特撮ばんざい!第75回:特撮・アニメ名作の音のデザインを紐解く 『劇伴音楽入門』著者 腹巻猫氏インタビュー

テレビや映画で流れる様々な音楽、通称「劇伴」についての魅力を探る初の書籍『劇伴音楽入門』(集英社インターナショナル)が発売された。そこで今回、著者の腹巻猫さんへ取材を行い、『劇伴音楽入門』執筆の背景はもちろんのこと、『スター・ウォーズ』~『プリキュア』まで、劇伴音楽を巡る数々のエピソードについて語っていただきました。

取材・文/トヨタトモヒサ

――本書のタイトルにもなっていますが、まずは「劇伴」とはどういうものなのかお教えください。

腹巻猫 一言で言えば、映画やテレビドラマ、アニメなど映像作品の背景に流れる音楽全般を指す言葉になります。語源については諸説あるのですが、「劇の伴奏」を略して「劇伴」と使われるようになったと言われています。いつの時代からこの呼称が使われるようになったかは、ハッキリとはしてないんですけど、自分が調べた限り、活字となって残っているのは1950年代にまで遡ります。ただ、その頃から作曲家として活動されて、東宝や大映で数多くの映画音楽を手掛けた渡辺宙明先生によれば、映画の世界では「劇伴」という呼称は使われていなかったそうです。

――後年ですけど、宙明先生は自作を「BGM」と言っていましたね。

腹巻猫 想像ですけど、恐らく「劇伴」はテレビやラジオ発の言葉ではないかと思います。昔の放送局はバンドマンが常駐していて、生放送の音楽番組や生ドラマの音楽を演奏していたんです。それでバンドマンが仕事を区別するために言い出したのではないでしょうか。いかにもバンドマンが言いそうな言葉のようにも思えます。

――これが映画だと、たとえばニーノ・ロータの『ゴッドファーザー』(1972年)の「愛のテーマ」とか、本書でも触れられているジョン・ウィリアムズの『スター・ウォーズ(新たなる希望)』(1977年)など、いわゆるスクリーンミュージックを例に挙げれば、ピンとくる人もいるかと思いますが、映画音楽もまた広義に捉えれば、劇伴ということになるのでしょうか?

腹巻猫 そうですね。これも本書で触れたのですが、実はこの「劇伴」の呼称は、かつての映画音楽の作曲家にとっては、あまり良い印象の言葉ではなかったんです。単なる劇の伴奏でしかない、音楽を格下に貶めた言葉だと。

――自分も、取材した作曲家の池辺晋一郎さんに言われたことがあります。池辺先生曰く、「背景音楽」「劇音楽」だと。

腹巻猫 ええ。そういう方もいらっしゃるので、自分も仕事では、なるべく使わないようにしていて、以前は「劇中音楽」「映像音楽」といった言葉に置き換えるようにしていました。それが時代を経ていく中、新しい世代の作曲家が台頭すると共に劇伴という呼称が、抵抗なく使われるようになってきました。多少前後しますが、特にここ数年は、テレビで劇伴作曲家や劇伴音楽を特集した番組が放送されるようにもなり、今の若い作曲家たちは、ごくごく普通に「劇伴」という言葉を使っています。こういう状況を目の当たりにして、これは昔とは随分と違って来たなと。そういう実感がありますね。

――そもそも、腹巻猫さんは、かなり以前から「劇伴倶楽部」という、サントラファンに向けたHPも営まれていますよね。

腹巻猫 劇伴倶楽部は1998年に立ち上げた趣味のHPで、当初は「サウンドトラック」という言葉をサイト名に入れようと考えたんです。だけど、いかにもありそうじゃないですか(笑)。それで、少し古風な言い回しにしようと考えて、当時、劇伴という言葉は完全に業界用語だったんですけど、そこに漢字で「倶楽部」と付けたら、インパクトあるし、印象に残るかなと。それで「劇伴倶楽部」に決めたわけですが、当時は、劇伴という言葉自体が、まさかここまで広まるとは思ってもみませんでした。

――ここからは本題の『劇伴音楽入門』の話題に入りたいと思います。そもそも、どういった経緯で執筆することになったのでしょうか?

