
2026年2月24日現在、最新号は976号。昭和から令和へと続く『モノ・マガジン』です。あと24号だせば、なんと1000号。目指せ1000号!!! ってなワケで、昭和57年に発行した創刊号から1号ずつ順繰りに見直していこうというこの企画。1000号が出るまでに終わってるのか、どうなんでしょうか。
※画像はクリックすると拡大表示されます。

ハイ、これが25号の表紙です。真ん中にドーンと載っているのはコギーの自転車「ヴィクトス」です。今号の創刊2周年特別企画「読者大プレゼント」のひとつ。豪華です。右上のシャープのラジカセ「キャロル QT-50」もプレゼントです。ホントに豪華ですね。
■ ■ ■

表紙をめくって、ふたつ目の広告はKENWOODのパーソナル無線ブランド「PASOX」のハンディータイプ・パーソナルトランシーバー「PRC-3」です。法改正で、現在はパーソナル無線は使えなくなり、デジタル簡易無線がそれに替わってるなんてことは置いといて、このビジュアル、楽しげでいいですねぇ。バードウオッチングを愛する皆さんだそうです。双眼鏡を持ってない方が何人かいらっしゃいますが、ものすごく視力のいい方達なんでしょうか?
■ ■ ■

目次です。右ページの広告は、SEIKOのセイコースポーツ。ブロンズの腕を使った力強いビジュアルです(時計の向きが気になりますが••••••)。で、左下のキャプションを引用しときます。
「伝説の時計、などと外国では言われていますが、手に入れることは出来ます。つくる数は少ないのですが、市販されています。過酷な闘いに、勝ち続けねばならないプロフェッショナルが、SEIKOにつくらせた時計。」
プライドと信念に満ちたコピーでシビレますね。
■ ■ ■



で、今号も記事の初っ端は「LINE••UP」。12ページで9アイテムを紹介してます。今回のラインナップは、
★中国ゴマをヒントにしたホビー・スペースヴォロー
★硬いアイスクリームもラクラクすくえるスプーニー
★イタリアンスピリッツにフレッシュアップのパルサー
★ピアノが弾けない人もピアニストになれるグッズ登場
★朝はやっぱりコーヒー、で、UCCのコーヒーバッグね
★A級動作専用のプリメインアンプがラックスから!
★宇宙からの “あかり” の使者ピコパコ星人がやってきた
★もうカセットケースは不要! コロムビア・ポケット
★オートキャンプの決定版がこのフィールドボーイだ
■ ■ ■

で、表紙でも少し触れましたが、「創刊2周年 読者大プレゼント」のページです。ホントに豪華としか言いようがありませんね。
■ ■ ■

「海外通販ピックアップ」のページ、今回は「AMERICAN EXPRESS」のカードメンバー用ショッピングカタログです。1品ずつ1枚のフォルダーになっていて、それがそのまま注文書になるようです。それぞれのフォルダーのデザインがクールでいいですね。
■ ■ ■


「走る女性に贈るアメリカンスポーツウェア」はカラー3ページ構成。モノ・マガジンにしては珍しく女性へ向けた企画です。
■ ■ ■


「OVERSEAS NEW-PRODUCTS NEWS」では、「ひとり暮らしの男なら、車だって自力で引っ張る」をクローズアップ。
「人里離れた道で、あなたの車が側溝に落ち込んでしまったとする。さあ、どうしよう。電話もなければ通りかかる車もない。自分で何とかしなくてはいけないのだ。ひとり暮らしの寂しさが、ひときわ身にしみる瞬間だ。(改行)しかし、味方はいるのである。西ドイツ製の小型強力ホイストが、ひとりでも車を引きあげられるように働いてくれる。〈バカだねえ、お前は〉とか〈あんたって、やっぱりダメね〉なんて言わない器械JO-CKEYは、27×13cmで1.7kgと小さいのに、1.5トンの車さえ引っ張る。仕掛けは、固定物体(木の幹)と車の間にジョッキーを置くことで、幹もいためずラクラク操作。ジョッキーのハンドルを動かしてロープを巻きあげる。」
「ひとり暮らし」って、あんまり関係ないんじゃ無いかと思いながら、それでも助けてくれるジョッキーには感謝です。
■ ■ ■


