〜特別企画後編〜 HELLY HANSENとノルウェーの文化に触れる

特別企画前編「イノベーションが息付くノルウェー発アウトドアブランド HELLY HANSEN プロのためのモノ作り」はコチラ

今年、外交関係樹立120周年を迎える日本とノルウェー。近年は、気候変動対策、持続可能な海洋保全を始め、再生可能エネルギー分野でも協力し、持続可能な未来を促進している。雄大な自然と長年共存してきたアウトドアブランド「ヘリーハンセン」を通して、今こそノルウェーの魅力に触れてみよう!

ノルウェーの首都オスロの中心部に位置する、新古典主義様式のノルウェー王宮。

徒歩とトラムで、簡単にアクセスできるオスロ市内。まずは、ノルウェー王宮から伸びる、目抜き通りカールヨハン通り沿いにあるヘリーハンセンの旗艦店に行ってみよう。

カールヨハン通りに面した一等地に佇む、ヘリーハンセンの旗艦店には、全てノルウェーのオリジナルウェアが並ぶ。

店内には、オリジナルなスポーツウェアの他、ライフスタイルウェアやアウトドアギアなどが豊富に揃う。

オスロ市内にあるヘリーハンセン旗艦店店内の様子。ウェアからギアまで多くの新作が揃う!
ヘリーハンセン旗艦店で、最も人気があるという、LIFA INFINITYのシェルジャケット!

アーケル・ブリッゲ方面に進むと、ノーベル平和賞の授賞式が行われることで有名なオスロ市庁舎と、ノーベル平和センターが見えてくる。

毎年ノーベル平和賞授賞式が行われるオスロ市庁舎。

ノーベル平和センターでは、2024年にノーベル平和賞を受賞した、日本被団協の写真が特別展示されている。マグナム・フォトの著名なアントワーヌ・ダガタ氏が捉えた写真に加え、日本人建築家の隈研吾氏のインスタレーションも展示され、来場者は見学することで、平和の尊さを改めて実感することができる。

都心のオスロ市役所の近くにある、ノーベル平和賞のための博物館「ノーベル平和センター」。

「平和構築には、希望と対話が大切です。アクションを起こしたい、そう思う人に働きかけることで、平和を構築することができるのではないでしょうか」と語るのは、館内を案内してくれた、イングヴィル・ブリン・ランボルさん。

ノーベル平和賞の博物館「ノーベル平和センター」を案内してくれた、イングヴィル・ブリン・ランボルさん。
ノーベル平和センターに、建築家の隈研吾氏が平和を願った作品も展示される。

また、オスロ中央駅から、L1線に乗りアルナ駅で降りると、ノルウェー最大の作業服専門衣料店として有名な「プロフクレール」があり、ヘリーハンセンのプロ用ワークウエアが豊富に揃うのでチェックしよう!

2005年に設立されたノルウェー最大の作業服、専門衣料、個人用保護具のサプライヤーのひとつ「プロフクレール」には、ヘリーハンセンのワークウエアが多く並ぶ。
ヘリーハンセンのプロファッショナルウエアが多く揃う店「プロフクレール」。
作業服の販売を担当するトーマス・シーさんが紹介してくれたのは、耐久性と軽量性に優れた4方向ストレッチ素材を採用した「ケンジントン・コンストラクション・パンツ」。

また、北欧ならでは持続可能なモノづくりに興味があるなら、オスロ郊外の美しい森マグナーにある、都市型家具メーカー「ヴェストレ」の工場「プラス」にも足を運んでみよう。

75年以上にわたり、社交の場づくりに貢献してきた、ノルウェーの都市型家具メーカー「ヴェストレ」の工場「プラス」は、2023年に森の中に創設された。
階段を座る場所として利用するという普遍的なアイデアに基づいた、インフォーマルで社交的な集いの場「Stoop Miniベンチ」。
(右から)「ヴェストレ」のプロジェクトマネージャーを務める、マリアンヌ・プレウス・ヤコブセンさんと、プロジェクトコーディネーターのシャーロット・ハンソンさん。

自然と共存し、皆で自然を大切にするというノルウェーの伝統的な考え方「自然享受権」を実現した工場で、チケット制で内を見学することができるほか、広大な森ではピクニックも楽しめる。

