
2026年6月25日現在、最新号は984号。昭和から令和へと続く『モノ・マガジン』です。あと16号だせば、なんと1000号。目指せ1000号!!! ってなワケで、昭和57年に発行した創刊号から1号ずつ順繰りに見直していこうというこの企画。1000号が出るまでに終わってるのか、どうなんでしょうか。
※画像はクリックすると拡大表示されます。

ハイ、これが36号の表紙です。真ん中にあるのは「LINE••UP」に登場するシュタイナーのモノ・スコープ「コマンダー」。なんに使うのかというと、大海原でどっちを向いてもひたすら水平線・・・と思っていたら、ちらっと陸地が。その陸地にモノ・スコープを向けてファインダーを覗くと、方角と距離を知ることができるんだそうです。
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表紙をめくって、最初の広告は東芝の「Kiss Phone」。32号でも同シリーズが紹介されてますが、こちらは当時の新商品。郁恵ちゃんこと榊原郁恵さんも32号のときよりドーンと大きく載ってます。
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ふたつ目の見開きは「WARNER HOME VIDEO RENTAL LIBRARY」の紹介ですが、一般利用者に対してではなくて、レンタル・ビデオ・ショップの店主さんに向けての内容になってます。右には『ブレードランナー』と『ビッグウエンズデー』、左には『トワイライトゾーン』のスチール写真が並んでます。
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目次です。で、右ページはオートバックスの創業10周年記念大感謝祭。プレゼントキャンペーンで以下が問題です。
オートバックスは、あなたのクルマの○○○○○○○です。
○○○交換なら、オートバックス。
○の中にカタカナを入れるんですが、答えわかりますか。
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で、今号も記事の初っ端は「LINE*UP」。先号まで「LINE••UP」だったんですが「LINE*UP」に変わりました。。12ページで11アイテムを紹介してます。今回のラインナップは、
●システム・サバイバルナイフ “マルコポーロ” サバイバルグッズを凝縮してみると、こんなシステムナイフが生まれてきた
●ベジタブル&フルーツ・フレーク 用途いろいろ。アイデア次第でヘルシーライフ
●ダブルラジオカセッター “Uちゃん” VHFもUHF放送も、すべておまかせ。人気のMTVもライヴシーンもすべてエアチェック
●ワットアワーメーター付きインテリアライト “The Metter Works” おもしろおかしきアンニュイライト。電気メーターが付いたインテリア照明に感嘆!
●気分爽快! “ハールワッサー” 飲み物ではありません。ヘアートニックなのだ
●マックロードムービー 遂に出ました、VHSのビデオ一体型カメラ
●スイス・アーミー・パック ナイフ、時計、ケース。全てが戦闘スピリット
●ベーターHiFi プロ機に迫るベータ IS復活II、IIIも美映像
●ソーラー・グッズ スペースシャトルも導入。ソーラーパワーの妙
●ダブル・コール ワルツと電子音の時間差攻撃。貴方はどう使う
●コマンダー 7×50 実は船舶用望遠鏡、サイトがついて気分気分
●アスカ・ディーゼル・ナビ5 電子制御自動5速トランスミッション搭載車
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カラー4ページの「SUPER・GOODS」には、bb PORSCHE 930 TURBOが登場。これはフランクフルトのブッフマン兄弟が率いるbbGMBH & CO, AUTO KG AUTOによってカスタマイズされたPORSCHE 930 TURBOということです。
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「OVERSEAS NEW PRODUCTS NEWS」では「THE REAL DREAM-LIKE INVENTION “DREAM-MAKER” 本当に夢のような夢つくりマシン。 本当なのです」という記事ををピックアップ。
