
福島県いわき市にある「スパリゾートハワイアンズ(以下、ハワイアンズ)」は、東京(関東)方面から宿泊者専用の無料直行バスで約3時間30分。都心から一気に “夢のハワイ” へと連れていってくれる、国内最大級のリゾート型テーマパークだ。昨年2025年1月から開催されていた「ハワイアンズ60周年還暦祭」も無事に幕を閉じ、いよいよ創業60周年の節目を迎える今年。全館で大規模リニューアルが進むハワイアンズの “今” を探るべく、monoWeb・monoTV編集部は再び現地を訪れた。


東京駅から約3時間30分の快適なバス旅。賑やかな都心を抜け、車窓に太平洋の深い青がふっと広がったら、目的地「ハワイアンズ」はもうすぐだ。
2025年1月15日スタート「ハワイアンズ60周年還暦祭」


昨年2025年1月15日から1年間にわたり実施された「スパリゾートハワイアンズ 60周年 還暦祭」。テーマは「60年の感謝と、100年へ向けた新しいスタート」(2025年取材)。初日には大規模な開幕イベントが行われた。フラガール&シバオラによるグリーティング、応援大使「アルコ&ピース」の登壇、夜のショー前に行われたスタートセレモニー、そして新夜ショー『E mau ~100年へ、つなぐ笑顔~』の初日公演。60周年の幕開けにふさわしい、華やかな一日となった。
第1期 2025年1月15日~7月18日

「E mau(エマウ)~100年へ、つなぐ笑顔~」初公演


炭鉱の歴史を力強く描き出す「カヒコ」。そして、映画『フラガール』で象徴的な名場面として語り継がれるバックベントが、なんと7年半ぶりに復活。ステージの空気が一瞬で張りつめ、観客の視線が吸い寄せられる。まさに “伝説が戻ってきた” 瞬間だった。
60周年記念グッズ・フードメニュー





館内のショップやレストランには、60周年を祝う限定アイテムや特別メニューがずらり。テーマは “赤”。赤い食材を使った記念グルメや、ここでしか手に入らない限定グッズが並び、館内はお祝いムード一色に染まっていた。
2025年7月12日(土)61期生「新人フラガール」初舞台

新人フラガール・61期生の初舞台。入社と同時に、フラガールの養成学校である常磐音楽舞踊学院で基礎からみっちりと学び、ついにこの日、憧れのステージへと立った。緊張と高揚が入り混じる表情に、観客の視線が自然と集まる、新たな物語の幕開けだった。
第2期 2025年7月19日~8月31日 / 第3期 9月1日~2026年1月15日

2025年1月15日にスタートした「ハワイアンズ60周年還暦祭」は、1期・2期・3期と1年間にわたり、多彩なイベントで館内を盛り上げてきた。そして2026年1月15日、ついにフィナーレを迎え、ハワイアンズは創業60周年という大きな節目に到達した。
そして、2026年1月15日(木)フィナーレセレモニー




「ハワイアンズ還暦祭」のフィナーレは、常磐興産 取締役社長執行役員・関根一志さんによる、お客様への感謝と今後の抱負を込めた挨拶からスタートした。続いて、応援大使のアルコ&ピースが登壇し、会場のムードは一気に華やかに。さらに、60周年にふさわしい新キャラクター「パナシバ」君のお披露目式も実施。節目の年を祝うにふさわしい、盛大なフィナーレとなった。



還暦祭のクライマックスとして、モザイクアートの除幕式も行われた。
「ハワイアンズ還暦祭」の集大成として、2025年2月から8月末まで、一般と社内の両方から “思い出の写真” を募集。集まった写真は2,689枚、使用されたモザイクタイルは約14,000枚にのぼる。完成したアートは、イラストレーター・ユアサミズキさんのデザインをもとに制作されたもの。20mm角のタイル一つひとつに、ハワイアンズとお客さまが歩んだ60年の記憶が刻まれている。
「Haku Lei~アロハの絆~」オープニング カメハメハ







60周年最初のステージが始まる。「Haku Lei~アロハの絆~」。ハワイアンズの新夜ショー「Haku Lei~アロハの絆~」は、単なる南国エンターテインメントではない。その幕開けを飾るオープニング〈カメハメハ〉は、ハワイ王国の象徴を冠しながら、観客を “物語の中心” へ一気に引き込むための儀式のように構成されていた。
「アロハ オエ」



<アロハ オエ>は、ハワイ王国最後の君主リリウオカラニ女王が残した名曲として知られる。別れの歌でありながら、そこには“また会う日まで”という優しい祈りが込められている。
「アレコキ」




<アレコキ>は、ハワイの伝統舞踊の中でも特に生活の喜びや共同体の明るさを表現する曲として知られている。舞台では、この “生活のリズム” が鮮やかに立ち上がる。ハワイ文化の根底にある「アロハ=生きる姿勢」が、ここでは最も素直な形で表現されている。
「ワヒネ ホロ リオ」




「Haku Lei~アロハの絆~」の中盤、舞台の空気がふっと柔らかく、そして軽やかに流れ始める瞬間がある。それが〈ワヒネ ホロ リオ〉だ。“ワヒネ=女性”、“ホロ=走る・流れる”、“リオ=声・歌”。この曲名が示す通り、女性のしなやかな力と、生命の流れを象徴するパートとして構成されているぞ。
「ヒロマーチ」




マーチ=行進という言葉が示す通り、このパートはショー全体の流れを前へ押し出す役割がある。ただのテンポの良い曲ではなく、絆の物語を次の章へ運ぶ移動の儀式として構成されているのが特徴だ。
「コマイ ホー エウエウ」



