群馬の名店・大和屋珈琲。年に一度の『干支の珈琲』は午【ウマ】にちなんだ絶品コーヒー

群馬県高崎市に本店を構える『大和屋珈琲』では、年末になると翌年の干支にちなんだ限定豆『干支の珈琲』が登場する。2026年の干支は午年。縁起のよいモチーフとともに、新年を迎える一杯を味わおう。

生活とともにある、和の珈琲と『干支の珈琲』

1980年に群馬・高崎に創業した大和屋珈琲店は、炭火焼きではなく木炭で焙煎したコーヒーを提供している。また、コーヒーは特別なものではなく、日々の生活に寄り添うものである。そんな想いから焼き物の器でコーヒーを味わうことも大切にする “和の珈琲” という文化を発信してきた。

干支にちなんだコーヒー豆を探し出し、シングルオリジンで提供する『干支の珈琲』。

そんな大和屋珈琲の大切な冬仕事といえば、翌年の干支をテーマにした『干支の珈琲』の販売だ。“和の珈琲” 文化を大切にしてきた同店だからこそ、「新年をコーヒーで祝う」という発想が浮かんでくるのも自然なことだったのだろう。

初登場は2022年の寅年。干支のイメージから、インドネシア・スマトラ島北部産の豆『タイガーマウンテン』を販売したところ、予想を超えた大ヒット。以降、11月下旬から数量限定で販売するのが年末の風物詩として定着している。

新年は上品な香りとコクはありながら後味軽やかなコーヒーで

2026年度の『干支コーヒー(午)』 に選ばれたのは、エルサルバドルのエル・トパシオ農園で栽培されたコーヒー豆だ。

農園を営むレオポルド・ミューホントさんは、乗馬競技のチャンピオンの経歴をもち、現在はモルフォ蝶が舞う自然林の中で妻マリアさんとともにコーヒー豆の栽培している。

馬術競技の選手だった頃のレオポルドさん。現在は4代目のコーヒー農園主だ。

幼い頃から乗馬に親しみ、同時に100年続くコーヒー栽培を受け継いできたレオポルドさん。

大和屋珈琲ではかつて彼の農園から豆を扱ったことがあり、その品質の高さは知られていた。そうした経緯から2026年度の『干支の珈琲』として採用された。

気になるテイストは、チョコレートやカカオを思わせるような力強いコクもありながら、優雅な香り。それでいて後味はすっきりとしていて軽やかで、まさに新年にふさわしい。

障害物があっても軽やかに飛び越えて前に進む、馬術競技の馬をイメージしながらコーヒーを味わおう。

干支珈琲(午) 数量限定販売


価格:珈琲豆 100g 756円(税込)
ドリップパック 1枚 162円(税込)
発売日:珈琲豆 2025年11月21日(金)〜2026年1月上旬頃まで
販売店舗:大和屋高崎本店、高崎吉井店、前橋六供店、YAMATOYA COFFEE 32、大和屋グループ各店
(※一部取り扱い不可の店舗あり)


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  • 編集プロダクションに入社後独立してフリーライターとなる。グルメ、エンタメ、旅行あたりが主戦場ですが、知識も経験も広く浅く気が付けば四半世紀フリーの浮き草暮らし。ノンジャンル&フリースタイルで『面白いコト』に反応していきます。

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