NESPRESSO（ネスプレッソ）高級コーヒーメーカー「クレアティスタプロ」。自動スチーム＆タッチパネルで、理想の一杯を淹れてみた！

カプセルコーヒーと専用コーヒーメーカーを通じて、“至福のコーヒー体験” を提供することにこだわり続ける「NESPRESSO（以下、ネスプレッソ）」（本社：東京都品川区）は、デジタルタッチパネルとスチームノズルを搭載したハイエンドモデルのコーヒーメーカー「クレアティスタプロ」を、2025年10月29日（水）に発売。前回「ヴァーチュオクレアティスタ」を取材したmonoWeb編集部は、ヴァーチュオとは異なる今回の「クレアティスタプロ」の性能と至福のコーヒー体験すべく、日本橋高島屋新館５階のネスプレッソブティックを訪れた。

ネスレネスプレッソ
ブランドコミュニケーション
マネージャー
中岡美智子さん
ネスプレッソではコーヒーチェリーの栽培からコーヒーを味わう瞬間まで、至福の一杯をつくるために専門家が情熱を注いでいます。風味を守るアルミニウム製カプセルに密封された高品質なコーヒーを、どなたでも家庭で楽しむことができます。

「クレアティスタプロ」ディテール

ステンレススチール製の鏡面仕上げが美しい、スタイリッシュな「クレアティスタプロ」。まるでイタリアのバールで味わうエスプレッソを、そのまま自宅で楽しめるかのような一台だ。前述の「ヴァーチュオ」が、カプセル内のコーヒー豆に遠心力で均等にお湯を注ぐ方式だったのに対し、「クレアティスタプロ」は最大の高圧抽出を採用している「オリジナル」のシリーズ。その味わいも見た目の洗練さも業務用マシンに引けを取らない、本格的なエスプレッソマシンに仕上がっている。

自動スチームノズルとデジタルタッチパネルを搭載した、ハイエンドモデルのコーヒーメーカー。多彩なミルクレシピを手軽に楽しめるほか、リストレット^※1やエスプレッソ^※2のような少量抽出から、たっぷりサイズのアメリカーノ^※3まで、幅広いカップサイズに対応している。さらに、氷の上に直接抽出することで、アイスコーヒーも手軽に楽しめてしまう。タッチパネルには前述４種類のコーヒーメニューに加えて、５種類のミルクメニューがプリセットされており、好みに応じてフォームミルク^※4の温度や泡の厚みも細かく調整が可能。きめ細やかなフォームミルクは、自宅で本格的なラテアート^※5に挑戦する楽しみを広げてくれるぞ。

※1 エスプレッソの抽出量を半分にした濃厚なショートショットコーヒー
※2 エスプレッソとは、イタリア発祥の加圧抽出によって短時間で淹れる、濃厚で香り高いコーヒー
※3 エスプレッソにお湯を加えて薄めたコーヒーで、濃厚な香りとすっきりした口当たりが特徴
※4 空気を含ませて泡状にしたミルクのことで、カプチーノやラテアートに使われるふわふわのミルク泡
※5 エスプレッソにスチームミルクを注ぎ、表面に模様や絵を描く技術

直感的に使える「クレアティスタプロ」のタッチパネル

シンプルなタッチパネル操作で、コーヒーの抽出量、ミルクの温度、そしてミルクの泡立ち具合まで、細やかに調整できる機能を搭載。フォームミルクの温度は11段階、泡の厚みは８段階で設定可能。レシピに合わせた理想的なフォームミルクはもちろん、細部にまでこだわったアレンジも自在だ。さらに、カスタマイズした設定は保存できるため、お気に入りの味わいをいつでも、何度でも再現可能。今回monoスペシャル、カスタマイズしてみた！

ネスプレッソ「クレアティスタプロ」は、家庭でバリスタ級の一杯を楽しめる、ハイエンドモデル。タッチパネルと自動スチームノズルで、ミルクの温度・泡の厚みまで細かく調整可能だ。さっそくプロのバリスタが淹れるような一杯を飲んでみることにする！

エスプレッソ

タッチパネルでメニューをスクロールし、直感的に「エスプレッソ」を選択するだけで、あとは全自動で抽出が始まる。今回はクレマの量もコーヒーの量もデフォルト設定。イタリアのバールで淹れたような、しっかりとしたクレマの層ができ、本格的な一杯に仕上がった。口に含んだ瞬間、香りと味がふわりと広がる。まず酸味が立ち、次に苦味が追いかけ、最後にほんのり甘味が残る。一連の味の変化が心地よく、美味しいエスプレッソを堪能することができた。

トウキョウルンゴ

「トウキョウルンゴ」は、ネスプレッソが日本人の味覚とコーヒー文化への敬意を込めて開発した、ルンゴ（長めの抽出）専用カプセル。花のように繊細な香りと、複雑で奥行きのある味わいが特徴で、「トウキョウ」の名は日本の伝統的なコーヒー文化を象徴するものとして冠されている。パッケージやカプセルには、日本を象徴する桜の花があしらわれており、視覚的にも日本らしさを演出。本製品は「ワールドエクスプロレーションズ」シリーズの一部で、「ストックホルムルンゴ」「ヴィエナルンゴ」「ブエノスアイレスルンゴ」「ケープタウンルンゴ」「シャンハイルンゴ」など、世界各地の都市をテーマにしたラインナップが揃っている。一杯のコーヒーで、まるで世界を旅しているような気分に浸れる、そんな体験ができるシリーズだ。

「ラテアートも楽しめるカプチーノやラテ」

ラテアートとは、エスプレッソにスチームミルクを注ぎながら、表面に模様を描く技術のこと。ハートやリーフといったデザインが人気だが、そう簡単に描けるものではないのが、この世界の奥深さだ。クレアティスタプロは冷えた状態から自動スチームノズルで温められ、きめ細やかなフォームミルクが自動で作られる。わずか３秒で起動し、抽出からスチームまでをシームレスにこなす直感的な操作性も魅力。抽出量、ミルクの温度（11段階）、泡の厚み（８段階）など、細かな設定が可能だ。フラットホワイト、カフェラテ、カプチーノなど、５種類のミルクメニューに対応し、レシピに合わせたミルク設定も自在。クリーミーで美しいラテアートを、存分に堪能することができる。

ミルクメニュー「ラテマキアート」

ミルクの泡立ちと温度を最大に設定し、ノズルからシュッと圧縮蒸気を注ぎ込めば、一瞬でふわふわのフォームミルクが完成する。そこにコーヒーを注げば、芸術的なレイヤーが幾重にも広がる一杯に。時間が経つにつれて層が変化し、異なる描写が浮かび上がるのも魅力のひとつだ。ラテやカプチーノとは異なり、ミルクの甘さが主役になることはなく、あくまでエスプレッソの苦味と香ばしさを引き立てる脇役として機能する。味覚の境界線が可視化され、「淹れ」の新たな楽しみ方を提示してくれるのが、ラテマキアートの醍醐味だ。これは、美味しい。