ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 38
メスティンよりも“タフ”ティンなアルミポット!

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EVERNEW バックカントリー アルミポット

ここ最近、人気急上昇のアウトドア用クッカーであるTrangiaのメスティン。スウェーデンのアルミ製飯盒だ。人気で一時価格高騰したが、対抗するように、あのDAISOが500円の飯盒を販売。さらに、1.5合炊きやフッ素加工など種類を増やし、たたみかける。しかし、じつはもっとエクストリームな旅に耐えうるタフなクッカーがある。今回は、エバニューのバックカントリーアルミポットの偏愛ぶりを語りたい。

私は、EVERNEW(エバニュー)のアルミポットを愛している。

なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?

EVERNEWは大正13年、西暦1924年に金属運動具製造卸「増新商店」として蔵前で創業。1933年にはアウトドア用品のロゴが生まれ、商標登録される。1940年には登山用コッヘル・ランタン・ホイッスル・メガホンなどを発売したが、その後、太平洋戦争が勃発。空襲で増新商店は焼失してしまった。終戦後の1947年、蔵前で復活の再開。1974年には、今の木場(きば)という場所へと移り、1994年に世界初のチタン製コッヘル(クッカー)を開発。これが大ヒットし、2005年には米国のバックパッカー誌エディターズチョイスを受賞。世界中にファンが拡がった。アメリカの西海岸を拠点にした巨大アウトドアショップREIにも置いてあるのを見たことがあるが、正真正銘日本のメーカーだ。およそ90年の歴史があることはご存知ない方も多いかもしれない。

エバニューは数々のクッカーが出しているが、その中でもバックカントリーアルミポットは登山を主体とするバックパッカーに人気だったものの、一度ドロップしてしまう。そして、月日を経て、日本製となって復活。形から想像つくと思うが、本当に使いやすく、それでいてタフで、見た目もすっきりしていて素晴らしい。アルミ製の製品はチタンに比べて熱伝導性が低いため、煮込むような料理には向いている。音速でお湯を沸かしたい人や、とにかく軽さにこだわる人はチタン一択だが、ゆっくり料理をしたい人やハードに扱う人はアルミでいいと思う。アルミはチタンに比べて価格は半分以下で買いやすいといのも有り難い。

蓋の取手がオフセットしてあるのがいい

こちらの1番の特徴は、蓋のつまみが端っこに付いてるということ。これは焚き火の上で使うことを想定しているため。真ん中にあると蓋を外すときに腕がジュっと火傷する。ところが端っこにあれば枝などでひょいっと上げられる。そして、蓋の部分に凸凹がいっさい無いのでお皿としても使えるのもいい。本体でお湯を沸かし、肉を茹で、こちらの蓋兼お皿にゴマダレなどを垂らして、しゃぶしゃぶにするなんてのもオシャレだ。

もう一つは内側にも外側にもメモリが付いているところ。下から200ml、400ml、600mlとなっている。じつは、Trangiaのメスティンも持っているのだが、メモリは付いていない。どうやらDAISOの1.5合炊き、3合炊きにはメモリが付いているらしい。メスティンとの違いは、クッカーの縁が折り返してあるので、タフで凸凹にならず、口当たりもいい点が優位なのだ。メスティンはアルミがきれいに切られていないので、ヤスリがけしてバリ取りをしなくてはならない。さらに、縁が薄いので使っているうちにけっこうベコベコになる。DAISOのメスティン はさらに薄い。ベコベコでもそれがアジと思えば納得できるが、縦走登山、ULハイク、自転車のツーリングなどハードな旅が好きな私は、雑に扱えるほうが安心感はある。

シングルバーナーにも相性がいい

またサイズ感もよく、アルコールバーナーなどのセットがすっぽり収まるし、シングルバーナーでも物によっては入る。容量は650ml。(メスティン は750ml)米を1合炊くにはバッチリだ。

また、同ブランドのTi570CUPチタン製クッカーがそのままスタッキングできる仕様になっている。拡張性があっていい。

米を炊くときは吹きこぼれはあるが蓋は取れない

米を炊く方法はメスティン などと全く同じ。アウトドアのフィールドでは、無洗米だと水を使わないのでオススメ。特に登山の際に、水は貴重な資源である。15分ほど米を浸水させるために放置した後、シングルバーナーの中火くらいで一気に沸騰させる。ボコボコと湯気が出て、水が吹きこぼれてきたら弱火にする。沸騰しても蓋が外れることもない。安定感抜群。その後15分くらい火の上に置く。

シングルバーナーのゴトクにもちょうどいい
蓋を開けたら艶々のご飯が炊けていた

蓋を開けたら、このとおり!ご飯をかき混ぜると、下には少しおこげができていた。これまた美味い!

おこげがこの通り!香ばしい!
こちらはメーカーの画像

EVERNEW バックカントリー アルミポット

価格 4180円
重量:約130g
容量:最大650ml(目盛りは200、400、600ml)
外径:約125mm
高さ:約72mm(蓋装着時)
厚み:0.8mm
素材:本体/アルミニウム、ハンドル、蓋のつまみ他/ステンレス

ホームページ: https://www.evernew.co.jp/outdoor_top/
お問い合わせ:エバニュー お問い合わせフォーム https://www.evernew.co.jp/contact_form/

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  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
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