
「OIMACHI TRACKS まちびらき」大正時代から東京、そして日本の成長とともに歩んできた大井町。鉄道車両工場を起点に、地域と共に歴史を刻んできたこの地に、2026年3月28日、都市生活の新たな共創拠点「OIMACHI TRACKS」が誕生する。現在、急ピッチで完成に向けて工事が進む「OIMACHI TRACKS」。その全貌をひと足早く取材見学してきた。

マーケティング本部 まちづくり部門
開発戦略ユニットユニットリーダー
木村 一哉 さん
品川区新庁舎と連携した「一体的なまちづくり」や、この地域を訪れる方々および地域住民の安心につながる、帰宅困難者の受け入れや広域避難場所の開放といった「地域防災力の向上」において、品川区と共創し、さらなるエリア価値の向上に貢献してまいります。
シームレスにつながる社会を構築

Suicaを活用した共創
OIMACHI TRACKSでは、オフィスの入館ゲートや大井町駅の自動改札機にSuicaをタッチすることで、地域の商店で使えるお得なクーポンや地域限定サービスなどを受け取れる仕組みの導入を目指している。これにより、オフィスワーカーや大井町駅を利用のユーザーが、駅周辺の最新情報をリアルタイムで取得できるサービスの実現に取り組んでいる。

Suicaは、生活のデバイスへと進化し「えきまち」と顧客をつなぐプラットフォームとして整備される。Suica ID番号ひとつで、鉄道などの移動・決済機能に加え、マイナンバーカードとの連携や生体認証を活用することで、セキュリティゲートの適用範囲を拡大。これにより、移動と生活がシームレスにつながる社会の実現を目指す。LX(ライフスタイル・トランスフォーメーション)を通じて、心豊かなくらしの提供を構想している。
さっそく、OIMACHI TRACKS入ってみた。
BUSINESS TOWER 22階 オフィスフロア

変わりゆく広域品川圏周辺エリアの ”新たな眺め” を楽しむくことが出来る。
West side(西側)


South side(南側)


West side(西側)


大井町駅と直結する複合施設「OIMACHI TRACKS」のオフィスフロアは、延床面積約124000㎡を誇る。都内でもこれほど広大なワンフロアは類を見ないという。北側は撮影不可だったが、展望は申し分なく、開放感に満ちているぞ。
STATION PLAZA 3階




複合施設「OIMACHI TRACKS」内に展開される、改札口直結の商業ゾーン「SHOPS & RESTAURANTS」(1~5階)は、JR東日本グループとして初のアウトモール型ショッピングセンターだ。延床面積は約19700㎡におよび、和洋折衷の多彩なラインアップで来訪者を飽きさせない、多彩な飲食店をはじめとする、全81店舗の商業店舗が集結する。
TRACKS PARK 1階



日常は交流の拠点に、非常時は安心を守る避難場所になる、広さ約4,600㎡を誇るこの広場は、大井町の新たなランドマークとして誕生する。品川区役所の敷地内移転も決定しており、利便性に優れた複合施設「OIMACHI TRACKS」の中心的存在となっていく。

「OIMACHI TRACKS」の開業は、2026年3月28日土曜日を予定。最終の工事で限られたエリアの見学だったが、また新しい街が誕生する現場を目のあたりにした。来年が楽しみだ!
OIMACHI TRACKS A-1エリア
◎事業主体:東日本旅客鉄道
◎所在地:東京都品川区広町二丁目及び大井一丁目各地内
◎敷地面積:約22300㎡
◎適用制度:土地区画整理法に基づく、土地区画整理事業都市計画法に基づく、再開発等促進区を定める地区計画
◎延床面積:約250000㎡
◎階数:地上26階、地下3階
◎高さ:約115m
施設概要
◎オフィス:約124000㎡
◎商業:約19700㎡
◎ホテル:285室
◎レジデンス:272戸
◎賃貸レジデンス :174戸・SOHO 20戸・サービスレジデンス 78戸
◎駐車場:369台
運営会社
◎オフィス:JR東日本ビルディング
◎商業:アトレ
◎ホテル:日本ホテル
◎レジデンス:株式会社ジェイアール東日本都市開発
「OIMACHI TRACKS」
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