腹巻猫 端的に言うと、出版社からの依頼です。その際にサウンドトラックや映画音楽ではなく、劇伴の歴史や劇伴の魅力ついて一般に向けて分かりやすく書いてもらいたい、というお話でした。ですから、劇伴のキーワード自体も、実は自分で選んだわけではありません。そこに関しては、依頼を受けて、僕自身が驚いたというか(笑)。

――むしろ、「劇伴倶楽部」があったので、腹巻猫さんのほうからプッシュされたのかと思っていました。
腹巻猫(笑)。先ほどもお話したように、劇伴という言葉には否定的なニュアンスもあるので、最初はキーワードとして前面に出して良いのかどうか、葛藤があったくらいです。それに古くからの映画音楽のファンから「敢えてそういう言葉を広めるような本を出していいのか?」といった批判も危惧していました。ただ、執筆するのに6年くらいかかったのですが、その間に先ほども話したように状況も大きく変わってきて、今になって思えば、心配する必要はなかったですね。

――さて、本書は、全9章から成り立っていますが、構成を決める過程についてお聞かせください。

腹巻猫 そもそも映画音楽の歴史だけでも膨大であり、さらにテレビドラマ、アニメーション……と様々なジャンルを網羅しつつ、なおかつ一般の人に分かりやすい読み物ということで、まずは構成を決めるのに苦心しました。最初は福島正実さんの『SF入門』という本を参考に、言葉の定義と歴史から始まり、ジャンル毎の解説があり、それから代表的な作家と作品紹介といった構成を作ったのですが、これは担当から「違う」と却下されまして(苦笑)。要は頭から終わりまで流れのある読み物にして欲しいと。それで次に作ったのが、映画からテレビへの流れ、劇伴の音楽的なスタイルの変化、それを象徴する70年代の作品、角川映画やアニメブームによるサントラビジネスの大変革期を経て、洗練された作品が現れた80~90年代、そして現在の作品、と年代を追って紹介していく構成です。実はこれで書き始めていたのですが、テレビだけで1960~2020年代までおよそ60年にわたり、作曲家も紹介したい方が50人くらいいる。どうにも要素が多過ぎて決められたページ数に収まらないんです。最終的にこれを整理することで、全9章の構成が決まりました。本当は作曲家だけでも、羽田健太郎さん、宇野誠一郎さん、坂田晃一さん……と取り上げたかった方がたくさんいたんですけどね。章立てもいくつか統合しています。当初は「ヒーロー音楽」の章も考えていて、そこで『マジンガーZ』や『人造人間キカイダー』(共に1972年)の渡辺宙明先生や、『仮面ライダー』(1971年)の菊池俊輔先生を取り上げるつもりでしたが、宙明先生は、アニメ音楽に触れた第5章、菊池先生は、ジャズとロックの第4章に振り分けました。

――逆に取り上げる作品や作曲を厳選した分、腹巻猫さんのセンスも感じられます。たとえば、第4章で、八木正生を取り上げているのも個人的には面白いなと思いました。八木は、現代音楽の作曲家の芥川也寸志や黛敏郎、武満徹と、映画音楽を共作したり、ポピュラーでは、初期のサザンオールスターズのアレンジャーとしても知られていますね。

腹巻猫 従来から日本の映画音楽について語られる時に、1950~60年代のジャズの要素が軽視されがちだと不満を感じていました。八木正生さんは、60年代の日本の映画音楽を支えた重要人物のひとりであり、それもジャズの人なんです。実は日本の映画音楽についても独立した章を作るつもりでしたが、そこもオミットすることになり、八木さんと言えば、『あしたのジョー』(1970年)があるじゃないかと思って、そこで日本映画におけるジャズについて言及することにしました。結果的に、これが第4章の導入になったので、上手く収まったんじゃないかなと思います。

――第2章では、ハリウッド映画を取り上げて、映画音楽の歴史について分かりやすくまとめられています。

腹巻猫 今日、我々が慣れ親しんでいる映画音楽の手法は、トーキー(有声映画)としても比較的初期の作品になる、『キングコング』(1933年)の音楽を手掛けたマックス・スタイナー辺りが確立したものになります。後に不朽の名作『風と共に去りぬ』(1939年)を手掛ける作曲家です。

――他にもコルンゴルトとか、ナチの迫害を逃れてヨーロッパから亡命した作曲家が持ち込んだオペラの手法が源流なんですよね。一方、テレビの場合は全く事情が違うかと。

腹巻猫 そうなんですよ。映画は画に合わせて作曲する「フィルムスコアリング」と呼ばれる手法が一般的ですが、テレビの場合は、最初にたくさんの曲をまとめて録り、毎回のエピソードに合わせて選曲していく、「溜め録り」が主流です。しかも、これは海外のテレビドラマではほとんど例のない、日本のテレビ独自の作り方なんです。昔は映画と同じように毎回、音楽録音を行うテレビドラマも作られていましたが、1970年代には、溜め録りが主流になりました。ただ、ひとつ言いたいのは、この方式が映画の伝統的な手法に比べて、必ずしも劣っているということではありません。

――たとえば、『暴れん坊将軍』(1978年)の立ち回りとか、お馴染みの場面にお馴染みの曲が流れる爽快感は、溜め録り&選曲方式ならではの醍醐味ですよね。

腹巻猫 映画の方がテレビより本流だという考えから、フィルムスコアリングこそが正統という見方もありますが、溜め録りには溜め録りの良さがある。そこは自分としても強く主張したかったところです。