「賛否両論。きっとめちゃめちゃに喜こばれるか、へとへとにけなされるか、いずれにしても問題になる新製品だ。何しろ、あなたの夢を自由自在に創りあげることができるのである。(改行)こういう新製品だから、細かいことはまったく書けない。最大の企業秘密なのだもの、こうやってこうなればこうできます、などと書いてしまっては意味がないからね。(改行)まず、夢替え機能。いやーな夢を見たあとは1日中気分が沈んでしまう。そこで、見た夢を生理的状態として記録しておき、もう1度同じ夢を見直して、結末だけをいい夢に替えてしまう。別離や裏切りを、もっと明るく楽しい自分にとって都合のいいようなストーリーにするのだ。(改行)また、夢注文。こういう夢なら見てもいいというストーリーを創る。あるいはもっと実用的に、自己の深層心理に潜んだ不安感や恐れを取りのぞくために、事前シミュレーション化する。試験の前などにいいだろう。(改行)とはいえ、フロイト学派の研究者が聞いたら怒り出すに違いない。(改行)手首と鼻についたアタッチメントで、呼吸数や脈拍を計って、夢を見やすいREM睡眠状態の様子を調べているところである。さて、あなたは夢を自在にあやつりたいですか? それとも夢は夢であるから何でも受け入れてしまえる人ですか? とにかく夢は自分1人のものなのでおもしろく見たいものですネ。」
こんなドラえもんの道具のような機械が・・・と思って調べてみると、いろいろ研究が進んでるみたいですよ。脳波から夢を映像化したり、起きた直後に夢の内容を口頭で話すとそれを生成AIがムービー化したり、外部から夢を操作するウェアラブル端末とか。毎日楽しい夢が見られるといいんですが。
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「WAKU WAKU WORLD ビックリするような珍発明」では「『押せよ、さらば開かれん』のドア、アムステルダムに現わる」という記事を紹介します。
「『叩けよ、さらば開かれん』とおっしゃったのはキリスト様だが、アムステルダム市ローゼンクラクト101番地のこのドアは、ちょいとやそっと叩いても開かない。(改行)これぞまさに『押せよ、さらば開かれん』のドアで、ご覧のとおり33コのドア・ベルがついている。つまり、 このアパートの住人は33世帯というわけで、住人がつけた専用ドア・ベルのそれぞれには、ご当人たちの名前が記されている。この名札を確認して、しかるべきベル・ボタンを押せば、訪問先在宅の限りはドアが開くわけ。(改行)もっとも、夜遅く酔っぱらって帰ったときは、じぶんちのベルを探すのに一苦労しそうだなと思えるが、そこがそれ訓練とは恐ろしいもの、どこにべル・ボタンがあるか酔っていても暗がりでも、一発でわかるというからたいしたもの。ところが最近、近所の悪童どものあいだで、最初の反応があるまでベルを何個押せるかといった早押し競争が流行しているという。このゲーム、このドアを見ればちょっと挑戦したくなるが、それにしても住人は皆さん忍耐強い人がそろっているようだ。」
このページ拡大してもらっても、写真が小さくて見えづらいかもしれないけど、ドアフレームにぐるっと取り付けられた33個のベル・ボタン、なかなかアートな感じでよろしいんじゃないでしょうか。
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カラー5ページ構成の「異次元体験 ◆百花繚乱◆ KALEIDOSCOPE 万華鏡の世界」。なんともサイケデリックな感じの絵柄がページを覆ってます。この万華鏡を覗いたときに見える模様なんですけど、物理計算上ではまったく同じ模様に出会える確率は “4600億年に1回” なんだとか。発明したのは、スコットランドの物理学者デビッド・ブリュースター。1816年、灯台の光をより遠くへ届かせるための鏡の実験をしている最中に、たまたまこの原理に気づいたんだそうです。
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「海外通販ピックアップ」で紹介しているカタログは “Brookstone(ブルックストーン)”。キャッチコピーは “Hard-To-Find Tools and other fine things”。「手に入りにくい道具、そして洗練された逸品たち」みたいなことです。このカタログ、かつて「世界中のこだわり派を虜にした」といわれるくらい人気があったようです。
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カラー20ページ構成の「特集 面白家電 毎日使うモノだから、こだわりたい “電気” はボクらのシビレル仲間!」。キッチンまわりの製品が幅を利かせていて8ページ陣取ってます。あとは、掃除機、乾燥機、マッサージャー、快眠グッズ、歯ブラシ、便座、アイロン、グルーミンググッズ、冷蔵庫、洗濯機、ライト、ゴルフ練習機などなど。
