前代未聞の「まぬけの家」⁉ 木の家のBESSが仕掛ける「間貫けのハコ」を突撃取材したぞ!


「住む」より「楽しむ」のスローガンで知られる木の家のBESSから、マヌケなる、ただごとではない名称の新商品が登場と聞いて黙っていられるわけはない! そこで第一棟が竣工相成った埼玉の「LOGWAY BESS熊谷」に直撃取材した次第だ!

文/モノ・マガジン編集部

12月21日、LOGWAY BESS熊谷で、BESSの新製品モデル披露&プレス懇親会が行われた。その新製品とは、三角WONDER「間貫けのハコ」。新製品発表会時には、模型でのお披露目でその模型の精巧さ、それを使った写真のプロモーションに驚かされたが、今回は実際に現物を見られるとあって、興味津々。

事前に公開されたPR用写真がこれ。ミニチュアだけど、実物をミニチュアっぽく撮ったものと言われれば信じてしまいそうなクオリティ! 広告用ジオラマ製作はかの情景師アラーキー氏の手によるもの。さすがと言うほかない。
「間貫けのハコ」のコンセプトを語るBESSのチーフデザイナー山中祐一郎さん。ヒット作「ワンダーデバイス」を手掛けたのもこの山中さんだ。
モデルハウスの間取りはこんな感じ。区切られた個室がほぼないため、○○DKという表現が難しいのがBESSの特長(笑)。 壁で仕切る、ドアや棚を追加するなどのバリエーションも。自分らしい使い方をどんどん工夫して遊ぼう!

会場に到着してまず目に入るのは、巨大な模型に実際の人間を配置したような、不思議な感覚。アルマジロをモチーフにしたというウロコ状の屋根材に壁まで覆われた、シンプルな外観は、愛嬌満点。

スレート材で作られた外装材。写真のウロコ形はオプションで、標準仕様は角ストレート形状となる。でもこっちのウロコの方がいいよねえ~

しかし、正面は懐かしい日本の風景ともいうべき、木をふんだんに使った縁側。縁側の材質は、厚さ38㎜の屋久島地杉だ。

人とつながり、人を招く縁側は「間貫けのハコ」の正面玄関⁉ 取材陣はシゴトを忘れまどろんでしまった(笑)それくらいまったりしてしまう場所である。

まずは、縁側に腰かける。外に立っている人と同じ高さで目が合い、室内で座っている人とも同じ目線の高さだ。縁側がコミュニケーションの場であるということに改めて気づかされる。室内に入って感じるのは、圧倒的な間の広さとヌケ感というか解放感。しかも周囲はすべて国産の杉材だ。大きな吹き抜けとなっている部分から2階の三角天井も見渡せる。

これだけ木を使っていながら重苦しくならないのは、天井や桁壁は三種類の幅の木を使ったすだればり、妻壁面や、仕切り壁は白茶の塗装など、場所によって材質、塗装を変えることによって変化をつけているという説明を受け納得。新しいようで、なんだか懐かしい空間だ。

2階個室はすだればりの無塗装オプションの事例。

10月下旬からの発売に合わせ始まった「まぬけは愛だ。」のプロモーションの反響も上々とのこと。すでに、モデル棟完成を待たずして、模型の写真などを参考に注文した方もいるとのことだ。まだまだ見どころも多いが、ぜひ、ご自身で現物を体験して、「マ」と「ヌケ」を、また木の肌触りを感じて欲しい。

BESS 間貫けのハコ

2024年3月末までの新発売記念特別価格1820万円~
※角スレート仕様 ※価格は地域によって異なる

スペックなどは公式HPでチェックしてね!
BESS
(問)BESS ☎03-3462-7000

  • モノ・マガジン&モノ・マガジンWEB編集長。 1970年生まれ。日本おもちゃ大賞審査員。バイク遍歴とかオーディオ遍歴とか書いてくと大変なことになるので割愛。昭和の団地好き。好きなバンドはイエローマジックオーケストラとグラスバレー。好きな映画は『1999年の夏休み』。WEB同様、モノ・マガジン編集部が日々更新しているFacebook記事も、シェア、いいね!をお願いします。@monomagazine1982 でみつけてね!

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