――そんな中、NHKの大河ドラマはかなりの後の時代まで、話数に応じての音楽録りを行っていたそうですね。

腹巻猫 NHKは局内に、録音スタジオと専属のオーケストラがあったので、毎週、音楽を録る環境が整っていました。現在はさすがに溜め録りなんですけど、渡辺俊幸さんの『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』(2002年)までは、画に合わせて劇伴を作曲して録音していたそうです。一方、溜め録りについては、第3章で、冬木透さんの『ウルトラセブン』(1967年)を例に挙げて詳しく解説しています。

――『セブン』では、一度にまとめて音楽録音を行うことで、予算を集約して、当時としてはかなりの大編成を実現したそうですね。

腹巻猫 それができるのもまた溜め録りのメリットだと思います。

――テレビ時代で言うと、『月光仮面』や『仮面の忍者赤影』、歌謡曲では倍賞千恵子の「さよならはダンスの後に」の作曲家として知られている小川寛興さんの証言も、とても貴重です。

腹巻猫 小川先生は、黎明期のテレビ番組はもちろん、映画音楽も手掛けられるなど、本当に様々な現場を経験されてきた作曲家です。『月光仮面』当時は、そもそもテレビ映画の作り方自体が確立していなくて、音楽についても宣弘社の社長の自宅で、たった数人で音楽録音をその都度行っていたそうです。そういった話も小川先生から直接お聞きしたことです。自分が小川先生に取材させていただいたのは2000年前後で、当時は稀に舞台の音楽を手掛ける程度で、第一線からは退いていました。ですが、日本のドラマ音楽を語る上では欠くことのできない存在で、その小川先生の証言も本書を通じて書き残しておきたい思いがありました。

――改めて執筆に際して気付かされたこともありましたか?

腹巻猫 最初にも話しましたが、劇伴と言う言葉が、いつから使われ始めたかは気になっていて、国会図書館で調べました。その過程で1950年代当時、多くの人から一段下に見られていた劇伴について、一般の音楽とは違う価値があるんじゃないかと主張する文献を見つけました。その文章には自分も勇気付けられましたね。

――ここでは自薦のサントラアルバムと作曲家、それぞれ3選挙げてもらえればと思うのですがいかがでしょうか?

腹巻猫 それは難しいですね(笑)。訊かれるタイミングで答えは変わりますよ、という前提でお話すると、一人は渡辺岳夫さん。彼が書く「岳夫節」と呼ばれるメロディがとにかく好きなんです。かつてフジテレビで放送されていたアニメの「世界名作劇場」の音楽で知られていますが、『アルプスの少女ハイジ』(1974年)辺りで、日本の劇伴に、それまでとは異なるスタイルを持ち込んだ作曲家だと思っています。もう一人は、やはり渡辺宙明先生です。実は『マジンガーZ』や『キカイダー』は、それほど熱心には聴いてなくて、個人的に意識したのがスーパー戦隊シリーズの『バトルフィーバーJ』(1979年)なんです。5つの地域を代表する5人のヒーローを、民族音楽の要素も取り入れた劇伴を書かれていて、これが実にカッコいい。ここで改めて宙明先生の音楽の魅力を確認し、その後の宇宙刑事シリーズになると作品も含めてハマりましたね。ですから、70年代よりも80年代の宙明先生の作品のほうが好きなんですよ。

――そして最後のひとりは?

腹巻猫 イタリアの作曲家、エンニオ・モリコーネです。後に『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988年)で有名になり、メロディアスで美しい曲を書く作曲家として認識されるようになりますが、1960年代は前衛的な音楽を書いていたんですよね。『荒野の用心棒』(1964年)、『夕陽のガンマン』(1965年)といったマカロニウエスタンでは、ジャンルミックス的な一風変わった音楽を書いていて、前衛からポピュラーまでの幅広さを、まさに一人で体現成し得た作曲家の代表がモリコーネじゃないかなと思っています。

――続けてアルバム3選についてもお願いします。

腹巻猫 これも悩みますけど、1枚はジョルジュ・ドルリューが手掛けた映画『マグノリアの花たち』(1989年)のサウンドトラック盤です。ドルリューは、とにかく美しいメロディを書く作曲家で、その持ち味が存分に発揮された作品のひとつです。この頃は社会人になり、音楽を聴く時間が少なくなっていましたが、ヘビーローテーションで聴いたサントラアルバムです。2枚目は、東宝レコードの『ゴジラ』です。

――特撮映画研究家の竹内博さんが構成を手掛けたアルバムですね(※1978年)。

腹巻猫 『ゴジラ』は作品を横断したコンピレーションのアルバムになっていて、「こういう構成をしていいんだ」というのが何よりの驚きでした。あの構成があまりにも素晴らしく、ある意味、今も影響を引き摺っているようなところがあります。当時は今みたいに作品毎の全ての音楽が聴ける時代ではなく、この作品で初めて商品化された曲もたくさんあって、その嬉しさも大きかったんですけど、どの曲から始めてどう展開していくかという流れに、とにかくインパクトがありました。今でも聴き返したくなるアルバムです。

