ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 02

ESS CROSSBLADE NARO JAPAN LIMITED Cerakote Series

ESS CROSSBLADE NARO JAPAN LIMITED Cerakote Series

自転車、草野球、登山、キャンプ、パックラフトなどのウォータースポーツで使用しているミリタリーアイウェアESSのCROSSBLADE(クロスブレイド)。以前のモデルCROSSBOWに比べるとゴムパーツが無くなり、掛け心地も抜群になった。スポーツサングラスは数多のブランドが参入していて、インターネットでも簡単に買える時代。値段もピンキリ、玉石混合である。その中でもこのESSを選んだわけは?


スポーツやアウトドアアクティビティなどで優秀な軍モノのサングラス

私はESSのクロスブレイドを愛している。なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?ー

ここ数年、スポーツサングラス市場はブランドが増えているように思う。昨年、お台場の東京ビッグサイトで行われたアジア最大級のメガネ展示会である国際メガネ点IOFTに行った時にも、メガネ、サングラスだけで展示会が行われることに驚き、それと共に、海外だけでなく日本のブランドも多いことを知った。

ESSはアメリカ生まれだが、日本育ちと言っても過言ではない。同展示会で第24回日本メガネ大賞にESS製品が選ばれ、機能・技術部門で受賞。対象製品は「CROSSBOW GASKET RESPONSE KIT」というサングラスにゴム製のインナーを付け加えることでゴーグルのように使用できるものだ。これらを、新型コロナウィルス感染拡大で世界中に脅威を与えている米国、及びヨーロッパの多くの医療従事者や初動対応者を支援する為に14,000 セットを超える保護眼鏡を寄付したのだそうだ。

このESS(Eye Safety Systems,Inc)というブランドはアメリカのオークリー社のミリタリー部門。軍隊、特殊部隊、警察、消防、レスキューの目を守ためにアイウェア製造に特化し、2007年よりオークリー社と合併。アメリカの国防総省から戦闘用アイプロテクションとして認定されている。正真正銘メイドインUSA。さらに厳しい基準(テスト)を通ったものだけが流通している。

1番の特徴は内側のレンズが曇らないということ
1番の特徴は内側のレンズが曇らないということ

まず第一に、防曇性能(ぼうどんせいのう)が非常に高いというところ。これはフローコートという特別なコーティングが施されていて、内側のレンズはほとんど曇らない。

レンズが曇る場面は、体温が上昇していて、外気温が下がっている時。つまり、今の時期のスポーツ時は必ずといってもいいほど、曇る条件が整っている。

このスカイブルーのフレームはプロトレイルランナー上田瑠偉選手モデル
このスカイブルーのフレームはプロトレイルランナー上田瑠偉選手モデル
真冬の草野球で外野を縦横無尽に走り回っても、全く曇る気配はない!
真冬の草野球で外野を縦横無尽に走り回っても、全く曇る気配はない!

二番目は、レンズ性能もトップクラスだということ。実際の戦闘場面では遠くの敵がクリアーに見えなくてはならないため、裸眼よりもしっかり見えるほど。これは厳しい光学テストをしているため。また、サングラスは通常ならわずかに左右差が生じるのだが、それも極力出ないようになっている。つまり、焦点距離が掴みやすく、外野フライで飛んできた軟式野球の球がくっきり見えるのである。

光の屈折が無いので、7回という長丁場の試合で着用しても眼が全く疲れないのもいい。レンズ自体が有害なUV100%カットしてくれるので、夏場の日焼けも気にならない。年齢を重ねてくるとシミやそばかすが増えて来るが、目から入ってくる紫外線が原因でもある。モデルの仕事をしていると、そういった日焼けは日々ケアしなくてはならないので。

三番目は、10mの距離で6発のショットガンを打っても貫通しなかったというテストに通ったくらい超頑丈なバリスティックレンズが採用されているところ。

あまり知られていないが、2017年から軟式野球のボールが12年ぶりに変更になり、以前のA号球からM号球になった。安全基準は通っているものの、世界基準とも言える硬式野球への移行がスムーズにできるようになるよう、硬くて、弾まない。よって、ESSの強度あるレンズが大活躍。つい先日デッドボールを当てられたが、そこそこ痛かった。万が一目に当たったりしたら致命的だ。人気野球YoutuberのクーニンTVやトクサンTVの選手も使っているので、今後はプロ野球、草野球でも使用する人が増えることだろう。

もちろん、野球だけではない。自転車に乗る時もこちらのESSのサングラスを愛用している。ロングライドでも眼が疲れず、峠道で息が上がり体温が上がっても、内側のレンズが曇ることはない。

不意に落としてしまったとしてもキズすらつかない頑強なレンズは、じつに頼もしい!

こちらは自転車で使っているCROSSBOWのゾンビグリーンというカラー
こちらは自転車で使っているCROSSBOWのゾンビグリーンというカラー
スノーボードの時もESSのサングラスを愛用している。こちらはサンドベージュ。
スノーボードの時もESSのサングラスを愛用している。こちらはサンドベージュ。
こちらは雪山の縦走登山の時
こちらは雪山の縦走登山の時

日本育ちと書いたのは、こちらの製品は日本でしか個人で購入することができないため。アメリカではプロの軍隊しか買えないのである。この超高性能でタフなサングラスが一般人のような我々アマチュアスポーツ愛好家でも使えるのは、輸入元のノーベルアームズの企業努力。しかも、本来ならミリタリーのカラーリングというのは決まっていて、選べないところセラコートという特別なコーティングでカラー展開をしていて、全6種類もあるのも嬉しい。無茶ぶりだらけの僕の趣味には、いや、眼にはESSのサングラスが必要不可欠なのだ。

レンズも簡単に外せる。
レンズも簡単に外せる。CROSSBALDEとCROSSBOWも互換性があって、双方ともレンズが使える。アジア人の顔に馴染むNAROレンズ(少し小さいレンズ)も付けられる。

ESS CROSSBLADE NARO JAPAN LIMITED Cerakote Series
価格21,780円(税込)

カラー
スカイブルー(上田瑠偉選手モデル)こちらだけ23,100円
ワイルドパープル
サンライズオレンジ
ヒデンホワイト
マットブラック
チタニウム

■お問合せ
ノーベルアームズ TEL.03−6416−8902
ホームページ: https://esseyepro.jp/

03もご覧ください!

  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net

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