「リッチモンドホテル青森」が全面リニューアル。青森の食文化を体感できる朝食&ラウンジを徹底取材。主役は “小鍋で仕上げる金目鯛のしゃぶしゃぶ”!

全国48棟を展開するロイヤルグループのアールエヌティーホテルズ(本社:東京都世田谷区)は、「リッチモンドホテル青森」の館内レストランを全面リニューアル。朝食会場としての機能に加え、時間帯に応じてラウンジとしても利用できる空間へと刷新した。メニューも一新され、青森の食文化を体感できる内容へと進化。2026年4月15日(水)、新たな装いでオープンしている。monoWeb編集部スタッフは、説明内覧・試食・試泊会(1泊2日)に参加し、リニューアルしたレストランとホテルの魅力を余すところなく体感してきた。

新青森まで最速3時間17分

東京駅からJR東日本・北海道新幹線「はやぶさ」で新青森へは約3時間10分。豊かな自然と静かな時間が息づく、海と森の恵みに抱かれた北の玄関口だ。りんごと海の幸が主役、ねぶたの熱気と静寂が共存する街。素材の力がそのまま味になる、それが「青森」だ。

リッチモンドホテル青森

青森市の中心、国道4号線と柳町通りが交差する “街の軸” に、リッチモンドホテル青森はたつ。駅前の喧騒から一歩離れ、官公庁とオフィス街に囲まれたこのエリアは、旅行者にとって “静かにして機能的” という理想的な環境が揃う。

青森を体感できる広々としたフロント・ロビー

2023年リニューアルを施したロビー・フロントには、津軽びいどろ、津軽焼、津軽塗りなど “青森の伝統工芸” を導入している。段階的に世界観を積み上げるリニューアルという構造が特徴だ。

2026年4月朝食会場+ラウンジを全面刷新

2026年4月15日にリニューアルオープンしたリッチモンドホテル青森の館内レストランは、“青森の食文化を体感する朝” をテーマに、小鍋で仕上げる体験型のメイン料理と、りんごを軸にした多彩なメニューが主役の新空間へと進化した。

朝の光が差し込む店内は、全78席のゆとりあるレイアウトで、席間も広く確保されている。ビュッフェ台との動線もスムーズで、混み合う時間帯でも落ち着いて食事を楽しめる、快適性の高い空間設計が特徴だ。

リッチモンドホテル青森 総支配人 泉 詩朗さん
料飲支配人 松下 真也さん

“青森の食文化” を、泊まるからこそ体験できる空間へと進化させました。ガイドブックには載っていない青森の「人」と出会う旅をテーマに、スタッフによるラウンジアテンドを通じて、青森の食文化や伝統工芸、そして地域の人々との交流を促します。

こうした体験を積み重ねることで、滞在そのものが青森を深く体感する時間となり、ホテルは地域とつながる “滞在型ホテル” へと深化していきます。

朝から青森を味わう、金目鯛のしゃぶしゃぶ朝食体験

“ホテルにいながら青森を体感できる朝” へと進化。八戸港で水揚げされる金目鯛に着目。地域食材としての新たな魅力を発信するとともに、地元漁業への関心や理解を深めるきっかけとなることを目指している。自身の手で仕上げ、出来立てを味わえる小鍋仕立てのメイン料理。「金目鯛のしゃぶしゃぶ」。

薄く均一に引かれた金目鯛のスライス。赤い縁取りと白身のコントラストが鮮明で、鮮度の高さが視覚的に伝わってくる。

しゃぶしゃぶ3秒。金目鯛は熱に弱い食材、火を通しすぎれば硬化し、旨みが逃げる。そこで、3秒前後の短い浸漬が最適解となる。表面は白くふわりと変化、身の中心はわずかに透明感を残す。食べごろの香りは脂の甘さが立ち上がる。

しゃぶしゃぶを続けるほど、味が段階的に変化していく。昆布の旨み魚介のコク、金目鯛の甘い脂。最終的に “旨いスープとして単体で成立する濃度” に到達する。

〆には金目鯛の出汁を活かして「青森県産ヒラメの漬け」を茶漬けとしても食べることができる。一つの食材を多様な形で堪能。この〆の一杯は外せないおいしさだ。

ライブキッチン

ライブキッチンでは、十三湖産しじみを使用した「しじみラーメン」や、津軽地方に伝わる名物料理「いがめんち」、季節の食材を使用した青森の旬を味わえる「天ぷら(この日は山芋)」をできたてで提供してくれる。香りや音、熱気まで楽しめる、五感型ビュッフェへと進化している。

ビュッフェで見つけた「青森」レシピ

ホテル内オーブンで焼き上げる “アップルパイ”
リッチモンドホテル青森の朝食ビュッフェでは、店内オーブンで焼き上げるアップルパイが名物。使用するのは甘味・酸味・食感のバランスに優れた青森県産りんご。フォークを入れると、表面はサクッと、中はほろっと崩れる軽い食感で、朝でも重くない。このアップルパイは本当に美味しいパイに仕上がっている!