――続いては最後の3枚目についてもお聞かせください。

腹巻猫 放送当時に発売された、スーパー戦隊シリーズの『超電子バイオマン音楽集』(1984年)です。これは中村学さんというライターがアルバム構成を手掛けたのですが、実に画期的な構成で、1曲目が重厚な敵側のメインテーマで、2曲目が変身~名乗りの音楽、そして3曲目が主題歌なんです、当時の戦隊は、番組フォーマットとしてのアヴァンタイトル(主題歌の前に入るプロローグ的なパート)なんてないのにアルバムではそれをやっていて、初めて聴いたときにはシビレましたよ。アルバムはアルバムで独自の構成をしていいんだと気付かされました。その後、未収録も加えて『超電子バイオマン MUSIC COLLECTION』(1996年)として仕切り直されましたが、その際も「音楽集」のインパクトのある構成は生かされていましたね。

――再び「劇伴音楽入門」の話題に戻しますが、第5章では、アニメブーム当時の状況が語られています。ここで『宇宙戦艦ヤマト』(1974年)についても触れていますが、本書ではその前に、コルゲンさんこと鈴木宏昌さんが劇伴を手掛けた『海のトリトン』(1972年)の重要性に言及されているのも注目したいところです。この辺りは、リアタイで追いかけていたわけですよね。

腹巻猫 ええ。これは話すと長くなるんですけど、『トリトン』は、ちょうど自分が小学校5年生くらいの頃に放送していて、6つ上の高校生の兄が先にハマっていたんです。当時、雑誌『SFマガジン』(早川書房)の投稿欄に『トリトン』のファンクラブの案内が出ていて、それを読んだ兄がファンクラブに入会するんです。アニメのファンクラブがあって、高校生や大学生が活動しているということを、それで初めて知りました。そのファンクラブの会員たちが『トリトン』の劇伴のレコード化を要望して、1979年に実現するんですね。劇伴自体も最先端のジャズを取り入れた素晴らしい音楽ですし、『ヤマト』に先んじてオリジナル劇伴の商品化が実現した重要な作品です。僕自身も『SFマガジン』の投稿欄がきっかけで『ヤマト』のファンクラブ(「C.B.ヤマト・ラボラトリー」のちの「ヤマト・アソシエーション」)に入会しました。でも、『ヤマト』の劇伴をレコード化してほしいという声は多かったものの、なかなか実現しませんでした。1977年に『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト』というアルバムが発売されたのですが、これはレコード用に劇伴を組曲としてアレンジし直して、ステレオ録音したアルバムなので、テレビで流れていた劇伴とは別物なんですよ。なので、「どうしてテレビで聴いたそのままの音楽がレコードにならないんだろう?」と、その後、しばらく悔しい気持ちが続きました(苦笑)。

――サントラファンは、たとえ音質が悪くても、演奏にキズ(※演奏ミス)があっても、それでもオリジナルを聴きたいという欲求があるわけですよね。

腹巻猫 そうなんですよ。そこは僕らサントラファンとしては、当たり前の認識なんですけど、割と一般の人にはそうでもないらしいんですよね。先日も子どもの頃に「交響組曲~」のレコードを聴いたという人と話をする機会があり、その方は、すごく楽しんで聴いていたそうなんですけど、オリジナルの劇伴との違いは全く気付いてなかったと。そういったところも本書では触れてみました。

――『ヤマト』は、『交響組曲~』のイメージからシンフォニックサウンドの認識も強いですが、本書では第一作目の『ヤマト』の音楽を「クロスオーバー」としているところも鋭い視点ですね。

腹巻猫 まさに仰る通りで、『交響組曲』以降はシンフォニックサウンドにシフトしていくんですけど、第一作の劇伴はロックやジャズの要素も強いんです。これについては、『宇宙戦艦ヤマト2199』(2012年)の際に、オリジナルの劇伴のスコアが残ってなかったので、ご子息の宮川彬良さんが復元作業をされたのですが、その作業を経て「最初の『ヤマト』の音楽は意外とロックだった」と証言されています。元々、宮川泰さんご自身がクラシックではなく、ジャズの人ですしね。

――宮川さんに取材される機会などは?

