ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 25

便利で安くて楽しい!マイクロモビリティの次世代シェアサイクル

自転車 キックボード シェアサイクル

LUUP 電動キックボードと電動自転車

 ここ最近話題になっているシェアサイクル、そして、マイクロモビリティ。ほんの少しの移動区間であれば、徒歩よりも、電車よりも早く、そして、安く目的地へと行ける手段のこと。デザイン性が高く、アプリもとっても使い易い、LUUPのシェアサイクルをご存知だろうか?今回は、この次世代モビリティLUUPの偏愛っぷりを語りたいと思う。


こちらは電動自転車の方で、真ん中にロゴマークが付いている。緑色がコーポレートカラー。


私は、LUUPのシェアサイクルを愛している。なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?

 新型コロナウイルスの感染拡大以降、自転車需要が高まっている。通勤、通学、買い物の足にするだけでなく、ピクニック、外コーヒー、公園ライドなど週末のレジャーとしても乗れるところがいい。しかし、そこそこ速くて、壊れにくい自転車となると当然ながら高価になってしまう。そこで、比較的安くて、縦横無尽に走ることができる電動のキックボードと電動の自転車を簡単にレンタルできるLUUPをオススメしよう。

 現在は、東京の中心地でもある渋谷・新宿・六本木(赤坂/虎ノ門)エリアと目黒や世田谷区、品川区の一部。大阪はキタ・ミナミのエリアでサービスが始まっているが、今後は他のエリアも拡大する予定とのこと。また、ポート数も300以上で、なお増加中。


2021年の1月にこのサービスを知る


 はじめてこれを利用したのは2021年の年始だった。以前からドコモのシェアサイクルは利用していて、それと同じようなイメージでLUUPを使ったら、圧倒的に安くて使い易い。一気に虜になった。スマホにアプリを入れたら誰でもすぐに利用できる。マップ上のポートに何台の電動キックボードと電動自転車が置いてあるのかが一目瞭然。


アプリ内がユニバーサルデザインになっていて、電動キックボードと電動自転車の形で分かり、さらに残りの電池量がどれくらい残っているかも分かる。置いてある場所の画像なども懇切丁寧だ。右はポートのある全体マップ。赤い丸が電動キックボードが置いてあるポート。


 その後も、立て続けによく利用していた。コロナウイルス禍にあり、人が密集する朝の通勤ラッシュに比べたら、ポートをさがしたり、寄り道したり、圧倒的に楽しかったからだ。まして、通勤の定期券なども持っていないので電車を利用しなくてはならない理由もなかった。

 特に朝のスタッフ集合場所があって、モデル撮影の仕事を終え、午後からの打ち合わせのがあった時の移動で、雨予報の日などは重宝した。帰りは電車に乗って、折り畳み傘を差して帰って来れたので、全く濡れることがなかった。

 また、早朝ロケの時は電車がないのでロケバスが迎えに来てくれることもあるが、帰りは現地解散というときも便利で有り難い。帰りはLUUPに乗って寄り道をして楽しく帰宅できた。初乗り料金が10分110円という安さもいい。


LUUPアンバサダーに選ばれる


 そうやって何度か使用している時に、LUUPアンバサダー募集のInstagram記事を発見。早速、応募すると数日後にアンバサダーに選出された。以前からヘビーユーザーだったので、便利な移動手段を多くの人に使ってもらって、朝夕の満員電車通勤で不安を抱えている人に発信したいという目的が一つ。もう一つは、こういった二輪を移動手段として利用する人が増えれば、自転車やバイクといったツーウィールフレンドリーな街づくりやインフラが加速し、自転車とバイクを愛している私にメリットがあると思ったからだ。


車両のスペックを見てみよう


 LUUPを利用している人の記事は探せばたくさんあるので、今回はこのLUUPの車両のスペックを見てみたい。


タイヤはウィールが小さくて10インチ、そして太さが2.5インチ(約6.35cm)と幅があって安定感は抜群。


スリットは自転車に比べてサイピングは少なめだが、雨でも安心。


上がライトで下がホーン。ライトもかなり明るいLEDを使用。ホーンはほぼバイクと変わらないほど大きいので自転車感覚で鳴らすと焦る。


これは全台数チェックした訳ではないが、電動キックボードにはほぼ標準装備のスマホマウント。大き過ぎるタブレットなどは装着できないが大抵のスマホが付けられると思う。Google Mapやyahooの道案内などをダウンロードすればナビになる。