「WAKU WAKU WORLD ビックリするような珍発明」で、今回、少し感心したのは「頭上のベルが通せんぼ」という記事。
「南ロンドンで修理のため幹線道路を封鎖したところ、にわかに迂回路のロアーダウン・ロードの交通量が増えた。なんてなことはあったりまえの話だが、元大英帝国のエンジニアーともなれば、まだまだそのへんは鷹揚なもの。『うーん、やっぱり増えたなあ』と感心。そのうちに『おい、大変だ!』と突然慌てはじめた。(改行)『おい、あのトンネル低いな。トラックがきたらつかえちゃうぞ!』ということにお気づきになった。ともかく直ちに対策を講じないことには、いつ事故が発生するかわからない。と、そのとき助手がロング・ヘアを振り乱して走り回っているのを見た例のエンジニアー氏、はたと手を打って公衆電話ボックスに向かった。 それから一時間後、道路局のバンが駈けつけると、長いワイヤロープとーダースほどのベルをエンジニアー氏にとどけた。さっそくエンジニア一氏とロング・ヘア一の助手はロープを道路にわたして、べルをトンネルの高さに合わせてぶら下げた。トンネルにつかえる高さの車がこの下を通るとカランコロンとベルが鳴るという仕組。なんとも風流なアイデアではある。」
アナログだけど即効で対応できて、効果もありそうだし、お金もそんなにかからなそうで、こういうアイデアをスッと思いつける人はスゴイですよね。
■ ■ ■

モノクロ2ページの「GOOS OF NEAR FUTURE 近未来商品のページ」は、「太陽光で走るソーラー電気自動車!」。太陽光のみで走るクルマというのは、一般車両として未だ実現ならずですが、太陽光で走行距離を補うソーラー充電機能付き電気自動車(ソーラーEV)は、そろそろ実用化が見えてきたようです。
■ ■ ■


「My Novelty」はカラー3ページ構成。今回は1978年にスタートした資生堂の男性用化粧品ブランド「タクティクス」のノベルティ「タクティクス・デザイン」です。このタクティクス・デザインは資生堂『花椿』でアートディレクターも務めたグラフィックデザイナーの仲條正義さんの手によるモノ。そのラインナップは今見てもカッコイイ。かつて帝国ホテルアーケード内にタクティクス・デザイン・ショップも存在しました。
■ ■ ■



「英国トラディショナル・グッズ」は、カラー8ページ構成。最初の4ページでT.FOXの「傘の研究」、続いて2ページでJOHN LOBBの「靴の研究」、最後の2ページでLOCKの「帽子の研究」を紹介してます。
■ ■ ■



そして、「特集 時代は変われども、名品は変わらず!! ロングセラーグッズ」は、カラー16ページ構成です。その内容は、
●乗り物 バイクや車には人間の夢と娯楽が託されている
●光学製品 国産光学製品のロングセラーは世界に通用する
●電化製品 オーディ製品のロングセラーは逸品ぞろいだ
●衣料・装身具 いつまでもロングセラーでいて欲しいグッズ達
●家庭雑貨 家庭の中にあるいろんなロングセラーグッズ達
●食品 食品の歴史には苦労の汗と甘さがつきものだ
●玩具&楽器 子供心を楽しませてくれた! ホビーと楽器達
●美容&健康 おばあちゃんも使ったロングセラーグッズ達
●文房具 思わず懐かしさがこみあげてくる長生きな文房具
●その他 ロングセラーにはこんなモノもあるのです•••!
てな具合になってます。
■ ■ ■


続きまして、モノクロ14ページで、ロングセラーグッズに関わる企画をやってます。その内容は、
●「誌上討論会 ロングセラーグッズの秘密」(5ページ)
●「BEST BETS ロングライフ商品学 外国篇」(6ページ)
●「戦後ヒット商品グラフィティ学 ぼく達は決して忘れません!」(2ページ)
●「BEST BETS 外国篇年表」(1ページ)
となってます。
■ ■ ■

表4の広告はDENONのコンパクトスピーカー・シリーズです。キャッチコピーは「この自由さには、マイッタのだ。」。この文字、たぶんダーマトグラフ(通称、ダーマト)で書かれてます。ダーマトというのは紙巻きの軟質色鉛筆で、ガラス、金属、プラスチックなどに書くことができたんで、昔の出版社では入稿するとき、切り出したポジフィルムを入れた小さく透明なポジ袋に、このダーマトでレイアウト用紙に書かれたのと同様の番号(合番)を書くのが通例でした。なんで、昔の編集者にとっては必需品だったんですが、写真がデジタルデータになった今となっては、手元に置く編集者はあまりいないと思います。
■ ■ ■
では、次回の昭和59年8月(26号)をお楽しみに!


