腹巻猫 宮川さんは、ご縁があってCD『ETERNAL EDITION File No.0 交響組曲 新 宇宙戦艦ヤマト』のレコーディングを見学させていただいたことがあります。宮川先生は、もうヘッドアレンジというか、スタジオでどんどんスコアを直していくんですよ。指揮台に立ちながら「ここはフルートに変えて」とか「ここからここまで何小節カット」とか、そうやって現場で音楽を作り上げていく。それはジャズ畑で即興力に長けた宮川先生だからだと思うんですよね。逆に言えば、スコアが残っていても、完成形が違うということでもあります。後は駄洒落が多い(笑)。クレイジーキャッツのメンバーになりたかったというエピソードがあるくらいで、テレビで観ている宮川さんの印象そのままの、とても面白い方でしたね。

――そして『ヤマト』のようにレコード企画として劇伴を、新しく録音してアルバム化する流れがある一方、当時のテレビ番組はモノラルだったにも関わらず、オリジナルの劇伴をステレオでレコーディングしてレコードにしたのが渡辺岳夫(と松山祐士)の『機動戦士ガンダム』(1979年)のケースになります。

腹巻猫 そこもまたコロムビアとキングレコードの違いで、会社によって色々な考え方がある。キングレコードは「むしろファンが聴きたいのはテレビで流れる劇伴そのものなんだ」と気が付いて、観賞用の音楽を別に録るのではなく、テレビ用の音楽をレコード化を前提に録音する方法を選んだんです。これはこれで、せっかく作った音楽が劇中で使われない可能性もあるんですけど、こうした各社の違いも、また面白いところだと思います。

――その辺りを第6章で、ビジネスとして成立してきた時代として括っていますが、実体験としてはどのように感じていましたか?

腹巻猫 1970年代末から80年代にかけて、本当に状況が一変しました。今はサントラが発売されるのが当たり前の時代ですけど、サントラが出ないのが当たり前だった時代があったわけです。それが角川映画の登場やアニメブームの到来によって、サントラが次々と発売されるようになっていった。当時としては、自分が好きなものが一般に受け入れられた、メジャーになってきたという思いがありました。そこは自分がまさにリアルタイムで体験して肌身に沁みているところです。サントラはマニアックな趣味だと思われていたのが、徐々にそうでもなくなってきたのが、この80年代だったと思います。この時代の映画やアニメの状況については、けっこう色々な書籍で書かれているんですけど、音楽については触れられる機会が少ないんです。そこも記録として残しておきたいと思っていました。

――そんな80年代に登場した一作として、『風の谷のナウシカ』(1984年)についても取り上げています。作曲家の久石譲さんは、この作品で一躍注目を集めることになりました。

腹巻猫 『ナウシカ』は、成立過程が少々複雑なんですよ。もともと違う作曲家が担当する予定で、久石さんは、当初はイメージアルバム(「風の谷のナウシカ イメージアルバム 鳥の人…」/1984年)の作曲家として起用され、続いて「風の谷のナウシカ シンフォニー編 風の伝説」(1984年)を挟んで、映画の音楽の担当に決まり、フィルムスコアリングの手法を駆使して作曲したのですが、実際の映画では「イメージアルバム」と「シンフォニー編」の曲も混ぜて使われていて、ご本人としては満足していないらしいんです。

――ジブリは『ナウシカ』にしろ『ラピュタ』にしろ、サントラCDに未収録の音楽がけっこうありますよね。今に続く久石さんのジブリ作品についてはどのような認識をお持ちですか?

腹巻猫 元々、久石さんはミニマルミュージックの作曲家で、ご自身はそれまで叙情的なメロディを書けるとは思ってなかったそうなんです。それが『ナウシカ』を機に、そういう作風にシフトして行った。『ナウシカ』の頃はモダンであり、ロック的な曲もあり、しかもシンセサイザーを使いこなしていて、そこに当時すごく新しさを感じました。その後は、どんどんメロディアスな作風が色濃くなりますが、近年は『君たちはどう生きるか』(2023年)など、ミニマル回帰の傾向を感じています。自分はどちらかといえば、初期の頃や近年の作風が好きですね。

――三枝成彰の『機動戦士Zガンダム』(1985年)しかり、結局、劇伴をやると旋律を書かざるを得ないところもありますよね。そして、それらとは対極に位置する80年代の作品として、言及されているのが『AKIRA』(1988年)です。

腹巻猫 民族音楽によるパフォーマンス集団「芸能山城組」が劇伴を手掛けたのですが、これがまたとても不思議な音楽です。実は『AKIRA』の音楽は、長らくその面白さに気付くことができなかったんです。ものすごく力のある絵に、普通だったらとても思いつかないような音楽を組み合わせていて、そこをどう楽しんで良いのかと。でも、この本のために改めて観返し、聴き直してみて思ったのは、映画も音楽も全て「祭り」なんじゃないかなって。実は『AKIRA』の音楽が「祭り」の音楽であるってことはCDのライナーノーツにも書かれてあったんです。それに気付いて、この映画の楽しみ方がわかったような気がします。もちろん、それはあくまで自分の主観であって、様々な解釈があっていいと思っています。音楽は絵や言葉と違って抽象的なものですから、いかようにも解釈できる。そこもまた劇伴の奥が深いところですね。

――その後も様々な流れを辿って行く劇伴音楽ですが、時代の変遷などはどのように感じていますか?

