
本田技研工業(以下Honda)は、新型「PRELUDE(プレリュード)」の発売を記念したポップアップイベント「プレリュー堂」を12月4日(木)から12月7日(日)まで、東京都渋谷区OPENBASE SHIBUYAにて期間限定で開催した。新型PRELUDEの “走りの味変” を体験できるスパイスカレー専門店「プレリュー堂」を若者の街・渋谷に期間限定オープン。プレリュー堂では新型PRELUDEの6つの走りにちなみ、ワンプレートで6つの “走りの味変” が楽しめるカレーを販売。さっそくmonoWebスタッフはその渾身の一皿食べてみた!



24年ぶりに復活を果たした新型PRELUDEは、Honda車として初めて採用した制御技術「Honda S+ Shift(エスプラスシフト)」と、3つのドライブモード(SPORT・GT・COMFORT)を組み合わせることで1台で6つの異なる走りを実現し、“走りの味変” による爽快で意のままの走りを目指したクルマだ。






初代プレリュードは1978年11月デビュー。その後2代目1982年11月、3代目1987年4月、4代目1991年9月、5代目1996年11月に続き、24年ぶり2025年9月、6代目として復活を遂げた新型プレリュード。歴代のプレリュードを眺めながらのカレーは格別だ。

本田技研工業広報担当:宮本慶浩氏
スパイス料理研究家:一条もんこさん
PRELUDEPT開発責任者:齋藤吉晴氏
新型PRELUDEが提案するのは、走りの楽しさを “味変” として体験する新しいスタイル。そのコンセプトを具現化する場として、スパイスカレー専門店『プレリュー堂』を渋谷に期間限定でオープン。店内では、PRELUDEの多彩な走りをスパイスの組み合わせに見立てたオリジナルカレーをご用意。若者が気軽に立ち寄り、クルマの魅力を五感で感じることができる空間に仕上げました。

宮本 慶浩氏
PRELUDEの開発コンセプトや、幅広い層に人気で流行の「スパイス」をフックにカレーでPRELUDEの走りを表現したいと考えました。

一条もんこさん
今までの長いカレー人生の中でも、これほどの難題に挑んだのは初めてでした。PRELUDEの持つどっしりとした車体は、しっかりとした肉感として表現し、爽やかなスピード感は酸味で表しました。そして、PRELUDEならではの6つの乗り心地=モード切り替えは、それぞれ異なるオリジナルスパイスの香りで体感できるように仕上げています。

齋藤吉晴氏
パワーユニット開発担当の斎藤さんはモビリティリゾートもてぎで、一条さん運転のプレリュードの助手席に乗り、走りのPowerスパイスを監修。まさにそのテイストは実車と同じです。
プレリュー堂のカレー試乗…試食


ユーモアあふれる、まさにHondaらしい仕掛け。テーブルに置かれたランチョンマットは、プレリュードのコクピットをリアルに再現。さらに、ダートコースではねるカレー除けのエプロンは、3点式シートベルトが描かれている。食卓に「ドライブ」をかけるこの演出は、やる気を呼び覚ます仕掛けそのものだ。
新型プレリュードのベースカレー

ベースとなるカレーは、長距離でも滑らかに駆け抜ける、伸びやかな加速と快適性、優れたバランスの良い走りを提供する「GT」モード。伸びやかで爽やかな走りをトマトの酸味と、スパイスはクミンとコリアンダーを荒く挽き、立体感のあるフレッシュな香りをカレーにまとわせることで表現。ごろっとした豚肉や副菜の華やかさで、新型PRELUDEのスタイリッシュさを食の体験にも投影。この豚肉の厚みと噛むほどに旨味がじゅわっと口の中で広がるのは、アクセルを全部踏み込んだ感覚! ブレーキキャリパーそっくりな漬物がスピードを落としてくれる美味しさだ!


ベースカレーに加える5種類の特製スパイスで、計6通りの “走りの味変” を楽しめる。SPORTは挽き方 の異なるブラックペッパーでキレ味を、COMFORTはカルダモンやフェンネルの甘い香りで上質な快適性を表現。 Honda S+ Shiftとの組み合わせスパイスでは、GTやSPORTの爽快感・高揚感を強めたり、COMFORTの包容 力を深めたりと、走りの違いを味の変化として体感できるよう工夫されていた。カレーにレッドゾーンはない!
もんこ × Honda プレリュードスピリッツ


キレと刺激の駆け抜ける「SPORT」スパイス
「SPORT」モードが持つ山道や峠道などカーブの多い道や高速道路でも、きびきびした走りの特徴をブラックペッパーの挽き方にバリエーションをつけることで表現。パウダー状と粗挽きにしたものを混ぜることによって、強弱のついた辛味の香りとキレのある味を楽しめます。

甘くさわやかな香りが心地よい「COMFORT」スパイス
ソフトで快適な乗り心地によって、リラックスした運転が可能な「COMFORT」モード。スパイスは癒し効果のあるカルダモンとフェンネル、そしてシナモンを使って表現。カルダモンを粗挽きにし、上質さを際立たせました。また、フェンネルの甘い香りを「COMFORT」モードが持つリラックスした運転に結びつけています。

痺れと辛みでアグレッシブな刺激「SPORT × Honda S+ Shift」スパイス
6種類の中で最も魅惑的な昂る走りができる特徴を、花椒とチリペッパーを混ぜて粗挽きにすることで表現。麻辣のようなやみつきになる辛さと、花椒の華やかな香りを合わせて、刺激のある乗り心地をスパイスに落とし込みました。

コクと上品な香りでおもてなし「COMFORT × Honda S+ Shift」スパイス
通常の「COMFORT」モードと使ってるスパイスは同じで、カルダモンとフェンネル、シナモンの割合を変えてフェンネルの存在感を際立たせました。新型PRELUDE本来が持つ爽快感に甘苦い香りをプラスすることで、大事な人を隣に乗せて走るような上品でリラックスした乗り味を表現しています。

走り続けたくなる爽快「GT × Honda S+ Shift」スパイス
「GT」モードよりも意のままに操る喜びを感じられる特徴を、コリアンダーの爽やかな香りをちょっと強調することで表しました。粗く挽くことでコリアンダーに含まれる柑橘系のフレーバーが爽快感のある香りを引き立たせ、ロングドライブにも最適な乗り心地に近づけました。


新型プレリュードの走りのテイストを、カレーの味で楽しめる一皿。モードによって起こる味変は、通常のカレーとは違い異次元の世界に連れていく。走り切り気付けば体はオーバーヒート気味。大量の冷却水を注入するほど楽しめたプレリュー堂、HOTなクーペだった!
Honda斎藤さんによれば、カレーは完売し大盛況のうちに終了したとのこと。新型ホンダ・プレリュード「2.0L直噴アトキンソンサイクルエンジン+2モーターハイブリッド(SPORTS e:HEV)」実際に乗ってみたくなった!


