スピードメーターはデジタル仕様。下部に残電池量が付いている。最大速度は15km/hだが下り道を利用すればもっと出せる。


タナックス社が作っているナポレオンミラーが右ハンドルの上に全車装備。乗る前にポジションを整えよう。


電動キックボードは原付と同じようにナンバーが付いている。ウィンカーも装備。乗る時は、いつでも車両という意識を持とう。


ウィンカーの位置は左手。ここらへんもバイクと同じ。


サイドスタンドが付いている。最低地上高が低いので乗り降りが楽。また、スカート、スーツなどを着用している方には電動キックボードはオススメだ。


キックボードはスロットル式ではなくレバー式。右手の親指でアクセルワークなので難しくない。


たたずまいが可愛い電動キックボード


事前に免許証登録と車両と同じ動きになる


 電動キックボードは普通自動車免許か普通自動二輪免許が必要で、アプリで事前登録をしなくてはならない。ヘルメットは今のところ不要。都内では大きな幹線道路、例えば国道246号線、玉川通りは走行禁止の場所もある。

 通れるエリアは、ほぼ自動車と同じ。スピード15km/hが限られているので正直言うと遅い。だが、スカートで自転車に乗るのをためらう女性、営業などでスーツを着ている男性などには最適だと思う。短い距離の移動に限るが、時間に余裕がある場合はいいだろう。


赤い線のところが走行禁止エリア


もっと速くて自由なのが電動自転車


 実は、電動キックボードよりも先に展開していた電動自転車の方がよりスピーディーな移動ができる。公園や遊歩道などの走行が可能。歩行者に気をつけながら走行すれば圧倒的に早く目的地に到着できる。タクシーよりも徒歩よりも早いケースが多いと思う。もちろん電車は階段の上り下りや時刻表によるので比べ物にならない。

 スピード制限は特に無いが、クランクというペダルが付いている棒状の部分が短いのと、ウィールが小さいので大体20km/hくらいで巡航が精一杯だと思う。しかし、上り坂でも電動アシストが効いてそこそこ走れる。


体が大きい私にはサーカスみたいになるが、スタイリッシュでコンパクトな電動自転車


ベルはほぼ全ての車種に標準装備


サドルの高さはレバー1つで簡単に変えられる。自分の身長だとマックスに上げてもやや低い


たまたまこちらはドラムブレーキだったが、以前から乗っていたモデルはディスクブレーキが多かった。


タイヤは12 1/2で小さめで、タイヤ幅は2 1/4で大体5.7cmと太めで安心。


タイヤのサイピングが多めなので、砂利道も行けそうなレベル。公園などを通る時は◎。


ライトはペダリングをすると点灯するLED。白くて明るいので夜間も安心。


鍵は全てこの輪っか状のタイプ。お店などに入る時も施錠できて、スマホで解錠できるので盗難からも守れる。QRコードが付いているのでこちらを読み込めばすぐに借りられる。


こちらはディスクブレーキで穴開きのパンクレスタイヤ。乗り心地も良く、チューブタイヤとそれほど変わらなかった。


ペダルは通常のタイプだが、踏み幅が広くて漕ぎやすかった。ピンも高くないので、革靴の底やスニーカーの底を痛めないのもいい。


トラブルが起きた時はサポート窓口の電話番号が付いているので躊躇せずに電話しよう。


サドルはコンフォートタイプ。大きめの座面なので男女ともお尻に優しい。


こちらは乗る時に解錠するためのQRコード。ポートに自転車が多い場合は、電池量が多い車両を選ぶようにしている。


電動自転車は免許不要でポートも多い


 電動自転車タイプは、普通免許も要らないので誰でも簡単に借りられる。また電動キックボードは置けるところが限られるが、自転車はどこのポートも受け入れてもらえる。また押して歩けば自転車なので階段なども簡単に上がれる。自転車の駐輪場であればスーパーやコンビニでも無料で置けるのもいい。時間が無い時やお金を節約したい時は自転車タイプの方が圧倒的に有利だ。


シェアサイクルが浸透して考えられる未来


 あとは、電動キックボードは高齢者にとって馴染みがないので厳しいと思う反面、若い人達には受け入れられていくという図式は非常に楽しみ。このインフラを使えば、例えば、若い人たちが選挙に行く時はLUUP無料キャンペーンをしたら投票率が上がったり、お盆の時はお墓参りキャンペーンなどをすればご先祖様に感謝するようになったり、若い人たちの新しい動きを促すことができるかもしれない。電動自転車の方で高齢者のお買い物キャンペーンなどを作れば、そちらの動きを作ることも、調査することも簡単だ。

 また、現在は300くらいのポートだが、もっとポートが増えれば、そこに行く必要性が生まれ、今までの人生では絶対に通らなかったであろう道、お店、住宅などが発見でき、ライフスタイルや人生が変わるという可能性もある。

 仮にポートを作ったお店は、新しい顧客を確保できたり、その人が口コミで話せば広告効果は何倍にもなったという事例もあるよう。

 特にコロナ禍で苦しんでいる飲食店は導入しない手はない。このように、今後は色々なことと紐付けされると思うし、都内のモビリティとしても前途洋洋だ。


電動キックボードはこのようにキックしてスピードが乗ったら両足を乗せてアクセルオン!

LUUP 
ホームページ https://luup.sc


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  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net

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