ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 31


世界でもっとも美しいキャンプ用ペグハンマー!!

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MSR ステイクハンマー

 中秋の名月を過ぎると、秋深まり、キャンプとしてはベストシーズンの到来。緑の森の風景は、やがて赤やオレンジに美しく染めあげ、野菜も果物も穀類も美味しさや甘みがぐぐっと増す。それらを入れて煮込んだ暖かい食べ物をテントの前で頬張る瞬間は格別だ。今回はそんなテントサイトを華やかにするだけでなく、バイクツーリングにも非常に相性がよく、高級感のあるペグハンマー。MSRというブランドのステイクハンマーのお話。

持ち手が高級感のある銀色に輝くアルミ製になっている。そして、絶妙なバランスで持ちやすい。 フォントもクール

私は、MSRのステイクハンマーを愛している。

なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?

 MSRは、1969年にアメリカのシアトルで活動していた登山家ラリー ペンバシー氏 が「山での安全」に意識向上を図ろうとして立ち上げたブランドだ。MSR(エムエスアール)とは「Mountain Safety Reserch」の略で、まさにその思いが込められているネーミングである。

 ペンバシー氏は、登山用具をテストしていて、公表されいてるスペックよりも破損してしまうこと疑問を持っていた。

さらに研究を重ねたいと思い、資金を集めるために独自に行った登山用具のレポートをまとめ、ニュースレターとして発行。その売上でフィールドテストを繰り返すといった、地道なやり方でスタートした。

2014年のアメリカはソルトレイクシティで開催されたOR SHOWにて。温かいコーヒー(無料)をふるまってくれたMSRブース。

 そして、自分たちの手でより良いデザインと品質の製品を作り出すことができるのではないかと考えるようになった。自社で作ったスノーアンカーを皮切りに、スノーフルークという雪山の斜面に埋めて、安全を確保するために使うアルミ板とスチールケーブルの器具で新たな「山の基準」をもたらしたそうだ。

MSRブースの前にはオリジナル缶に焚き火まで用意してくれている。このドラム缶もカッコイイ。

 そのような山の安全へのアプローチからMSR製品が生まれている。数々の冒険家の家となっているテント類、革命ともいえる自動車のガソリンでも火が付くシングルバーナー、独自の形状をしている滑りにくいスノーシューなど。長い間ブランドのアイコンとなっている製品も数多い。

 その中でも、2016年に発売されたステイクハンマーは、大のお気に入り。なにより既存のペグハンマーの常識を覆すほどデザインが美しい!

ペインターパンツに付いているハンマーループに引っ掛けていてもお洒落さが際立つ。本来はコーポレートカラーの赤い紐が付いていたが、手首に掛けられるよう長めのグリーンの紐にカスタムしている

 まず特徴的なのは、柄がの部分が綺麗なアルミ製であるということ。ハンマーの握る部分といえば木製のイメージが強く、実際に夜に出回っているほぼ9割が木製である。(他はゴム製のもので巻かれているスチール製)木の良いところは温もりがあり、耐久性があるところだと思う。ところが、湿度にはそれほど強くなく、極めて個体差があり、それなりに重量があるという負の局面も持つ。そこをアルミ製にすることで312gという異次元とも言える、超軽量化を実現。(既存のペグハンマーはだいたい650gから670gくらいが主流なので半分以下)

テントサイトに置いておいても立てておけば踏むこともない。またその佇まいも男らしい!

 もう一つは、ハンマーヘッドのバランスだ。ヘッドはアルミではなく、サビにも強いステンレス製。野球のバットで例えると、ヘッドの方に重さのバランスを置くと、振り抜きやすくホームランが打てるため、長距離バッターはトップバランスを好む。逆にアベレージヒッターは手元に近いミドルバランスを好み、バットコントロールのしやすさを優先する。

 話は逸れたが、ステイクハンマーはヘッドのほうに重さがあるので、非常に振り抜きやすいハンマーとなっている。つまり、少ない力感で、ペグを土の奥までホームラン。否、深く突き刺すことができる。一度その振りやすさを経験したら、スカーンと病みつきになるほど。

 また、その均整の取れた重さとヘッド先の形状が真っ平になっていることによって、地面に逆さまに置くことでき、自立するところが素晴らしいギミック。トップ画像にあるように夏場の生い茂った芝生でも見失うことが少ない。

ハンマーヘッドのエンボス加工も素晴らしい。ペグに対して滑らずにキャッチできる。
ヘッドの右側の部分は栓抜きになっている。これで瓶ビールや地ビールを買っても問題ない

 3つ目の特徴は、輪のようになっている部分にペグの先が入れれば、簡単に引き抜くことができること。ここの部分は、ビールやジュースなど瓶の蓋に引っ掛けて栓抜きとしても使える。アメリカブランドのお家芸。キャンプといえば、その土地の地ビールを楽しみたくなるハズなので、あるに越したことはない。

テコの原理を使ってラクラク引き抜き

 そのペグを抜く輪だけでなく、ハンマーの部分の裏側もペグを抜くところになっている。地面に深く刺してしまったペグはなかなか抜きづらいのを経験した人も多いだろう。そこにグッと釘抜きのごとく入れられるので、力を入れずに引き抜くことができる。

 とにかく、ペグが打ちやすい&引き抜きやすい、そして軽量、デザインもいいときたキャンプ界の3冠王は、今すぐ貴方のキャンプギアロースターにセプテンバーコールアップだ!

この容姿端麗!先端にはMSRのロゴマークが刻印されている。

MSR ステイクハンマー


価格 :4620円
サイズ :28.5cm
重量 :312g
材質 :ステンレス(ヘッド)、アルミ
生産国 :Made in Taiwan

お問い合わせ:株式会社モチヅキ ユーザーサポートダイヤル 0256-32-0860
ホームページ:https://www.e-mot.co.jp/msr/product.asp?id=514

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山下晃和(akikazu yamashita)
  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net