ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 18

ファッション 野球

ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 18

ATBAT Stardom

 私は服が好きだ。オシャレだとは思っていないが、高校生の時からファッションに興味があって、トレンドをキャッチしながら自分なりに楽しんでいる。昨年の新型コロナウィルスのせいで、新しい洋服を買っていないという人も多いかもしれない。じつは、私もそうだった。ところが先日、紹介してもらったブランドAT BAT(アットバット)はこれからが楽しみなブランドだったので思わず購入。今回はこちらの偏愛っぷりを語りたい。

ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 18
(右)ATBAT 代表ディレクター 小澤祥子(おざわしょうこ)さんと(左)ATBAT 代表プロデューサー 後藤諒子(ごとうりょうこ)さん。現在も草野球チームであるムコウズに所属。

私はATBATのStardom ロングスリーブTシャツを愛している。なぜこれほどまで惚れ込んだのか?

 ATBAT(アットバット)は2020年9月に立ち上げた日本のブランド。野球アパレルだ。とはいえ、野球専用ではなく、野球が好きな人が普段、カジュアルとして着られるアパレルのことである。じつは、かくいう私も高校まで野球をやっていた。大学生の18歳の時に自身で草野球チームを立ち上げたが、メンバーが集まらなくなりほぼ休部。現在は別の4チームの草野球チームに所属させてもらっていて、主に平日に草野球をしている。

 しかしながら、野球を一所懸命やってきた人であればあるほど、ファッションという世界からは遠ざかるため、なかなかオシャレな人には出会う機会が少なかった。

 そこで、ATBATのInstagramを見て「これはいい!」と思ったのである。

 元プロ野球選手で、現在は野球用グローブのメーカーであるアトムズのセールス兼ベースボールイベントプランナーでもある池永大輔さんからのご紹介いただいたイベントでの出会いがファーストコンタクトだった。

 野球=男性というイメージだったので、女性2人でやっているところにも驚いた。

 今回は取材形式。ATBAT代表ディレクターの小澤祥子さんとプロデューサーの後藤諒子さん。お二人にインタビューをさせてもらった。

Q. どのような経緯でアパレルをやろうと思ったのですか?

A. 日常で着たいと思える野球アパレルが無く、無いなら自分たちで作ろうと考えたのがきっかけです。

 私たちは社会人になってから草野球チームで出会いました。元々私(小澤祥子さん)はECファッション業界出身で、後藤諒子さんはアパレル業界出身。そしてお互い転職をして、それぞれスポーツ関係の仕事をしているという共通点もありました。

 「今までに無いようなオシャレな野球アパレルブランドを作ろう!」と意気投合し、気がついたら1つ目の商品が完成していました。(笑)

 ちなみに、1番最初に作ったアイテムは「野球界に、ATBATという革命的なひと振りを」という決意を込めてRevolutionary Swing (革命的なひと振り)というロゴをバックプリントで配置したTシャツでした。

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こちらはLONG SLEEVE LABEL TEE。背中には野球の神様ベーブルース氏の言葉が入る。野球のトレンドではなく、ワールドワイドなファッション視点でカラーリングを考えているとのこと。

