告「FOOTCORDER」ですね。高機能ま万歩計的なモノなんでしょうか。今となっては、スマホだのスマートウォッチだので事足りちゃうんですが、昔は万歩計を持ってる大人、たくさんいましたねぇ。
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表4の広告は日本ビクター(現・JVCケンウッド)の「Video Movie GR-C1」。キャッチコピーは「軽い、小さい、ビクタービデオムービー」。ビデオテープにはVHSのコンパクトカセットを使用するので、当時としては小さかったんですね。当時は今みたいに小さなアクションカメラが登場するなんて、誰も思ってませんでした。モデルは石原真理子(現・石原真理)さんです。
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では、次回の昭和60年6月(36号)をお楽しみに!

































