「FOODEX JAPAN」で、近年注目が集まる地中海式の食事法や、有機食材について学んだ後は、シチリア島に次いでイタリアで二番目に大きい島で、山、森、平野、海と自然の魅力に溢れ、世界で5つある長寿の地域「ブルーゾーン」に指定される、サルデーニャ州の自然の恩恵を実感できる料理にフォーカス!

「FOODEX JAPAN」のための特別な企画として、イタリア各地の本格料理の数々を堪能できるレストラン「PAPPAGALLO(パッパガッロ)」にて、『サルデーニャの夕べ』と題されたテイスティングイベントが開催され、様々な特産物、美味しい食材を生産している島サルデーニャのアイデンティティを活かした、特別なコース料理が披露された。
そもそもサルデーニャとは、温暖な地中海気候と、美しい海など豊かな自然に恵まれ、海の幸から山の幸まで美食の宝庫ともいえる。カラスミの名産地であり、山の幸は羊乳から作られるペコリーノチーズや温暖な気候から造られる上質なワイン、オリーブオイルなどが有名だ。
そうした上質な素材を使い、ゆったりとした時間の中で、贅沢に楽しむことができるのがサルデーニャ料理の特徴だ。
まず、Aperitivo(アペリティーボ)には、ボラのBottarga(ボッタルガ=カラスミ)のすりおろしのクロスティーニが登場。赤ワインとの絶妙な味わいを楽しむことができる。
次に、Antipasto(アンティパスト)として出てきたのは、Accademia Olearia(アカデミア・オレアリア)社のオリーブオイルが新鮮な味わいを引き立てる、ボッタルガのスライスを乗せたセロリのジュリエンヌ。

ワインの生産地として有名なGallura(ガッルーラ)にて、Tenute Ólbios(テヌーテ・オルビオス)社が手がける、白ワイン「Lupus in Fabula DOCG Vermentino di Gallura Superiore(ルプス・イン・ファーブラ・ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ・スペリオーレDOCG)」は、濃厚な味わいが特徴だ。
サルデーニャの伝統的なパンである、S.F.サルダパン社のPane carasau(パーネ・カラザウ)と、カゼイフィーチョ・アルジオラス社のサルデーニャ産チーズの盛り合わせとともに味わうことができた。


続いて、Primo piatto(プリモ・ピアット)は、サルデーニャの伝統的な小粒のパスタ「Fregula(フレーグラ)」を、レ・マルヴィリエで採れたイカ墨ソースで味付けした美味しいパスタ料理と、赤エビでアレンジしたコクのある豆のスープを堪能!


マリアージュの赤ワインは、さっぱりとしていて飲みやすい「Cangrande. 17 Colli del Limbara Rosso IGP(カングランデ17・コッリ・デル・リンパーラ・ロッソIGP)」。

Second piatto(セコンド・ピアット)は、サルデーニャの滋味を実感できるスペシャルなポーチドエッグが登場!
野菜ブイヨンに浸したS.F.サルダパン社の2枚重ねのパーネ・カラザウを使い、Ayò Alimenti(アヨ・アリメンティ)社の濃厚なCampidano(カンピダーノ)風トマトソースをかけ、その上にCaseficcio Argiolas(カゼイフィーチョ・アルジオラス)社とCaseificio Antonio Garau(カゼイフィーチョ・アントニオ・ガラウ)社のペコリーノチーズをすりおろした、マイルドながら大人の味わいを堪能できる一品。

ワインは、有名なワインの名産地である「Canonau(カンノナウ)」で生産された「Cavè Cannonau di Sardegna DOC(カヴェ・カンノナウ・ディ・サルデーニャDOC)」。

そして最後のDolce(ドルチェ)は、創作デザート「ティラミサルド」。Tipico(ティピコ)社の甘いビスコッティを使用して作られた、気分までもが盛り上がる美味しいティラミスのドルチェだ。

美味しい料理であることはもちろん、健やかな身体を育んでくれるサルデーニャ産の優れた食材と料理。まだ馴染みがないという人も多いと思うが、豊かな自然が育んだ持続可能な食材は、日本人の味覚にもマッチする至極の味わい。近年注目されるイタリアのビオフードとして、今後より一層愛される料理になるだろう。
問 イタリア大使館 貿易促進部
PAPPAGALLO(パッパガッロ)
東京都港区海岸1-10-45 アトレ竹芝
シアター棟3F
03-5422-1068