ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 56
自転車のヘルメットに相性がいいサイクルキャップ


自転車のヘルメットはレースを想定しているため通気口がたくさんあって、空力特性を考慮し、後頭部がやや伸びた形状のものが多い。そのため、普段使いすると髪の毛が変な形になってしまうので、通勤や街乗りのときはできるだけサイクルキャップを被って、職場に着いたら髪の毛を整えるというやり方をしているのだが、じつはファッション性の高いサイクルキャップがNEW ERAにあった。これは隠れた銘品だ。今回はこちらの偏愛っぷりを語りたい。

私は、NEW ERA メッセンジャーキャップ PROLIGHTを愛している。

なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?

  NEW ERAは、前回の記事で熱く綴っているが、1920年、アメリカのニューヨーク北西部バッファローが起源のヘッドウェアブランド。

 創業当時は、スポーツとは関係のない紳士用のカジュアルなキャップを作っていたが、クオリティの高い帽子を広めるためにスポーツ業界へと進出。1970年代に入ると、メジャーリーグ・ベースボールの公式選手用キャップとなり、さらに発展していく。細かいサイジング、美しいカラーリング、耐久性が群を抜いていて、現在はスポーツだけに留まらず、ファッション、ミュージック、アウトドアの世界でも人気が高い。

その中でも、こちらのメッセンジャーキャップ プロライトは自転車乗りのかゆいところに手が届くどころか、機能満載、被って快適、かゆくもならない。

ドローコードを使ってサイズ調整できる。

後ろの調整するところがドローコードになっている。NEW ERAのベースボールキャップはFITTED(フィッテド)といって調整できないものが多いが、それ以外にSnapbackというパチパチっと留めるタイプがある。こちらはそのパチパチでもないので、自転車用ヘルメットの内側に付いているサイズ調整する帽体にも干渉しないのがいい。

ドローコードを使ってサイズ調整できる。

もう一つの特徴は頭頂部にあるトップボタンが無いところ。ベースボールキャップにはトップボタン、通称、天ボタンが必ず付いていて、縫い合わせの部分を補強するためにある。アウトドア用のキャップはここに入っている金属パーツを別のパーツにし、落雷から防ぐという配慮があった。こちらのサイクルキャップは自転車用ヘルメットの相性を考えて無くしている。とはいえ、補強のために返し縫いはある。

キャップ裏側の刺繍をさらに補強する芯にもNEWERAのフラッグロゴ。

また、デザイン性も高くツバの裏側にビッグロゴがプリントされている。内側のパネルを留める縫い跡の上にNEW ERAフラッグロゴのシームテープが施されていてそれも補強のためだが、デザインとしてもいい。こちらのサイクルキャップは、おでこに当たるスウェットバンドが抗菌タイプになっている。暑い時期の自転車移動にはありがたい。清潔感が大事なUber Eatsで働いている人にもオススメ。

少々の雨なら濡れることもない

アイレット(穴)があるので、防水ではないが、生地自体に撥水加工がされているので、少々の雨ならパラっと落ちる。しかもその性能はけっこう続く。試合用のベースボールキャップは手洗いができない仕様になっているが、(メジャーリーガーは汚れたら新品にするらしい)こちらは手洗い、丸洗い可能だ。何度も洗えて、高耐久、高撥水なのは自転車乗りには嬉しい。

バイザーを上げたスタイル

バイザーを上げると先ほど説明したNEW ERAのロゴマークが出る。このバイザーは形状記憶タイプで中に芯が入っているので、一度固定すると下がって来ないのもいい。また、通常の自転車専用メーカーのサイクルキャップだとこのバイザーが短すぎたり、小さ過ぎたりが多いが、こちらは長めのバイザーなので夏の日差しを遮るのにいい。また、素材自体にもUVカットが施されているので紫外線から守るための機能はバッチリだ。

こちらはバイザーを下げたとき。ステッカーは剥がしても剥がさなくてもお好みで

通常のバイザーにすればベースボールキャップとなんら変わりない。ツバが柔らかいのでクシャッとバッグに入れておくこともできる。

1番上の画像を見ると分かると思うがホワイトのフラッグロゴ刺繍は付いているが、おでこにマークなどが付いていないのでヘルメットにも引っかからない。自転車で乗る時の快適性は極上だ。

こちらはバイザーを下げたとき。ステッカーは剥がしても剥がさなくてもお好みで

NEW ERA メッセンジャーキャップ PROLIGHT プロライト ブラック 【ニューエラ アウトドア】

価格 5940円
仕様
【素材】ポリエステル
【サイズ】ONE SIZE 56.8cm-60.6cm
【本体重量】53g
【カラー】ブラック (フラッグロゴはホワイト)

お問い合わせページ:https://support.neweracap.jp/hc/ja/requests/new
ホームページ:https://www.neweracap.jp/
商品ページ:https://www.neweracap.jp/products/13058854

ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 50
ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 49
ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 48
ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 47
ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 46

  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net

関連記事一覧