ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 46
安定した火力を誇るアウトドア用調理器具


寒い時期のキャンプには温かい食べ物や飲み物が本当にありがたい。そんな時に便利なのがシングルバーナーだ。ガスの入った缶を装着させて、火を点けるときの高揚感は筆舌に尽くし難い。外で食べる温かいものは、カップラーメンだろうが、煮込み料理だろうが、焼き料理だろうが関係なく美味い。安定した火力があって、OD缶と分離できるタイプのバーナー、昨年末リニューアルしたばかりのSOTOのFUSION Trekの偏愛っぷりを語りたい。

私は、SOTO(ソト)のマイクロレギュレーターストーブFUSION Trek(以下フュージョントレック)を愛している。

なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?

SOTOは、新富士バーナーが作る、キャンプやアウトドアフィールドで使う燃焼器具のブランド名だ。ネーミングの由来は、アウトドアを意味する“外”から来ているのは以前も書いた。工業用バーナーの製造会社として設立し、配管工事等に使うプロパンバーナー、そして、雑草処理に使用する草焼灯油バーナー等を製造・販売している。

 2010年に、キャンパーに絶大なる人気の「ポケトーチ」が米国の雑誌バックパッカーが選ぶエディターズチョイスを受賞。世界中にSOTOブランドの名が知れ渡った。他にも、年々調理器具全般のラインナップが増え、シングルバーナー、テーブル、焚き火台、チタン製のマグなどなど。ファミリーキャンプだけでなく、ソロキャンパーにも嬉しい、軽くて、コンパクトかつデザイン性の高い商品を輩出し続けている。

OD缶と火口が別体になっているので地面から近いところに鍋を置ける。

その中でも、今回のシングルバーナーは、以前から愛用しているフュージョントレックの最新版だ。昨年の12月に、ガス噴射口をトリプルジェットからシングルジェットへ改良。発熱量3.5kw(3000kcal/h)にパワーアップした。

シングルバーナー(またの名をシングルストーブ)には燃料が2種類あり、CB缶、OD缶とがある。前者は自宅での使用を目的にしているため、低気温での火力はOD缶には敵わない。ところが、コンビニやホームセンターに必ず置いてあるので燃料を入手しやすいというメリットがある。うって変わってOD缶はアウトドアショップでしか手に入らないが、冬場の寒い時期(まさに今の時期!)のキャンプ場や標高がある山の上などで安定した火力を誇る。一長一短。

さらに、マイクロレギュレーターを搭載しているのも特徴だ。これは、ガスの圧力とスプリングの反発力を利用して火力を調整する機能。外気温が下がってきた時に、火力が落ちてくるところを調整、安定的にガスを送り込むことになり、結果、「料理がうまくできる」に繋がるのだ。自宅で料理していたら、気温が下がってきたり、風が吹いたり、日が陰ったりがないので、細かい調整が要らないのは理解できるだろう。

細かい穴が開いているところからガスが出て火が吹き出る

火が出てくる火口の周りには壁があるため風に強い仕様にもなっている。ゴトクは3本。4本のものより軽量化を計っている。とはいえ、シェラカップや缶詰めなどを載せても安定するようになっているので心配ご無用。キューバサンドメーカー、大型の鍋、スキレットなども問題なかった。ガス缶と一体型になっているシングルバーナーは地面から高いところに鍋を載せるので、地面が不安定な場所では鍋を落とすこともある。ところが、フュージョントレックのように別体になっているタイプは、軽い鍋を置いても安定するため、料理好きにも嬉しい。地面に多数の鍋を用意しておけば、サッと入れ替えて、2品、3品とさくさくつまみなどを作れるからだ。キッチンドリンカーならぬ、シングルバーナードリンカーだ。(冗談)

大型のホットサンドメーカー(ハイマウントのキューバサンドメーカー)を載せても安定感抜群だった。
手のひらに載せるとこのくらい

このフュージョントレックの火力はSOTO製品の中でもトップクラスの3,000kcal/hなのは前述の通り。お湯を沸かす時間もあっという間で、炎が見えないほどボボボーという音が聴こえ、勢いがあるのもすぐ分かる。調理時間が短いということは燃料を使う時間も短くなるので、コストパフォーマンスが高いと言える。それでいて、重量は182gの超軽量。サイズもコンパクトになり、3本のゴトクを回して収納すると手のひらサイズに。

こちらは別売のFUSIONポーチ税込。2080円

はじめから付属しているナイロンの袋もあるが、別売のメッシュポーチが優秀なので一緒に買っておきたい。ポーチの左右には耳が付いているので、紐で結べばサコッシュとして使うこともできる。

内側にポケットがあるのでライターなどを入れられる

また中にライターを入れておくと便利だ。フュージョントレックには点火装置がついていないので、火を点ける際はライターが必要だからだ。以前、モノマガジンWEBでご紹介したガストーチでもいいし、画像にあるマイクロトーチは重量が35gなので、自転車キャンプが好きな私にはピッタリ!

コーヒーを自慢する筆者。豆はスターバックスコーヒーのシングルオリジン「ニカラグア」だ。

早く春になってほしい気持ちもありつつも、寒い時に飲む温かいコーヒーの良さは冬ならではの楽しみかもしれない。キャンプでも、登山でもフュージョントレックで格別なコーヒータイムを!


SOTO マイクロレギュレーター FUSION Trek SOD-331

価格9900円
外形寸法:幅430X奥行140X高さ100mm(使用時・本体のみ)      
     幅110X奥行60X高さ100mm(収納時)
ゴトク径:160mm(外径)、62mm(内径)
重量:182g
発熱量:3.5kW(3,000kcal/h)※1
使用時間:約1.3時間(SOD-725T 1本使用時)※2
使用容器:SOTO製品専用容器(ボンベ)(OD缶タイプ)
材質:ゴトク・器具栓つまみ・バーナーヘッド :ステンレス
付属品:収納ポーチ
※1 気温25℃無風状態で点火後から5分間の燃焼データより算出。
※2 気温25℃無風状態で点火後から30分間の燃焼データより算出。
屋外使用専用

ホームページ:http://www.shinfuji.co.jp/soto/
製品ページ :http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/sod-331/
お問い合わせページ:http://www.shinfuji.co.jp/soto/about/support/

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  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net