新型ムーヴであらためて感じることができた寄り道が楽しい、週末のふたり時間

ダイハツ/ムーヴ(RS・2WD) 車両本体価格189万7500円(L・2WDは135万8500円~)

ドライバーだけでなく、同乗者の心も突き動かすクルマを目指して付けられた新型ムーヴのキャッチコピー “もう一度、心が動き出す。MOVE ON.”。ユーザーのニーズに応えるべく大きな進化を遂げた新型ムーヴにおいて、スペックだけでは語ることができない心を突き動かす潜在的な価値とは?

写真/熊谷義久 文/モノ・マガジン編集部

プッシュスタートボタンを押すとTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイに “HELLO” の文字が浮かび上がるとともに、メーターの針がくるりと回るオープニングセレモニーが気分を高める。

夫婦の話題の中心が子どもだった期間を終え、第二の人生を考える時間が増えた今日このごろ。クルマも家族全員が乗れる大きなファミリーカーを所有する必要はなくなり、今の自分たちにフィットするクルマは何かを考えるようになった。では、その考えに相応しいクルマは? 導き出した答えが新型ムーヴの選択だった。

見晴らしがよく、運転しやすい高い視点を実現した新型ムーヴは広い前方視界も確保するべくAピラーを2本に分割して傾斜も最適化。初代から続く縦型のリヤコンビネーションランプも存在感を放つ。

使い勝手が良いことから、あらゆるユーザーから好評を得てきたムーヴ。だからこそ、ムーヴ= “通勤や街乗りなどの日常生活を支える相棒” というイメージをもっている人もいるだろう。新型ムーヴではそのようなユーザーも視野に入れ、全方位で軽自動車の魅力を進化させることで、より日常使いの心強いパートナーとして進化していることは想像に難くない。しかし、10年以上の歳月を経て登場した『新型ムーヴ』の魅力は、それだけには留まらない。

最上位グレードのRS(写真)には両側パワースライドドアを標準装備。荷物などで両手が塞がっていても車両に近づくだけでスライドドアが自動で開く “ウェルカムオープン機能” はお買い物の強い味方に。

たとえば、動く姿が美しいデザインにこだわりながらも、左右ともに大きく開くスライドドアは開放感がいっぱいだ。車内に乗り込めば、天井の高さが程よく落ち着き、足元も楽に足を組めてしまうほど。居心地は満点! 帰りは、おみやげを両手に抱えていると、電動スライドドアのありがたみを知る。走りはというと、これまた、全域で力強い加速を披露してくれて静粛性にも優れており、乗り心地の良いシートと相まって、いつの間にかふたりの会話も弾み、軽自動車であることすら忘れてしまう。何の不満もなく必要にして十分である。

穴場スポットや隠れ家的カフェを探すのもまた楽しいもの。休憩中に新型ムーヴをリヤから眺めてみると、すっきりとした線と面の構成のなかにも躍動感を感じるデザインは、“あらためて秀逸だな” と感じた次第。

これからも、ふたりで出かけるたびに寄り道したくなってしまいそうだが、それもまた一興で新型ムーヴにして良かったとつくづく納得! この先、楽しみが尽きることはなさそうである。

MOVE
ダイハツ工業
ダイハツお客様コールセンター ☎0800-500-0182

関連記事一覧