ファッションモデル「山下晃和」の偏愛モノ図鑑 09

スマホが充電できる次世代焚き火台

ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 09

Biolite Campstove2

 弥生に入り、ようやく春めいてきた。ますますキャンプしたくなってくるが、春はなんだかんだ三寒四温。寒いときはちと辛い。そんなときにふさわしい便利な焚き火台の話。着火時間が短縮され、スマホの充電までできてしまう次世代焚き火Biolite(バイオライト)Campstove2の偏愛っぷりを語りたい。

ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 09
この三つのインジケーターがこの焚き火台が持つ最大の特徴

 私はBioliteのCampstove2を愛している。なぜこれほどまで惚れ込んだのか?

 新型コロナウィルス禍でソロキャンプの注目度が増し、昨年はテントの輸入が24年ぶりに過去最高値に更新されたという報道があった。暖冬とテントの進化のおかげで、真冬でもキャンプを楽しむ人が増え、年末年始は実家にすら帰らずキャンプで正月を迎えたという人もいたそう。

 キャンプを楽しむ人が増えれば増えるほど、マナーの問題が出てくる。特に焚き火に関してはナイーブだ。今までは直火もOKのキャンプ場もたくさんあったが、ここ最近は焚き火台の使用を推奨するところが増えてきた。後片付けをしないお客さんが増えたからかもしれない。
 都内から比較的アクセスが良く、当日でも空きがあればサクッとキャンプが出来ることで知られていた超人気の道志の森キャンプ場もその一つ。2年前から直火が全面禁止になり、我々キャンパー達の間でも衝撃が走った。
 その後も続々と直火禁止のキャンプ場は増えているが、それと共に売り上げを伸ばしているのが焚き火台だ。以前はファミリー用の大型のものしか無かったが、ソロキャンプ用のものも増えてきた。

ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 09

左の二つがそのセット。真ん中は収納ができる別売のクッカー。1番右はサイズ感が分かるようにおいたティッシュボックス。

 私もいくつか焚き火台を持っているが、こちらはズバ抜けてデザインが洗練されている。世の中に出ているものは、収納時は折り畳んであって、使うときに組み立てたり、ゴトクを取り付けたり、広げたり、わりと面倒なものが多い。
 ところが、こちらはオレンジ色の本体部分を銀色の受けに挿して、足を出すだけというシンプルな構造であるため余計なものが一切ない。丸みのある筒状の形が見目麗しい。

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USB TYPE-Aのケーブルがあれば、このようにスマホが充電できる

 最大の特徴は、スマホなどの電子機器を充電できる点。本体部分がバッテリーになっていて、2600mAhのチャージャーと同様の機能があるので、いわば電源。そこにファンが付いていて、焚き火台の中に風を自動で送り込んでくれる。空気が入れば、中の焚き火が効率的に燃えるようになる。ボタンで簡単に風力を調節でき、インジケーターを見れば風の強さ、電気が蓄電できている強さ、残りの電力が一目で分かる。
 うちわで扇いだり、ポケットふいごでフーフーッと息を吹き込む必要がない。

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棒の部分が熱くなると電力が蓄積される

 そして、火がある程度安定してくると、写真の棒の部分が熱されることにより蓄電が開始。この電力で再びファンが回り、火が燃えるという無限ループのサイクル。その余剰分の電力がスマホなどの電子機器の充電池となる。OD缶やCB缶などの燃料が要らないので、お財布にやさしいだけでなく、松ぼっくり、葉っぱ、小枝を入れれば良いのでエコロジー。ファイヤースターターさえあれば、自然のものだけで着火することも可能。

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写真左は河川敷で野宿をした時に枝を集めてお湯を沸かしたとき。 右は整ったキャンプ場。別売の網を使って焼き鳥。

 この焚き火台は上部が広がっていてゴトクになっているので、クッカーやスキレットを持っていけばアウトドア料理もできる。また、網があれば焼き物もできる。焼き肉も焼き野菜もトーストもお餅も。焚き火の遠赤外線が全ての料理を美味しくするのは言うまでもない。

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こちらが別売の同ブランドBioliteのケトルポット。

 じつは、この記事を書く時に調べていたら、こちらのケトルもセットだということが判明し、慌ててモンベルのオンラインショップで購入。まだ実際に使っていないが、ゴトクに載せてもこの安定感。お湯を沸かすためのケトルだが、中にプラスチック製のお皿も入っていた。これは、焚き火台本体の足が当たってもケトルの内側がキズつかないような配慮だと思う。本当にやさしい!

ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 09
スタッキングするとこの通り

 アウトドア道具は積み重ねられたり、収納できたりする「スタッキング」という言葉があり、非常に重要になってくる。キャンプを含む縦走登山や自転車でのキャンプツーリングの場合は積載が限られているため、持ち物を厳選しなくてはならないうえに、嵩張らないパッキング技術を要するからだ。
 例えば、調理用のクッカーがサイズ違いで重ねられるようになっているのはそのため。

 余談だが、他社製品の物がたまたまスタッキングできることをシンデレラフィットという。100円均一などで売っている商品などを重ね合わせてうまく利用している人も多い。じつは、これらを見つけるのも楽しいのだが。

 内外野、捕手、投手と守れるユーティリティプレーヤーのようなCampstove2。
焚き火台、ケトル、調理器具、スマホ充電器の1台4役と考えれば、少々値が張っても、手に入れて損はないだろう。
 この焚き火台を使いたいという口実でキャンプに行くのもアリ。
 どころか、めちゃくちゃ楽しいでしょう!

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焚き火の時間はじつに幸せだ。自転車のキャンプにも持っていける小ささはありがたい。 

Biolite Campstove2
価格 1万9800円
重量 935g
素材 ステンレス鋼(ストーブ部分)
サイズ 直径127mm × 高さ210mm
内蔵電池 2,600mAh リチウムイオン電池
USB出力 2A
付属品 フレックスライト、収納袋、本体充電用ケーブル、着火剤
沸騰到達時間4分30秒(1.0L)※燃焼条件によります
充電可能機器 USB充電が可能な電子機器 ※すべての機器への充電を保証するものではありません。
燃料 小枝、松ぼっくり、木質ペレットなど
発電能力 3W@5V(持続可能最大)

問:お問い合わせ  モンベル・カスタマー・サービス:06-6536-5740
ホームページ:https://www.bioliteenergy.jp/

山下晃和(akikazu yamashita)
  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JACT認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net