Q. 他のブランドにない特徴を教えてください

A. ATBATのブランドコンセプトは「日常に野球のワクワクを取り入れる」です。このコンセプトに沿って、これまでの野球服にはないワールドワイドなトレンドシェイプやカラーを取り入れたオシャレな服作りにこだわっています。

 野球のワクワクする楽しさを、野球をしている(見ている)時以外の日常生活にも取り入れることができたら毎日がもっと楽しくなると思います。

それを実現するために、オシャレなデザインに加え、野球の楽しさを表現できるストーリー作りにもこだわっています。

 全てのアイテム作りにおいて、「デザインに妥協はないか」「野球の楽しさが伝わるストーリーが表現できているか」を2人で徹底的に話し合いながら制作しています。

Q. 他のブランドと違って、リリースタイミングが季節ごとでないのはどうしてですか?

A. 通常、アパレルはSS(春夏物)とAW(秋冬物)でコレクションを分けますが、ATBATではそれらに野球のシーズントレンドをMIXした、今までにない独自のコレクションを展開しています。

野球のシーズンストーリーに沿ったコレクションを展開することで、より野球人の心に刺さる服作りができると考えたからです。

例えば2021年3-5月のコレクションテーマはstardom「スターダムにのし上がれ」。3月は季節が冬から春に変わり、野球でいうシーズンが始まる時期です。

 「今年こそはやってやる」というこれから始まるシーズンに向けての意気込みをコレクションテーマにしました。

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成績が右肩上がりになるように、という思いを込め右上がりになっている刺繍のStardom

Q. 今後はどのようなブランドにしたいですか?

A. ATBAT は、着る人の新しい挑戦や行動に寄り添うブランドでありたいと思います。

ブランドネームのATBATは「at bat(打席に立つ)」から作った造語です。打席とは、多くの人に応援されながら、目の前の敵に立ち向かう最高にワクワクする場所です。そんな挑戦に寄り添う、”日常でのユニフォーム”として広く愛されるブランドにしていきたいです。

 また、スポーツチームとのコラボアイテムも増やしていきたいです。実際にこれまで草野球チームから依頼を受けコラボパーカーを制作しました。嬉しかったのは、チーム関係者以外の方もそのパーカーを買ってくださっていることです。このように服を通して新しい出会いが生まれるブランドにもしていけたらなと思います。

(ぜひコラボのご依頼もお待ちしております。笑)

Q. どのような人に着てもらいたいですか?

A. 野球をしている人にも、まだ野球をしたことも見たこともない人にも着てもらえるブランドを目指したいと思います。

 野球をしている人には、野球好きな心をくすぐるストーリーとこれまでの野球アパレルになかったオシャレを提供していきます。野球人ならではの体型の悩みなどもあると思うので、ATBATの服だけではなくコーディネート提案にも今後注力していきます。

 一方で、「野球をしたことも見たこともない人を野球好きにしたい」というのもATBATのミッションです。そのためには、一目見て「かっこいい!かわいい!着たい!」と思えるデザインを追求する必要があると思っています。2人でよく話すのは、「野球アパレルと知らずにATBATの服を買った人が、後から野球服と知って野球が好きになっていくの目指したいよね」って。

 野球の楽しさを知ってもらうためのきっかけになれたらと思います。

以上のインタビューをさせていただいた。

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こちらは胸にATBATの刺繍が入ってるサーマル地のロングスリーブTシャツ。凸凹なので肌に触れている面積が小さくて着心地がいい

 自分も野球が好きで、ファッションが好きだったので、ニッチにも取れるものの野球好きの人に着てもらいたいといったコンセプトはとても面白いと思った。また、私の野球に対する偏愛っぷりもけっこう強いが、お二人の偏愛っぷりにも感動だった。

 ”ATBAT”の収益の一部を野球界の未来を作るための社会貢献活動に寄付するというところも素晴らしい。

 全てユニセックスなので、老若男女、野球に興味があっても、無くても、今後注目したいブランドだ。

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男性でも女性でもカジュアルに被ることができるベースボールキャップ。こちらも刺繍ロゴ。
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先発投手を意味するSTARTER(スターター)のプリント。他にRELIEVER(中継ぎ)とCLOSER(抑え)もある。
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私が一番気になったのはこちらのトンボ。野球の試合後に土の部分を平らにするための木の道具。高校の野球部時代は先輩にやらされるイメージの悪いものだったが、芸術作品のようなプリント。
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サーマル生地のロングスリーブTシャツは色が2種類展開 
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お二人にサーマルのロングスリーブTシャツを着てもらった

ATBAT
ホームページ   https://atbat.theshop.jp/
オフィシャルInstagram  https://www.instagram.com/atbat_baseball/
オフィシャルTwitter

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山下晃和(akikazu yamashita)
  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net