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続いて、モノクロ16ページ構成「特集 マイナースポーツグッズ 陽のあたらないスポーツ達に愛の手を。」です。「どんな世界にも陽当たりのいいところと悪いところがある。人の世界にだって表通りと裏通りがあるように――。スポーツの世界だって例外じゃない。脳天気ねえさんの大好きなテニスやサーフィンや乗馬だけがスポーツじゃない。否、スポーツとは、あんな軽チャーっぽいもんじゃなかったはず。歯ごたえ充分、汗まみれ、泥まみれ、精神的プレッシャーに、なかば潰し消されそうになりながら、そこからハイ上がってくる、それがスポーツの原点なんである。が、いまのメジャースポーツは、カッコばかりで、ミーハー路線まっしぐら。こりゃ、お遊びでスポーツとは縁も所縁もない。いま、本当にスポーツと呼べるのは、陽のあたらないマイナースポーツたちである。骨がある人間なら、やってみな!」という特集です。
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モノクロ1ページの「旅文庫 小脇に抱えてエンジョイ・トラベル」。“旅文庫” は、ANA(全日空)が企画していた、ツアーと違って自分で自由にプランニングできる旅行のパッケージでした。その内容は「全日空の往復航空券と1泊のホテル宿泊券、旅文庫クーポンで旅のコースを自由にプランニングでき、ひとりでも気軽に利用できるというのが魅力。さらに、旅文庫クーポンは、地元一流ホテルでの食事、レンタカー、もう一泊の宿泊のいずれかに使え、使用しなかった場合は、また違う街を訪ねる際にも使用できるという黄門様の印籠のような、ナミダもののありがたい代物なのだ。」。そして「ツアーの対象となるのは札幌、釧路、函館、秋田、金沢、広島、山口、 松山、高知、博多、大分、熊本、長崎、宮崎、鹿児島の15都市。東京、大阪、名古屋のいずれかから出発できる。」だそうです。文庫を思わせる小さめのオリジナルパンフレットも評判が良かったようなんですけどねぇ。とにかく、今はやってません。
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最後は、モノクロ4ページ構成の「今月の製品レポート こいつを斬る!」。今回、斬られちゃってるのは「パナエディター」という製品です。どんな製品かといいますと「アナログ方式のコピー編集装置としては初お目見え。従来のものは複写機の現像部にデジタル信号を送って、コピーの加工をしていたが、パナエディターは手書きワープロの技術とマイクロエレクトロニクスから生まれたアナログ式。 トリミング、移動、削除など、その機能はデジタル式のものに劣らず変わらない。原稿をおいて入力ペンを使って入力すれば簡単に編集できる。今のところ接続できるのはナショナルパナコピーFP-1520のみ。大きさ(幅×奥行× 高さ)56.4×45.2×7.1cm、重量4.8kg、価格19万8000円」だそうです。で、斬っちゃったあとの総合評価を以下に。
「総合評価
多才にして応用自在。されど万能にはあらず
ある日、突然、モノマガ編集部に現われたパナエディター。 聞けば、かなりのお利口さんでいろいろな芸をやってくれるという。そこで早速、お手合せを願った。たしかに多才。 何しろ原稿の一部が消えたり、動いたりするのだから不思議、不思議。しばらく遊んで呼吸をのみこむと、有能な秘書として使い甲斐はあるはず。これは使いこなせるようになるまで、しばらく遊んでみる方がよさそう。ところでいくらマイコン装備のハイテク複写機といっても、決して何でもできてしまうわけではない。ご存じのように、コピーの用紙の流れは一定方向、そこでこの流れに逆らうことはできないから、左から右へ、右から左への移動を同時に行なったり、斜めに移動させることは不可能。このへんはコピーの原理を考えて使わなければいけない。アナログ式でデジタル式とさほど変わらない機能をもつというのは驚くべきこと。ただ、今のところパナエディターを接続できる複写機がFP-1520だけというのは寂しい。互換性がないので高くついてしまう。また入力方法、原稿のセット方法などをわかりやすくまとめた説明書が手近にないと、初めて使う人にはちょっと無理。時にはこちらの思い通りにいかずズレが出たりしたものの、なかなか楽しい創造派コピ一だった。トライしてみる価値はある。」
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では、次回の昭和60年7月(37号)をお楽しみに!


































