3日間だけの自動車博物館
2016年から開催されているオートモビルカウンシル。乱暴に言ってしまえばヘリテージカーの展示見本市的なモノ。しかしながら「見本市」という響きからはまるで違う会場の雰囲気で、例えるなら美術館や博物館といったところ。一度足を運べば目がお花畑状態になり、三度足を運べば来年も来よう! となってしまう。そこには本や雑誌、映画の中でしか見たことのない名車が展示され、まさに会期中3日間だけの自動車博物館なのだ。

そんなイベントが今年で11年目を迎える。今回は次の10年を見据えた第2ステージのスタートと位置づけ「クルマともっと恋をしよう。」をテーマにクルマ好きだけではなくより多くの来場者が楽しめるよう、イベント力を高めると主催者側も気合の入れよう。
開催に先立っての記者発表会では新しいメーンビジュアルが共同代表の関雅文氏と同、加藤哲也氏から公開された。手掛けるのは「ファミ通」や「POPEYE」の表紙を描くイラストレーターの松下進氏。


美術館や博物館の常設展示がメーカーや車両としたら、特別展示というモノがある。オートモビルカウンシルも同様だ。毎回テーマに沿った展示も見どころのひとつ。
今年は本来の魅力をそのままに現代の技術を投入した「レストモッド」の世界とイタリアの名門カロッツェリア、ピニンファリーナが手がけた美しいモデル達の2つがメインになる。本来、このピニンファリーナ展は一昨年に開催する予定だったが、双璧をなす名門ベルトーネの天才デザイナー、ガンディーニの訃報を受け急遽差し替えたり、昨年のジウジアーロ氏の来日があったりと2年越しの実現。2年越しだけあって展示予定車両も力が入っているというのでそのあたりも今から楽しみだ。
さらにイタリア・ミラノに居を構えるカロッツェリア・ザガートの全盛期をチーフデザイナーとして支えたエルコーレ・スパーダ氏の昨年の逝去を受け、同氏デザインのモデルも登場予定という。スパーダ氏のそれは航空機デザインも手掛けていたザガートらしくエアロダイナミクスに優れたデザインが特長。例えば現行のアルファロメオ・ジュニアにも採用されるリア周りをスパっと切り落としたようなデザイン、「コーダトロンカ」を採用した初期のアルファロメオのモデルなど貴重なクルマが展示されるという。

性別を問わず幅広い年齢層が楽しめるのも同イベントの信条で、美術館や博物館同様にミュージアムショップやミュージアムカフェといった類のショップやフード&ドリンクも期待大だ。特に枚数限定のプラチナチケットにはランチパーティーも付帯してくるので要チェック!

クルマが生み育ててきた文化やカーライフにスポットを当てたトークセッションも見逃せない。各界を代表するクルマ好きやスペシャリストに自身の経験を含めた切り口で「クルマ文化」を語ってくれる。レストア話や女性目線でのクルマ、シネマやアート、ファッション、カメラ、時計とクルマ好きにとってはもはや「ハッピーセット」的な外せない内容を聴くチャンスだ。
1月22日現在でトークセッション登壇予定者は下記の通り(五十音順)。
| 石渡健文 | エディトリアルディレクター |
| クリス智子 | ラジオパーソナリティ |
| 後藤和樹 | 35歳以下のクルマ好きを集めた「YOKOHAMA CAR SESSION」主宰 |
| 高野倉匡人 | ラジオパーソナリティ/ファクトリーギア代表 |
| 馬場康夫 | 映画監督/ホイチョイプロダクションズ代表 |
| 松山 猛 | 作詞家/作家 |
| ユージ | タレント/ファッションモデル |
| ロバート ハリス | 作家/ラジオDJ |
またドライブやガレージでの空間をより充実させてくれる音楽もクルマ文化の一つ。会期中はトークセッションだけでなく、ライブやレコードコンサートも展開される。今年度はジャズ・ホップスを中心により幅広い世代に向けてプレシャスライブやレコードコンサートを実施する予定。
プレシャスライブの出演予定者は下記の豪華なメンツだ。
| 4月10日(金) | マリーン |
| 4月11日(土) | 長岡亮介 |
| 4月12日(日) | 尾崎亜美&小原礼 |
レコードコンサート出演予定者
| 4月11日(土) | 社長(SOIL&”PIMP”SESSIONS)、ピーター・バラカン |
| 4月12日(日) | 小西康陽 |
音楽やグルメ、クルマ好き著名人のトークセッションなどクルマ以外にも見どころ、楽しみどころ満載のオートモビルカウンシルは2026年4月10日(金)から12日(日)の3日間、千葉県千葉市美浜区の幕張メッセで開催される。
オートモビルカウンシル
問 オートモビルカウンシル事務局 03-6426-5317


































