アメリカの老舗有名ブランドのブーツがミニチュアトイになって登場! 「Wesco」BOSS COLLECTION Part2:ミニチュアトイ編

モノにこだわる『モノ・マガジン』が今回の企画をプロデュースしたエンジニアブーツにおける世界の傑作品、ウエスコ・BOSSのミニチュアトイの全貌をその隅々まで紹介。売り切れゴメン必至なだけにシリーズ第2弾も進行中だ!

写真/藪崎 大(WPP) 文/下川冬樹

ディテールから付録までBOSSの魅力を手厚く表現!

 全4色がリリースされる「ウエスコ」BOSSコレクションだが、モノづくりにこだわり続ける老舗ブーツブランドだけに、そのDNAはミニチュアトイにも余すことなく体現されている。

 まずは、ラインナップからしてニクい演出だ。各色ともカプセル版とボックス版の2種類を用意しているが、カプセル版は新品をイメージした塗装を、ボックス版にはBOSSを長年履き込んだイメージのエイジング塗装がそれぞれ施されている。

 さらに、ミニチュアトイのディテールで特筆すべきが、ウエスコのブーツの特徴でもある2本の白いアウトソールステッチまでも繊細かつ忠実に再現していること。ディテールを見れば見るほど精巧なつくりに魅了される。その繊細な色味、表情にはホレボレ。カプセル版、ボックス版ともに本気で全色コンプリートしたくなる出来だ。ブーツファンなら、さりげなくデスクトップに佇ませておくだけで気分あがること必至。

 世界最高峰のエンジニアブーツだけあって、実物は誰もがすぐ気軽に買えるシロモノではないが、まずはミニチュアトイからコレクションし始めてモチベーションをキープしておくのも手だ。そんなときに頼りになるのが、カプセル版、ボックス版それぞれに付属する小冊子。ウエスコの歴史やモノづくり哲学などがわかりやすく詳解に説明されている。

カプセルトイ限定仕様、ボックストイ限定仕様のいずれにも各色にウエスコのロゴチャームとキーチェーンが付属。鞄やキーホルダーなどにBOSSのミニチュアトイを簡単に取り付けられる。マイ鞄の目印などに使ってもいいかも。
ブラックモデルの6面写真。ミニチュアサイズだけに、無骨というよりは端正なシルエットの美しさに気づきあり。繊細な曲線を描くハイト部やアッパーの盛り上がり加減、絶妙なバランスのソールなど、BOSS再発見だ。
モノマガ・プロデュース企画ならではのブランドストーリーやウエスコのモノづくりへの情熱が綴られた小冊子が付属。ミニチュアサイズながら読み応えのある内容。創業から100年以上を経たウエスコのブーツに懸ける想いを受けとめたい。
ボックストイ限定仕様の最大のウリはヴィンテージ風仕上げだが、最も履き込んだ感が分かりやすいのがバーガンディ。より無骨な印象のブラックや、バーラップラフアウトもシワの感じがなかなか。一方でツウな雰囲気が充満しているのがネイビー。さあ、どれを選ぶ?
カラーは異なるが、右ページのブラックとディテールの表情の違いが一目瞭然。まさにヴィンテージモノだ。アッパーやハイトをはじめ各部に入れられた使用感を表現した黒ずみやシワなどはまさにアートの域。
ボックストイ限定仕様にもmono×ウエスコのブランドストーリー小冊子が付属。全8ページで、歴史、エンジニアブーツのキャラクター紹介、ミニチュアトイのこだわりポイントなどが詳細解説されている。

細部までリアルに作り込まれた
仕上がりに息をのむ!

①こちらが、ボックス版に付属する“専用”のペーパークラフトボックス。ミニチュアブーツをそのままキレイに収納可能だ。ゴツいBOSSがかわいく見えてくる。
②ディテールの随所にウエスコのブーツならではのレザーのシワ感や凹凸を表現することでよりリアルに。ガンガン履き込んだいい味わいを堪能したい。
③白いアウトソールステッチをはじめ、ディテールの隅々にウエスコのブーツづくりの最大のこだわりであるステッチダウン製法の設計思想を感じることができる。
④定評のあるビブラム社のアウトソールを忠実に再現。これがあらゆる現場を闊歩できる至高のソールだ。白いアウトソールステッチの緻密さも感動モノ。

ウエスコ・ジャパンのショップ限定!「ブーツジャック」

ウエスコ・ジャパンのショップ限定でボックス版にブーツジャックモデルを1アイテム追加。ブーツを脱ぐ際に重宝するアイテムだが、ミニチュアトイのBOSSのサイズに合わせてつくられている。ブーツジャック装着状態でディスプレイするのもアリだ。

ウエスコ・ジャパン

https://www.monomagazine.com/95429

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