着色工場、木材工場、組立部門、倉庫と4つの生産エリアからなる「プラス」。
「プラス」の工場は森の中にあり、森の中では自由にピクニックを楽しむことができる。

製造工程の効率化に加えて、廃棄物や余剰熱の再利用、ソーラーパネルを使い電力供給も行うなど、人、生産、テクノロジー、建築、自然が融合した理想の工場だ。ここで約3000もの家具が受注生産され、欧米の公共空間で愛用されている。

工場に太陽光発電システムを設置し、再生可能エネルギー発電を支援している。

さらに、ノルウェーのアートに興味があるなら、オスロ市内にある、ヴィーゲラン彫刻公園を訪れてみてはいかがだろう。

ヴィーゲラン彫刻公園では、ノルウェーの彫刻家グスタフ・ヴィーゲランの作品212点が設置されており鑑賞することができる。

画家エドヴァルド・ムンクの作品や生涯についての資料を展示する、ノルウェーのオスロにある有名な美術館が「ムンク美術館」だ。

ここでは、画家エドヴァルド・ムンクのかの有名な代表作「叫び」を鑑賞できる。

美術館では、ムンク美術館のアートエディターを務める、トンジェ・リーバーグさんが、ムンクの代表作品を紹介してくれた。

画家ムンクの晩年の作品『太陽』は、オスロ大学講堂に描かれた、生命力に満ちた壁画だ。

自然と生命の根源である太陽をテーマにしたこの作品は、大小合わせて全11面の連作壁画の中心的作品。

また、ノルウェーといえば有名なのがサウナ。オスロのフィヨルドに浮かぶ、水上サウナ群を紹介してくれたのは、オスロサウナ協会副会長のラグナ・マリー・フィエルドさん。

水上サウナは、個性豊かな9個のサウナからなり、社交と健康を求めて多くのサウナ愛好家が集う。短時間で利用できるので、本場のサウナでリフレッシュしてみてはいかがだろう。

また、ノルウェーはコーヒー消費率が世界でもトップクラスといわれる程、コーヒー文化が根付いていることでも有名。中でも、ノルディックローストとよばれる、浅煎りで酸味が強いものが好まれている。

街を散策した後、休憩するなら、オスロの老舗コーヒーショップ「FUGLEN(フグレン)」に行ってみよう!

オスロの老舗コーヒーショップ「FUGLEN」。ヴィンテージ家具が並ぶどこかレトロな佇まいでは、観光客に安心感を与えてくれる。

1963年に始まったFUGLEN。初代の「FUGLEN」は、当初「KAFFE FUGLEN」という小さなカフェだったという。


その後、北欧のビンテージデザイン、カクテルバーのコンセプトが加わり、時代とともに独自の進化を続け、オスロのコーヒースタンダードを高めていった。

オスロ市内にある「FUGLEN」では、オスロ在住の店員ホルタ詠子さんが、出迎えてくれ、極上の一杯を味わうことができる。「ゆっくりとおしゃべりしながらコーヒーを楽しんでほしい」と語ってくれた。

「気に入った家具は購入することもできますよ!」と教えてくれた、FUGLENの店員ホルタ詠子さん。

先進的なオスロ市内には、クルマや船もEV仕様で、街の至るところに充電スタンドが設置されている。街でスムーズな移動を可能にする電動キックボードのシェアリングサービスも普及している。

街ゆく人はやはり皆、HELLY HANSENを着用していた! ノルウェーの自然と寄り添うブランドならでは、アウトドアやスポーツなど、毎日誰もが愛用することができる国民的なブランドなのだ。

ヘリーハンセンのライフジャケットを着用して、自家用ボートでセーリングを楽しんでいるという女性。
ヨットハーバーのスタッフのユニフォームもヘリーハンセン!
自家用船で余暇を楽しんでいるという男性のジャケットも、もちろんヘリーハンセン!
ヘリーハンセンのバックパックに荷物を詰めて、離島で海水浴を満喫してきたそう!
休日に友人たちと船上でパーティーを楽しむ男性も、ヘリーハンセンのジャケットを愛用中。

ヘリーハンセンが誕生したノルウェーは、自然を享受し共存することで、平和を構築していくという、革新性に満ちている。訪れることで元気や希望をもらえる国なのだ。その魅力に触れるため、一度は訪れてほしい。

ヘリーハンセン 0120-307-560

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