腹巻猫 一番大きく感じているのは、最初から劇伴音楽を書きたくて作曲家を志す若い人が増えたことです。劇伴音楽は芸術音楽よりも価値が低く、ポピュラーに比べて裏方的に思われていた時代とは雲泥の差があります。今では菅野よう子さんを聴いて作曲家を志したとか、僕が劇伴倶楽部のサイトを立ち上げた頃に比べると大きく状況が変わりました

――久石譲に憧れる人も多いですし、音大でも東京音楽大学みたいに映画放送コース(※現ミュージック・メディアコース)を設置して、劇伴作曲家を養成する時代になりましたね。それこそ、かつての作曲家は現代音楽なりジャズなり、それぞれの本道があり、劇伴は食うための手段でした。

腹巻猫 そういう状況だったのが、今はもう完全に逆転していますね。

――音楽の作り方自体も変わってきているかと思いますが、いかがでしょうか?

腹巻猫 クラシックを根底にしてオーケストラを主体にした映画音楽の時代があり、ジャズやロック、そしてシンセサイザーといった時代の変遷については本書でも触れていますが、今はソフトシンセが主流になり、これは良し悪しもありますけど、サンプリングがすごく優秀で、生楽器か否か聴き分けられないくらいになっています。後は最初から音源を作り、スコアを書かない作曲家も少なくありません。これは「トラックメイキング」と言うんですけど、たとえば最初に全体尺を決めてリズムループを作り、そこにメロディやアクセントになる部分を当てはめていく手法です。『ハイキュー!!』(2013年)の林ゆうきさんは、そういう作り方から音楽作りを始められたそうです。こうしたタイプの劇伴からは、従来のスコアありきの発想とはまた異なる魅力を感じています。

――最近の作曲家では、NHKの朝ドラ『ばけばけ』(2025年)でも話題の牛尾憲輔さんを高く評価されていますが、他に近年、印象に残った作品や作曲家はいますか?

腹巻猫 岩崎太整さんの『果てしなきスカーレット』(2025年)ですね。これは劇場で音楽を味わうべき作品だと思います。この作品は死者の国が舞台なんですけど、その異質さを表現するために300人規模のオーケストラで音楽録音を行ったのが何より破格です。劇伴は録音が完成形なので、ダビングで人数を増やすこともできるんですけど、岩崎さんは拘って実際に300人で録音した。やはりひとりひとり演奏の細部が違うわけで、300人集まれば、それだけの厚みと迫力が出るわけですよね。これはもう家庭のオーディオ環境だと再現できない音楽なんですよ。もうひとつ驚いたのが、竜が登場する場面で、その鳴き声と共にものすごい低音が響くんですけど、そのためだけに新しい弦楽器(ガイガンティック・モノコード)まで作ったことです。ストリングスは高い音域を出せる順から、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの弦楽5部が基本ですが、これにコントラバスよりさらに低い音が出る3メートルもある楽器が加わりました。映画館では、まるで地鳴りのような音を体感しましたが、これもまた劇伴ならではのアプローチと言えるのではないでしょうか。

――コラムでも触れていますが、劇伴がサントラアルバムとしてリリースされる際には「構成」が必要となります。腹巻猫さんは「サウンドトラックアルバム構成作家」の肩書もあるわけですが、これはどういった職種になるのでしょうか?

腹巻猫 例外もありますけど、映画の場合は、基本は劇中の使用順に音楽を並べればアルバムとして成立します。ところが、先ほどお話したテレビ用の溜め録りの劇伴となると少々勝手が違い、選曲や構成、タイトル付与といった作業が発生します。溜め録りの場合、だいたい、最初の時点で約50曲あり、「◎◎のテーマ」とか、どういうシーンでの使用を想定した曲なのかが、「音楽メニュー」という一覧で整理されています。

――では、それを参考にしてアルバム用に曲を並べていくと?

腹巻猫 ただ、音楽メニューだけでは、実際にどういう風に劇伴が使われているか分からないので、その前に過去の作品なら全話観て、音楽の使われた方をチェックします。その作品が全100話ならもちろん全部観ます(笑)。或いは放送中の作品でも追いかけられるところまでは必ず観るようにしています。で、全話観れば音楽演出のパターンが見えてくるので、これが構成する際の大きな手がかりになります。たとえば作品のテンポ感や、シリアス寄りなのか、コメディ寄りなのか、それによってアルバム構成も変わって来ます。そこは作品によって千差万別ですね。

――たとえばプリキュアシリーズ(2004年~)のサントラ構成も手掛けていますが、実例を挙げるといかがでしょうか?