〈コマイ ホー エウエウ〉は「Haku Lei~アロハの絆~」の中でも、スピード感・軽快さ・生命の跳ねるリズムが一気に立ち上がるパートだ。軽快なリズム、跳ねるステップ、明るいエネルギー。舞台に “生命の弾力” が満ちているぞ。
「シナ オエ」




ひときわ柔らかな空気をまとって登場するのが〈シナ オエ〉だ。にぎやかな曲が続いたあと、ふっと照明が落ち着き、舞台に夕暮れのような温度が広がる。ダンスは全体的にゆったりとしたテンポで、腕の動きが特に印象的だ。足元は軽く揺れるようなステップが中心で、強さよりも“そっと寄り添う”ニュアンスが前に出る。
「オテア テ オラ」










<オテア テ オラ>で印象的なのは、ダンサーたちの一糸乱れぬフォーメーション。激しい動きの中でも、視線、腕の角度、腰の振りが完璧に揃い、生命の連なりというショータイトルのメッセージを身体で描き出すさまは圧巻だ!
「フィナーレ フラガール~虹を~」






<フラガール~虹を~>は、ただ美しいだけのダンスではない。
人と人をつなぐ優しさ、未来へ向かう希望、そしてハワイアンズの歴史そのものを映し出す、心のレイのような演目。観終わったあと、胸の奥にふわりと残る温度が、その証拠だ。
「シバオラ Fire Knife」






サモアに伝わる伝統芸能「ファイヤーナイフダンス」をベースに、ハワイアンズならではの演出と身体能力が融合する。手にした炎の棒を高速で回転させ、投げ、受け、時に背中や足の下を通しながら、火の軌跡で空間に模様を描く。その動きは荒々しいのに、どこかしなやかで美しい。その炎の温度は500度だ!

2026年1月15日、60周年公演初日は無事に終了。そして100周年を目指し新たに進みだすスパリゾートハワイアンズ ダンシングチーム・キャプテン<レヒヴァ由妃>さんとシバオラ キャプテン<ジンLEON>さん。そしてすべてのスパリゾートハワイアンズのスタッフ!
61期フラガール<RIO・SHIZUKU>さんインタビュー

フィナーレセレモニーが終わった翌日、昼のショー終了後に時間をいただき、61期生のRIOさん(左)とSHIZUKUさん(右)にインタビューすることができた。初舞台から約5ヵ月間(2025年取材)の歩みについて話を聞いてみたぞ。
モノマガねこやま(以下、「ね」) この5ヵ月を振り返って、初舞台から今日まで、どんな時間でしたか?
RIOさん(以下、「R」)踊るたびに課題が見えて、向き合って、また舞台に立つ、という解り返しの中で、自分自身の踊りも気持ちも少しずつ成長していった時間だったと思います。
SHIZUKUさん(以下、「S」)あっという間でしたが、毎日ステージでお客様の笑顔を見ることができ、充実した5ヵ月間だったと思います。
ね ステージでの手応えはどうですか?
R 正直、毎ステージ完璧!とはいきませんが、踊りに集中している瞬間や客席を見渡せるようになった時に手応えを感じます。
S お客様の笑顔を見ると手応えを感じます。
ね お客様との交流で感じたことは何ですか?
R フラは「見せるもの」ではなく「届けるもの」。 お客様からの「ありがとう」に私がステージで踊る意味があると思います。
S ハワイアンズやフラガールは本当に多くのお客様に愛していただいていることを感じました。
ね チームのメンバー(先輩・同期)とのリレーションはどうですか?
R 支えてもらうことのほうが多いですが、ステージも日常も1人では立てない場所に一緒に立っていると感じ、常日頃、とても心強い存在です。
S 特に同期とは毎日協力しながら一緒に日々成長できるように頑張っています。

ね レッスンや舞台での課題はありますか?
R 踊りや手振りを正確に覚えるだけでなく、 この曲がどんな曲なのか、どう表現することで物語が伝わるのか考えていくことが今後も課題です。
S 締りや表現の固さが課題だと思っています。
ね 先輩からのアドバイスで救われたことはありますか?
R たとえ辛くて苦しい日々でも自分だけは見失わないように!今のままで大丈夫、という言葉に救われています。
S 「できない事があっても一生懸命やればいいんだよ。」という先輩の言葉で、まだできない事が多く落ち込むことも多いですが、とにかく積一休頑張ろうと思いました。
ね 得意なダンスは何ですか?
R <フラ>。呼吸や気持ちの流れを大切にする表現の方が自分の感覚に合っていると感じます。
S ポイボールやマオリの踊りが得意です。幼少期フラガールに憧がれてポイボールを練習していたことで得意になりました。

ね では、最後になりますが「今後伸ばしたい表現」は?
R 自分らしさは大切にしながら、ダイナミックな表現を自分の中に取り込み、踊りの幅を広げていきたいです。
S 曲の雰囲気に合った表現や、曲のストーリーをお伝えすることができるよう、より表現力を磨きたいです。
ね 忙しい時間にありがとうございました。
R.S こちらこそ大変ありがとうございました。マハロ~!

60年企業の最大の魅力は、“しぶとさ” だ。
60年続く企業は、「バブル」「リーマンショック」「コロナ」「震災」「円高・円安」など、日本経済を揺さぶったあらゆる局面を乗り越えてきた存在でもある。ハワイアンズの原点は、60年前の “炭鉱閉鎖” という危機からの大胆な方向転換と、その決断力にある。そして今、100周年に向けた大規模リニューアルが着々と進行中だ。続きは後編で。
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