
ドライバーだけでなく、同乗者の心も突き動かすクルマを目指して付けられた新型ムーヴのキャッチコピー “もう一度、心が動き出す。MOVE ON.”。ユーザーのニーズに応えるべく大きな進化を遂げた新型ムーヴにおいて、スペックだけでは語ることができない心を突き動かす潜在的な価値とは?
写真/熊谷義久 文/モノ・マガジン編集部



夫婦の話題の中心が子どもだった期間を終え、第二の人生を考える時間が増えた今日このごろ。クルマも家族全員が乗れる大きなファミリーカーを所有する必要はなくなり、今の自分たちにフィットするクルマは何かを考えるようになった。では、その考えに相応しいクルマは? 導き出した答えが新型ムーヴの選択だった。


使い勝手が良いことから、あらゆるユーザーから好評を得てきたムーヴ。だからこそ、ムーヴ= “通勤や街乗りなどの日常生活を支える相棒” というイメージをもっている人もいるだろう。新型ムーヴではそのようなユーザーも視野に入れ、全方位で軽自動車の魅力を進化させることで、より日常使いの心強いパートナーとして進化していることは想像に難くない。しかし、10年以上の歳月を経て登場した『新型ムーヴ』の魅力は、それだけには留まらない。


たとえば、動く姿が美しいデザインにこだわりながらも、左右ともに大きく開くスライドドアは開放感がいっぱいだ。車内に乗り込めば、天井の高さが程よく落ち着き、足元も楽に足を組めてしまうほど。居心地は満点! 帰りは、おみやげを両手に抱えていると、電動スライドドアのありがたみを知る。走りはというと、これまた、全域で力強い加速を披露してくれて静粛性にも優れており、乗り心地の良いシートと相まって、いつの間にかふたりの会話も弾み、軽自動車であることすら忘れてしまう。何の不満もなく必要にして十分である。



これからも、ふたりで出かけるたびに寄り道したくなってしまいそうだが、それもまた一興で新型ムーヴにして良かったとつくづく納得! この先、楽しみが尽きることはなさそうである。