腹巻猫 プリキュアの場合は、敵の登場~変身~戦いといった、お決まりのフォーマットがあり、使われる音楽も決まってくるので、それをサントラの構成に反映すれば、視聴者が番組を観ている印象をそのままアルバムに直結させることができます。ただ、難しいのは番組フォーマット通りに構成すれば、アルバムとして盛り上がるかと言えば、そうでもないんです。たとえば日常から始まり、事件が起きて……みたいな順番にすると、アルバムとしてはちょっとモタ付くというか。そこで1曲目を変身やメインテーマにして、主題歌のテレビサイズを挟んで、日常曲に続けていく。1曲目にすごく盛り上がる曲を置き、聴く人の気分を高揚させてから本編に入って行くイメージです。

――テレビサイズが使えるなら、これを1曲目に置きそうなところですが、それは大胆ですね。

腹巻猫 プリキュアは番組フォーマットにアヴァンがあるんですけど、アヴァンがない作品でもそういった構成にすることがあります。実はこの手法は高梨康治さんから教えてもらったんですよ。

――『NARUTO -ナルト-』(2002年)の音楽で知られる作曲家ですね。

腹巻猫 ええ、高梨さんはプリキュアシリーズも4作手掛けていて、最初の『フレッシュプリキュア!』(2009年)のサントラでは1曲目は導入としてプロローグ的な音楽、それから主題歌を経て本編といった構成で作っていたんです。ところが2作目の『ハートキャッチプリキュア!』(2010年)のときに、高梨さんから「変身の劇伴を1曲目に入れてほしい」とオーダーを受けました。つまり、高梨さんとしては一番の聴きどころの音楽から始まる構成にしたいと。高梨さんはアップテンポで激しい戦闘曲を3曲くらい続けてから本編に入るようなインパクト重視の構成を好まれる方で、恐らくこれはライブのセットリスト(曲順)を意識されていると思うんです。ライブのノリをアルバムで再現したいと。この考え方は「なるほど」と思いましたね。

――高梨さんはバンド出身ですよね。それから、サントラ構成の仕事にはタイトル付与もあります。補足すると劇伴は、通常「M1、M2……」と番号で整理されていて、商品化に際して曲タイトルが付けられる性質のものなんですよね。

腹巻猫 これもケースバイケースで、作曲家が自分でタイトルを付け、アルバムを構成する場合もあるんですけど、そうした場合、作品に即してないケースもあるんです。ただ、劇伴ではなく独立した楽曲として考えるなら、それもまたありかなと思います。

――ご自身で手掛けられる場合については?

腹巻猫 めちゃめちゃ悩むところですね。構成よりも時間がかかるくらいです。なんといっても、一度付けた曲名は後世まで、おそらく作曲家がいなくなったあとまでも残るわけですから、責任重大です。曲名はすぐに浮かぶこともありますが、何日も悩むこともあります。また、曲名にも時代のトレンドがあって、昔は割と短編小説のタイトルじゃないけど、文学的な匂いを感じさせるものが主流でした。たとえば、円谷プロのウルトラマンシリーズだと、「夕陽に立つウルトラマン」とか。こういうのがカッコいいんですよ。

――『帰ってきたウルトラマン』(1971年)ですね。

腹巻猫 それがある時期からセリフを曲タイトルとして引用したり、キャラクターの気持ちを代弁するようなタイトルが増えてきました。自分も近年は積極的にそういうやり方をしています。後は少しポエムっぽい表現を使ったり、形容詞や動詞をそのままタイトルにするケースも最近はありますね。たとえば「悲しさ」ではなく「悲しい」、「飛翔」じゃなくて「翔ぶ」とか。もちろん、作品によって違いますが、そこもまた時代を感じるところです。

――放送中の作品だと、アルバム構成の時点で使われてない曲もありますよね。

腹巻猫 そこも難しいところです。そういう場合はメニューを参考にしますが、溜め録りの場合、メニューで想定した場面では使われていないこともあります。ですから、その曲を繰り返し聴き直して、そこで浮かんだ印象をそのままタイトルにすることもあります。映像を離れて曲だけに集中していると閃くんですよね。

――他に苦労される点はありますか?

