ポップなカラーで履き心地がいいトレッキングシューズ
ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑82

Altra OLYMPUS 5 HIKE MID GTX (オリンパス 5 ハイク ミッド ゴアテックス)メンズ

キャンプのブームが去ったあとも堅調に伸びているのが登山やハイキング。若い人から高齢の方まで幅広い年齢層で楽しめる趣味だからかもしれない。都心に住んでいると自然が恋しくなり、PCやスマホの画面ばかり見ていると緑を見たくなるから不思議だ。標高がある急峻な山でなければ、装備は軽量であればあるほど体力は温存できる。ファストハイク、スピードハイクと言われる登山とトレイルランニングのちょうど間くらいのシューズはマルチに使えていい。重厚な登山靴に比べれば街履きとしても快適だし、体力次第では高い山も行ける。そんなオールマイティーなAltraの一足、オリンパス5ハイク ミッドゴアテックスの偏愛っぷりを語りたい。

私は、Altra(アルトラ)のオリンパス5 ハイク ミッドゴアテックスを愛している。なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?

アルトラは、Golden Harper(ゴールデン ハーパー)氏とBrian Beckstead(ブライアン ベックステッド)氏で作られたブランド。2009年に創設された比較的新しいシューズメーカーだ。ユタ州のオーレムが起源だが、現在はコロラド州のデンバーに本部を置いている。

ハーパー氏は「ランナーズコーナー」というランニングショップを営んでいる親の影響を受け、根っからのランニングナード(ランニングオタクという意味)。ランナーの障害を無くしたいという思いから、大学でバイオメカニクス(運動生理学、生体工学)を学ぶ。

そこで、裸足で走った時の歩幅に違いがあることに気づき、世にあるシューズはかかとからつま先までの傾斜がキツ過ぎると考察。その後、既存のシューズをトースターオーブンで温め、かかと部分を削り、試行錯誤を重ね、地面と水平にして立てるゼロドロップを開発。


かかとからの着地によって衝撃を与えるヒールストライクを回避することで、怪我をしない走り方ができるようになるという理論に基づく。

登山口近くのシングルトレイルは湿った土で歩きにくかったが、オリンパスのグリップは最高だった。

ゼロドロップは、現在のアルトラのシューズの代名詞となっているが、もうひとつの特長はフットシェイプデザイン。足の力を最大限引き出すため、つま先がやや丸みを帯びていて広くなっている。そうすると、足の指感覚が研ぎ澄まされ、本来持つ機能(安定感、バランス感覚、地面を掴む感覚など)を活かせるようになる。

その結果、足底筋膜炎、腸脛靱帯炎などのランナーに起こりうるであろう障害が軽減される。それだけでなく、普段、ビジネスシーンで履かなくてはならない先の細い革靴やパンプスにより、外反母趾になりかけている人にもオススメだ。

通常のシューズに比べるとつま先が丸みを帯びていて、やや広くなっているのは機能面でのことだが、見た目が可愛くなるのもいい。

ALTRAのシューズに出会う前までは、アドベンチャーレースやトレイルランのレースで長距離を走った後、かならず足の裏に疲れが残っていたので、土踏まずの部分を指で押してマッサージしていた。

マラソンのような長い距離を走った後なら当たり前のことだと思っていたので、なにも気にしていなかった。ところが、ALTRAのシューズを履いてからは足の裏の疲労がほとんど無くなったことに驚いた。それから、一気に虜に。

ランニングシューズブランドのアルトラが作るトレッキングモデル

今回のオリンパス5ハイク ミッドは前述の通り、ランニングというよりは、ファストハイクやスルーハイクといったハイキング、登山向けのモデル。勘のいい人ならミッドカットというくるぶしまでホールドされているところでお分かりかもしれない。

とはいえ、トレッキングシューズのように重くはなく、ガチガチに足首が固まるわけでもないので、何日もかけて縦走登山をするというよりは、軽量なバックパックにUL(ウルトラライト)なテントを入れて、スピーディーに1泊2日くらいで歩く人向けに良いと思う。体力、筋力がある人であれば縦走登山ももちろんできる。

Vibramの文字がつま先にも付いている。

濡れた路面でも滑りにくいVibram® Megagripをアウトソールに搭載していて、このカラーリングが好み! Teal(ティール)というカラーに近い、目の醒めるようなブルーグリーン。そして、アッパーはヌバックでもスエードに近いホワホワした素材が気持ちいい。

そして、とても柔らかい。メーカーのホームページにはBROWNという表記だが、ベージュと言ってもいい。オレンジ色のシューレースもこんなに合うとは。かかとにもオレンジ色のシューレースがあしらわれていて、バックパックに引っ掛けたりもできる。

アルトラのロゴマークもブラックで渋い
シューレースの履き口側にはボディと同色の留め具が付いていて、ここが金属ではないのもいい。

防水透湿性素材の最高峰GORE-TEXを搭載

以前メインで履いていたローンピーク4ミッドは履き口が狭くて、甲高で足幅広めの僕の足には入れづらかったのだが、こちらは少し広めになっているので足入れもいい。

また、これまでのアルトラはeVent®という防水透湿性素材を使っていたものが多かったが、こちらは絶大なる人気を誇る防水透湿性素材GORE-TEXを採用。雨の日も問題なく履けるので、これから雨量が多くなる時期には、山だけでなく街履きとしても有効だ。

アウトソールにも足の裏の形がデザインされているのがアルトラのお家芸。かわいい!

縫製もしっかりしているので、長く履けるアドベンチャーシューズ、これからも様々な山行で、じっくり履き込んでいきたいと思っている。

Altra OLYMPUS 5 HIKE MID GTX (オリンパス 5 ハイク ミッド ゴアテックス)メンズ


価格:3万3000円
仕様 
重量:528g(Mens US10.5 / 28.5cm)
ミッドソール:Compression Molded EVA
アウトソール:Vibram® Megagrip
スタックハイト:33mm
アッパー:GORE-TEX PRODUCT
FootShape™:ORIGINAL

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  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net

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