ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 45
わずか9g!透けるほど薄くても強度のある軽量ポーチ


私は旅が好きだ。そのため、トラベルライターという肩書きにしている。アウトドアライターでも、自転車ライターでも、フィットネスライターでもない。旅というキーワードが僕の根幹でもあり、外国語系の大学を卒業し、旅行の専門学校にも通い、ツアーコンダクターになりたかったほど。そのような旅好きに最適なブランドがTO&FROだ。今回は、世界最軽量とウワサされるポーチ、オーガナイザーエアーの偏愛ぷりを語りたい。

私は、TO&FRO(トゥーアンドフロー)のオーガナイザーエアーを愛している。

なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?

TO&FROは、日本の石川県のトラベルギアブランド。北陸の地は、合繊の産地なのだそう。大量生産、大量消費でどんな旅ギアでさえも安価にできる昨今、高い技術力と緻密さを活かし、人の手をかける時間=手間を惜しまないスタイルを続けてきた。2014年に誕生し、今年で8年目とまだ若いが、羽田空港にも置いてあるので、旅好きな方は見かけたこともあるだろう。

「空を飛ぶ鳥のように、自由に。さあ旅に出よう。」というキャッチフレーズが書いてあるブランドコンセプトブックを見て、ますます気に入った。自転車やバイクなどの2輪、飛行機を使っても超軽量なギアを用いた「思いつくまま、ふらっと旅」が好きな私にとって、ど真ん中のストレートの球が来た。その期待に応えてくれる、軽量でコンパクトなトラベルギアが豊富にあり、(バッグ、レインウェア、スリッパ、マスクなど)デザイン性も高く、老若男女、飽きのこない色、カタチなのもいい。

世界最軽量の生地を使用するとなると、その生地を織るために細くて軽くて、強い糸が必要になり、それらをアッセンブルさせるのに高い技術も要する。そのためMADE IN ISHIKAWAにこだわっているというよりは、そうせざるを得ないというのが正解かもしれない。

左は三宿にある雑貨屋PUEBCOのポーチ。それよりも多く物が入った

知人の紹介でこちらの製品を知り、このオーガナイザーエアーを手に取った時に、軽さと薄さに驚愕した。自分の指先が透けて見えるほど薄い。6.5デニールの極細ナイロン糸を使っているからだ。(デニールとは、ファミレスのことではなく、糸の太さを示す単位のこと)

近くで見ると生地に縦にも横にも線があり、リップストップになっている。リップストップとはrip(裂ける)のを(stop)止めるという生地のパターンを変えて強度を出す織り方だ。

生地のネーミングもまた面白い。「Humming Bird Air(ハチドリ -AIR-)」。軽やかに飛ぶ鳥、“はちどり”の名の生地“HUMMING BIRD ハミングバード”。 透けるほど薄く、軽く、柔らかな風合い。それだけでなく、撥水や防シワなど機能的にもなっている。こちらのポーチは2019年時点で世界最軽量とうたわれたとか。

写真でも分かるとおり、兎にも角にも透け透けなのだ。

ハサミと比べてもこのサイズ感。ミニチュアではない。前述のキャッチフレーズの英語が箱に書いてある。「鳥のように旅を!」

「今、製品をご用意しますね」サンプルを手に取って驚いたあと、購入時にもう一つ驚きが待っていた。この小さな紙の箱に入っていたからだ。「これですか?」と目を疑った。となりに置いた百均で売っているハサミと比べても明らかに小さい。

これだけ入れてもまだまだ余裕があった。

重量は約9g。もはや、持っているのか持っていないのか分からないレベルだ。中身に入れた物を全部並べたところ、左上から常備薬、毛抜き、歯ブラシ、髭剃り、折り畳みコップ、眼薬、歯磨き粉、絆創膏、正露丸、デンタルフロス、リップクリーム、化粧水2本、日焼け止め、手鏡、フレグランスアトマイザー、使い捨てボディソープ、シェイブローション、デオドラントクリーム。これらを入れてもまだ数本のボトルが入りそうだった。

しかし、使い始めてからしばらくすると、素材が薄くて柔らかいため液体系のボトルとは相性が合わず(中身が飛び出したらイヤなので)、トップ画像のような靴下、下着類を入れたほうが良いことも分かった。出張のときは下着類の中に電気シェーバーを入れたり、キャンプのときはヘッドランプなどを入れておけばクッションになることも。生活防水であり、撥水処理もされているのでアウトドアで使ってもなんら問題ない。

キャンプで使うときにポーチにヘッドランプを入れると、この柔らかい白い光になるのがいい

その時にヘッドランプを中で光らせたところ、ちょうどシェードのように使えた。テントの中で過ごすときにLEDランタンとは別に読書灯のようにボヤッと照らすと、これまたなかなか雰囲気がいい。薄くて柔らかい素材を活かした形だ。

手に持っても薄さが分かる。トングが透けて見えている

さらに、グリップスワニーの革グローブ、小さなトングことキングトングS、SOTOのポケトーチ、麻紐を入れたら、焚き火セットとして持ち歩ける。机の片隅に置いておけば、いつでも焚き火メインのキャンプ旅に行けると思うと気分がいい。

出張に、旅に、キャンプに色々な使い方ができ、ご自身に合う自由なスタイルの旅グッズを、世界最軽量のポーチに入れて、自由な旅をしてもらいたい。新型コロナウイルスが早く収束してくれることを祈るばかり!


TO&FRO オーガナイザーエアー XS

価格2475円
サイズ  幅 18.5cm × 高さ 5cm × 奥行 13cm
素材 ナイロン100%
重さ 約9g
容量 1.2L
仕様 撥水処理・生活防水機能付き
備考 オリジナルボックス付き
製造国 日本 石川県
カラー クリアー(画像のカラー)チャコールグレー、ネイビー

ホームページ:https://toandfro.jp/
ONLINEショップのページ : https://toandfro.shop/collections/pouch/products/organizer-air-xs
お問い合わせメールアドレス: shop@toandfro.jp

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  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net