青森のソウルフード「しょうが味噌おでん」
生姜味噌だれで食べる青森ならではのスタイルは、リッチモンドホテル青森の朝食でも健在だ。赤味噌をベースに、だし汁を合わせ、最後に生姜を加えている。この味噌は本当に美味だ。

Fresh vegetables

“みずみずしさは、店の姿勢を映す鏡” フレッシュなサラダバーには、そんな静かな力がある。

自分で組み立てる「味の設計」フレッシュなサラダバーは、食べる人に “デザインの余白” を作ってくれる。さっぱりしたい日は、葉物+和風。ドレッシング食べ応えを出したい日は、ポテサラ+シーザー。彩りを楽しみたい日は、海藻+コーン+トマト。そして、青森ならではの「りんご」。同じ食材でも、組み合わせ次第でまったく違う一皿になる。

ロイヤルホスト譲りの洋食ビュッフェメニュー

リッチモンドホテル青森の洋食ビュッフェは “ホテル朝食の顔” としての完成度が高い。理由はシンプルで、運営母体がロイヤルホストを展開するロイヤルグループだからだ。外食チェーンの中でも調理基準が厳しく、味の再現性と仕込みの丁寧さに定評があるあのロイヤルホスト。

ウィンナーとベーコンの美味しさは、ビジネスホテルの朝食とは思えない、ホテル級の美味しさが楽しめる。以前取材をしたリッチモンドホテル浅草の朝食ビュッフェと同じ期待を裏切らないテイストだ。

リッチモンドホテル青森の朝食ビュフェは、洋食、和食、そして、青森ならではの食材レシピの数々。ビュッフェの必要なすべてを兼ね備えている。

快適な客室(シングルルーム)

客室は、ビジネスホテルの最適解を青森サイズで拡張した空間だ。ゆとりのあるシングル(18㎡)、ベッドはシモンズ製セミダブル。照明は、天井+デスク+ベッドサイドの3点で明るさ調整がしやすい。コンセントは、ベッド両側+デスク周りに配置。複数Wi-Fiで速度が安定(動画視聴・オンライン会議も問題なし)している。“地方都市のビジネスホテルは暗い・狭い” という先入観を裏切る、明るさと可動性の高さが光る、さすがリッチモンドホテル。

青森の冬でも安心の “湯温の安定感”。ユニットバスだが、使い勝手は良好。湯温の立ち上がりが早い水圧は強めバスタブは深さがあり、しっかり浸かれる。アメニティはPOLA系(シャンプー・コンディショナー・ボディソープ)、タオルは厚手で吸水性高めで気持ちがいい。青森の冬は水回りの弱いホテルだとストレスが大きいが、ここは湯温・水圧ともに安定していて安心感がある。

特に空気清浄機は青森の乾燥期にはありがたい。“必要なものが全部ある” というより、“必要なものだけが過不足なく揃っている” という長期滞在にも問題ない客室だ。

リッチモンドホテル青森の “最上階コンセプトルーム”

特別客室《ロイヤルコーナーツイン 〜TSUGARU〜》
最上階TSUGARUは「青森文化を体験する部屋」この部屋は単なる上位グレードではなく、青森の伝統工芸を “触れる・使う・眺める” ことで体験できる特別空間になっている。北欧インテリアとの融合で、青森らしさを現代的に再構築した “ホテルの顔” とも言える客室だ。

38.7㎡の広さ+シューズオフの “自宅感” 満載の間取り。ねぶた祭りのスタートを “部屋から観られる” 特等席コーナールーム。3面窓から真正面に見下ろせるため、祭り期間は特に人気だ!

ワークショップ

ホテルのロビーでは地域貢献の一環として、地元作家や生産者、NPO法人による展示販売やワークショップが定期的に行われている。取材日に開催されていたのは、ガラス作家・ripplesの小林さんによるワークショップだ。説明を受けながら手ほどきを受けつつ、「リンゴ型のガラス」づくりに参加してみた。

ねぶた祭りの後、役目を終えた「ねぶた和紙」を使ってブローチを作るワークショップだ。説明を聞けば頭では理解できるのだが、実際に手を動かしてみると、思うようにはいかないものだと実感する。祭りの後に山車が解体され、通常は廃棄されてしまう和紙を活用するという発想は、とてもエコでサステナブルだと感じた。

「青森を知る入口としてのホテル」という新しい役割が、ここではしっかり形になっていた。小鍋で仕上げる朝食や、りんごを軸にしたメニューはもちろん、スタッフの丁寧なアテンドが “土地の温度” まで伝えてくれる。ホテルの滞在が、そのまま青森の文化体験へとつながる、そんな進化を実感したリッチモンドホテル青森だった。

「リッチモンドホテル青森」朝ごはん概要
ご利用対象者:「リッチモンドホテル青森」に宿泊のお客さま
営業時間:6:30~10:00(L.O.9:30)
料金:大人 2500円、小学生 1500円、未就学児 無料(すべて税込)
席数:78席

※朝食付きプランでご予約のお客さまは、追加料金なしでご利用いただけます。
※ご宿泊以外のお客さまは、大人3,000円/小学生1,500円、未就学児 無料(すべて税込)でご利用いただけます。

リッチモンドホテル青森

ねこやま大吉(N.Daikichi)
  • 昭和‐平成‐令和とグルメからファッション、ペット(猫専門)まで幅広いジャンルの情報誌を手掛ける。現在は、執筆の傍ら全国地域活性化事業の一環で、観光・地方に眠るお宝(ギアもの)ご当地グルメを全国旅取材する日々。趣味は街ネタ散歩とご当地食べ歩き。自宅は猫様の快適部屋を目指し、日々こつこつ猫部屋を造作中!!

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