ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 14

老若男女、体力が無い人でも登山が楽しめるようになる靴

ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 14

KEEN RIDGE FLEX MID WP

 今年も春夏の登山シーズンが到来。アルプスや富士山はまだ雪があるものの、低山の雪は溶け、新芽が光って美しく、外遊びが気持ちのいい気温でテンションも上がる。とはいえ、冬の山には登らない人にとって、いきなりの登山は不安とワクワクが入り混じるのが本音。そんな体力が無い人にオススメのKEENの最新作RIDGE FLEX MID WP(リッジフレックスミッドウォータープルーフ)の偏愛っぷりを語りたい。

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革新的な機能を持った次世代トレッキングシューズ

 私はKEENのRIDGE FLEX MID WP(リッジフレックスミッドウォータープルーフ)を愛している。なぜこれほどまで惚れ込んだのか?

 KEENは2003年にアメリカで創立されたアウトドアフットウェアブランド。登山、ウォーキング、キャンプなどアウトドアフィールドで活躍するサンダル、ブーツ、スニーカーを作っている。原点となるモデルは水陸両用サンダル「ニューポート」というサンダル、見たことがある人も多いと思う。つま先を保護するトゥープロテクションが特徴で、現在も販売されている定番の人気モデルだ。他にも2本のコードだけで編み上げたUNEEKシリーズ、キャンプや軽ハイクに最適なターギーシリーズなどアイコンとなるロングセラーモデルも多い。
 KEENは、シューズをただ作るだけでなく、社会にも地球環境にもポジティブな変化を与えるためのKEEN EFFECTを掲げ、様々な行動を起こしている。2020年に起きた人種差別問題BLACK LIVES MATTER、環境にやさしい物づくり(PFC-FREEを目指す)、リサイクルの素材を多用し、シューズボックスなどもリサイクル。そして、東北大震災の時には災害支援にも貢献、新型コロナウィルスが始まった昨年は医療従事者や困っている人にシューズを寄付するなど、社会的な動きへのスピード感、行動力は目を見張るものがある。サスティナブルという言葉も、今のように日本でよく聞く前から唱えていて、継続し、進化している。

 私は、20代の時からKEENアンバサダーとして関わらせていただき、KEENのシューズを履き続けてきた。アウトドアシューズでありながら、丸みを帯びた可愛いデザインも好きだが、KEENに携わる人、そして社会活動などを続ける企業理念も好きだ。現在はアンバサダーとしては卒業したがKEENとパートナーシップは継続、今後も好きな靴を旅の相棒として履いていくつもりだ。
 
 そして、こちらが新作の革新的な機能を持った次世代トレッキングブーツ、リッジフレックス。一番の特徴は蛇腹のようになっているつま先のKEEN.BELLOWS FLEX。TPU素材の屈曲しやすい素材を前面に配置し、歩く時に足の指が曲げやすく、人間の歩き方でもっとも効率のいい足運びができる。またしゃがんだり、立ったりする機会が多い登山において、足を圧迫しないため疲労感が激減。長い距離、長い時間の山行に最適だ。

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KEEN.BELLOWS FLEXの機能はここの黄色い部分がキモ
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ぐしゃっと潰れるので曲げやすい。

 足先を使えるということは、登山において、転倒の怪我のリスクを減らせたり、腸腰筋の疲労を軽減させる効果がある。下のイラストを参考にしてもらいたいが、足を伸ばせることによって、足部と腹部を繋いでいる腸腰筋という足を引き上げるための筋肉をそれほど使わなくても足を高いところに持っていける。思った以上に足があげられず、障害物を乗り越えられなくて転倒したという経験もあるだろう。
 筋力が衰えてきた高齢者、もともとスポーツが苦手だった方、身長が低い方などには特に有効。これを読んでいる方のご両親や祖父母の方に登山が趣味だという人がいるなら、ぜひプレゼントしてあげてほしい。山でのリスクが激減すると思う。

 他にもKEENのトレッキングブーツが持つ防水透湿機能であるKEEN.DRYは標準装備。蒸れも少なく、雨の日でも快適に登山ができる。
 アウトソールは、KEENオールテレインラバーアウトソールというオリジナルのパターン。不整地でもグリップする安心感がある。日本のように湿り気のある土の場合は、トレッドのパターンが広いほど泥詰まりを防げて、滑らない。
 インソールにも可愛いデザインだけでなく、足のアーチをサポートするように高くなっていて、足が前方にズレにくいので疲労軽減にも繋がる。
 これ以外にも女性用、ローカットモデルなどもあり、色違いもあるのでサイトをチェックしてみてほしい。
 登山がより身近に、そして楽しくなるこの次世代トレッキングブーツで、長い山旅に出かけたくなるだろう。

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KEEN独自の防水透湿性素材KEEN.DRYを採用しているため雨の心配も要らない
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木の根っこや泥道でも問題ないKEENオリジナルのパターン
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インソールのデザインも凝っている。アーチサポートで足を包み込む。
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RIDGE FLEXシリーズの一番の特徴「BELLOWS FLEX」 アッパーのイエロー部分が最上級の屈曲性を提供する
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体力に自信がない人もきっと長いトレイルを歩けるようになる。

KEEN RIDGE FLEX MID WP
【価格】
2万2000円
【仕様】
重量 : 543g
COLOR:Steel Grey/Evening Primrose、Magnet/Black、Dark Olive/Ketchup

ホームページ: https://www.keenfootwear.com/ja-jp
お問い合わせ
KEEN JAPAN 107-0061 東京都港区北青山 1-3-6 SIビル青山 6F
メールでのお問い合わせ info.japan@keenfootwear.com
電話でのお問い合わせ
通販専用フリーダイアル 0120-530-570

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  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net

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