腹巻猫 ここのところ増えてきたのは、「英語でタイトルを付けてください」という依頼です。近年、音楽配信が主体になった分、海外配信も見越して英語のタイトルを付ける流れが生まれてきました。僕はそれほど英語が得意なわけじゃないから、これはちょっと悩みの種。翻訳ソフトをフル活用しています(笑)。

――そういう意味では、レコード、CD、そして配信の時代になり、サントラの在り方にも変化が見られますよね。

腹巻猫 本来、劇伴は映像の中で使われるだけの音楽で、一時期は音楽単体で価値があるとは思われてなかった。それこそ古い作品だと、音楽テープが残ってない作品があるくらいなんです。それが商品になるという、とてもステキな時代が訪れたものの、最近は配信主体で、CD化されるのは珍しい状況になりつつあります。これは古い考えかもしれないですけど、自分はやっぱりCDにしておきたいんですよね。物理メディアにしておけば国会図書館に納入されて将来的な保管も保証されますし。配信はアーカイブ(保存管理)するしくみが整っていませんし、解説も付けられないし、そもそもいつ配信されるかも分からないんですよね。各作品のSNSの公式アカウントで告知を出したりはしているけど、昔のレコードやCDのようにメーカーを横断してタイトルとリリース日を網羅した情報はありません。もちろん、配信には配信のメリットもあり、CDとは違って収録時間の制限がない分、50曲あれば50曲全ての劇伴を収録することができるし、特にサブスクの普及で、大勢の人に聴いてもらえる環境にもあります。そういう意味でも、まだまだこれから発展の可能性があると考えています。

――最後に『劇伴音楽入門』を執筆されてみての、ご自身の手応えをお聞かせください。

腹巻猫 『劇伴音楽入門』は、著書としては三冊目になるんですけど、今回は初めて一般に向けて書いた本になります。マニア向けではないので、当初は専門的な用語は避けつつ、ある意味、CDの解説のように、なるべく主観を入れず、ニュートラルに書いていました。だけど、編集者から「もっと自分の感覚を出して欲しい。それが読者の読みたいものなんだ」と言われたこともあり、これまでとはかなり違う書き方をしていて、「自分はこう思っている」という主張を全面的に押し出したつもりです。また、映画音楽の本はこれまでにありましたが、映画とテレビ、アニメと横断して劇伴について語った本は初めてではないかと思います。日頃、テレビや映画を通じて、大勢の方が映像作品に接していると思いますが、背景に流れる音楽にまで耳を傾けてなかった人も、劇伴を意識して映像作品を観ると、また見方が変わるし、劇伴だけ取り出して聴くことで、きっと新たな面白さを発見できるはずです。『劇伴音楽入門』を通して、一人でも多くの方に「劇伴って面白いんだな」と、興味を持ってもらえたら嬉しいですね。

腹巻猫(はらまきねこ)
12月7日生まれ。高知県出身。サウンドトラック・アルバムの構成作家、文筆家。これまで400を超えるサウンドトラック・アルバムの制作に関わる。
サウンドトラック・アルバムの構成・解説の主な仕事に
『機動戦士ガンダム TVシリーズ/劇場版 総音楽集』(氷川竜介氏と共同)
『赤毛のアン 想い出音楽館』
『ベルサイユのばら 音楽集[完全版]』
「プリキュアシリーズ」など。
著書に『スーパーアニソン作曲家 渡辺宙明大全』『日本懐かしアニソン大全』(ともに辰巳出版)がある。

『劇伴音楽入門』(インターナショナル新書)
著者:腹巻猫
定価:¥1,050(本体)+税
発行:集英社インターナショナル
発売:集英社
発売日:2026年2月6日
詳細はこちら

【イベント情報】

『劇伴音楽入門』(集英社インターナショナル)刊行記念イベント
「劇伴音楽大進撃(仮)」
【日時】2026年3月11日(水) OPEN 18:30 – START 19:30
【会場】阿佐ヶ谷ロフトA
【出演】樋口真嗣(映画監督)、氷川竜介(アニメ特撮研究家)、腹巻猫(『劇伴音楽入門』著者)
【MC】不破了三(音楽ライター)

新書『劇伴音楽入門』(著 腹巻猫)の発売を記念して、緊急開催!

映画・テレビ・アニメなど映像作品の背景に流れる音楽「劇伴」。
映像の引き立て役と思われがちな劇伴音楽ですが、実は作品の印象を左右する重要な要素であり、独立した音楽としても、ほかのジャンルにない面白さや魅力にあふれています。
本イベントは、劇伴をこよなく愛する出演者が自らの劇伴体験や劇伴音楽の魅力を語るトークイベントです!

《会場チケット》
前売¥1,500/書籍付¥2,655
当日¥2,000/書籍付¥3,155
※飲食代別/要1drinkオーダー

《配信チケット》¥1,500

予約・詳細はこちらを参照

  

トヨタトモヒサ
フリーライター。WEBや雑誌、Blu-ray、CD、映画パンフなど、特撮界隈を中心に活動中。「ウルトラマンオメガ Blu-ray BOX Ⅱ」(バンダイナムコフィルムワークス)が3月25日発売。選曲・構成を手掛けた「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーオリジナル・サウンドトラック」(日本コロムビア)が発売中。選曲・構成・解説を手掛けた『ウルトラマンタイガ』及び「Z」のオリジナル・サウンドトラック(共にCINEMA-KAN Label)が3月4日発売予定。

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