ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 17

アウトドア キャンプ 自転車 モーターサイクル

タープとテントが一つになった超軽量2人用テント

ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 17

PAAGO WORKS  NINJA TENT

 ここ最近のソロキャンプブームは、ソロキャンパーが増えたことによって、ソロテントの種類が増えたことも助長している。さらに、素材の進化、海外ブランドだけでなく国産ブランドの台頭、遊び方の多様化などもあり、今までにない発想やアイディアのものが出てきている。我々の想像以上に軽量なテントが市場を賑わしている。その中でも異彩を放った美しいテント。PAAGOWORKS(パーゴワークス)のNINJA TENTの偏愛っぷりを語りたい。

ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 17
上が自転車用のハンドルバッグ(もしくはフロントバッグ)その下のスタッフサックに入っているのがNINJATENT。

 私はPAAGOWORKSのNINJA TENTを愛している。なぜこれほどまで惚れ込んだのか?

 PAAGOWORKSは2011年にスタートした日本のアウトドアブランドだ。ブランド名は、PACK AND GO(荷物を詰めこんで出かけよう)という言葉から来ているそう。スローガンは「アウトドア自由主義」。代表はデザイナーの斎藤徹さん。全天候型フリーライターのホーボージュンさんの弟さんでもある。徹さんは自身もアウトドア、自転車が好きで、自分の欲しい物をカタチにする天才だ。プロトタイプのアイテムを「山下くん、これどう?」なんて笑顔で見せてくれる。遊びが好きな同志には、機密情報であっても惜しげもなく見せてくれるのだ。

 私が最初に出会ったプロダクトは、登山用のチェストバッグだった。登山はバックパックが当たり前だったが、ショルダーベルトの部分にバックルを付け、胸にバッグを装着するという斬新なスタイル。それがハートに刺さった。

 かつて登山雑誌の取材で南アルプスを3日間かけて縦走登山した時も、その当時はスマホなどの電波や情報が貧弱だったため、山地図、メモ(到着時間や山の特徴を記入する)などを入れて取材した覚えがある。

 そのようなかゆいところに手が届く製品作りのノウハウが凝縮されているテント。このNINJA TENT(ニンジャテント)だ。私も色々なテントを持っているが、一番の魅力は約38cmのポールだ。収納サイズは45cmとあるが、ポールが短く収納できるとパッキングの可能性が拡がる。ここまで短いポールはわりと少ない。

 特に上の写真を見てもらいたいが、自転車のバイクパッキング用のRESTRAPの大型フロントバッグに綺麗に収まる。また、グラベルロードなどの自転車の場合はドロップハンドル内に収められるのもいい。これは、縦走登山におけるバックパッキング、モーターサイクルのキャンプツーリングに使うシートバッグ内にもすっぽり入る。あらゆるアウトドアアクティビティ&キャンプに最適なのだ。

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フライシートをポール2本、もしくは木の枝2本あればタープのように使える。その景色はこちら

 もう一つの特徴は、前室がタープのように使えること。特にモーターサイクルのキャンプだとテントとタープを2つ持っていって、前室代わりに広いスペースでキャンプをしている人を多く見かける。雨の日に料理ができたり、レストランでいうテラス席ができたり、いかにもキャンプする風景になるのがいい。

こちらは、それが一体型になっているような感覚だ。つまり、1つで2役。

 タープのように使う場合は、ポールが付属していないので別でタープ用のポールを買うか、トレッキングポール、パックラフトの4分割パドル、そこら辺に落ちている枝などで代用すればいい。

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前室は捲り上げれば普通のテントと同じようになる。

 また、前室をタープ代わりとして利用しないのであれば、クルクルと巻いてループに引っ掛ければ、従来のテントと同じようなカタチにもなる。

これはまたプライベート空間ができていい

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天井の広さを少し変えられるので、使い方次第で空間を変えられるのもいい

 じつは、このテントはよくあるクロスポール型ではない。クロスポールは2本を天井部分で交差させることでテントが張れるのだが、これは平行のポールを上部のガイラインで留めるパラレルポール仕様。文字でお伝えするのがとても難しいが、写真を見てもらい、紐で引っ張られていると思えばいい。これによって天井がかなり広くなる。背の高い私のような人間が一人で寝るのであればここを少し絞れば狭くできて高さが出せる。しかも、ソロテントではなく最大2人寝られる広さがあるので、デュオテントだ。ついつい荷物が多くなってしまう人にもおすすめ。

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テントの収納袋には説明

 もう一つの特徴は収納するスタッフサックというか、ニンジャの巻き物。ポールを2本両端に入れる。真ん中にグランドシート、テント本体、フライシートの3つが入る。そして中面にはテントの立て方の説明が丁寧に描いてある。紙の説明書を入れておいて、雨の日に悲惨になったことがある人もいるはず。収納されているパーツ類も詳しく描いてあるのもいい。これでペグを失くしたら貴方の脳ミソの容量のせいだ。もう少し生活に余裕を持つべし。

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ペグも使いやすくタフな物。

 ペグは全部で7本。前室をタープ代わりに使う際、ポールを引くガイライン用のペグは入っていないので別で購入しておこう。自分は1本660円のFREE LIGHTというブランドのウルトラライト ネイルペグを2本in。岩を砕くとも言われている強固なチタン製。質感が妖艶で、9gだ。

 話を戻すと、NINJAテントは使いやすくて、広くて、機能的である。そして、何よりこの構造とデザインが美しい。テントとタープは色を合わせるのはそこそこ難しいので一体型なのでテントサイトをシンプルにできる。

 2010年代はキャンプシーンをタイダイやカラフルに彩るフェス的な要素が流行ったが、ここ最近はアースカラーやミリタリーカラーがトレンド。そもそも自転車とキャンプだとあまり道具を積めないので色もシンプルになってしまうのだが。

 気になる重さは、2人用テントで1.6kg。キャンプ場が芝生でふかふかだと分かっていればグランドシートを除けばいいし、タープ用のポールやペグは現地で枝を調達すれば、さらに軽量化も。これは企業努力としか言いようがない。

 色々なアクティビティに最適なNINJA TENTでスマートキャンパーになろう!

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合わせたわけではないがグレー基調に。沖縄の乙羽岳森林公園キャンプ場にて。 

PAAGO WORKS NINJA TENT
パーゴワークス ニンジャテント
【価格】4万9500円
【仕様】
付属品インナーテント、レインフライ、スタッフバッグ、ペグ7本、ガイライン2本、ポール2本、専用グラウンドシート、リペアキット(トレッキングポールは付属しません。)
サイズ 120 x 220 x 105cm
最小重量 1160g(フライシート、インナーテント、ポール2本)
最大重量 1600g
定員 2名
シーズン 3シーズン
素材 30Dナイロン シリコンコーティング
カラー  ダークグレー

ホームページ   https://www.paagoworks.com/
オフィシャルInstagram  https://www.instagram.com/paagoworks.official/

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山下晃和(akikazu yamashita)
  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net