
2026年5月14日現在、最新号は981号。昭和から令和へと続く『モノ・マガジン』です。あと19号だせば、なんと1000号。目指せ1000号!!! ってなワケで、昭和57年に発行した創刊号から1号ずつ順繰りに見直していこうというこの企画。1000号が出るまでに終わってるのか、どうなんでしょうか。
※画像はクリックすると拡大表示されます。

ハイ、これが32号の表紙です。今回は「特集 アウトドア 冬の寒さも何のその。今こそフィールドへ飛び出す時だ!」より、ザ・ノース・フェイスのジャケット、クラス5のバックパック、ボスのアクリルグローブ、「ブラス・ルネッサンス ブラスを愛する者たちに捧ぐ復活の讃歌」より、米軍放出品の潜水マスク、カニの灰皿、カンブリアランタンが並んでます。
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表紙をめくって、最初の広告は三菱自動車の「ギャランΣ(シグマ)2000 ハードトップ」です。キャッチコピーは「トップを知った男のハードトップ」。この直線的なデザイン、実にカッコイイ。今となっては作られないフォルムです。
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ふたつ目の広告は東芝の「Kiss Phone」。唇のようなソファに座っているのは、郁恵ちゃんこと、榊原郁恵さん。その横の文章を引用しときます。
黒い服を脱ぎすてた、おしゃれで便利な「Kiss Phone」は魅力いっぱい。
その1.受話器をとらずにダイヤルできるから、忙しい時など便利です。
その2.数字に弱い人でも安心。20ヵ所の番号を短縮してメモリできます。
その3.相手が話し中の時など、ボタンひとつで簡単にかけ直しが可能。
その4.相手をおまたせする時は、軽快なメロディが流れる保留ボタン付。
その5.プッシュホン式なのに基本料金はいままで通り。とても経済的。
その6.差し込み口をつければ、部屋から部屋へ、持ち運びが自由自在。
「Kiss Phone」は、あなたのお部屋のパートナーとして、また、結婚や新築祝いのプレゼントにも最適。お求めは、お近くの東芝のお店で。
1985年の通信自由化によって、電電公社(現NTT)からのレンタルが主流だった電話機を消費者が自由に選べるようになったんですね。それまでダイヤル式の黒電話ばっかりだったのんですよ。懐かしいなぁ。
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目次です。右ページの広告は、ELEHOBBYのホームパーソナルコンピュータ対応ロボット「MSX•WIZARD MV-9505」。30号でも目次対向で同機種の広告が入ってるんですが、メインビジュアルがガラッと変わってます。女性の美しいおみ足にキャッチコピーが「おいで小さな未来人。」。ビバ、80年代!
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で、今号も記事の初っ端は「LINE••UP」。14ページで12アイテムを紹介してます。今回のラインナップは、
★ハイテック・デザインのアタッシュケースに注目せよ
★007に教えてあげたいファーストセキュリティキット
★あのカモフラージュ・パターンがパンツまで迷彩!
★超ド級のカーステレオ。ナカミチはやっぱり凄いぞ
★家庭で板前さんのお寿司が味わえる “にぎりっこ”
★ダイヤモンドのペン先で彫る感覚のシャープペンシル
★あのサバイバルライターのロングタイプが日本上陸
★パパが作れる子供用電動自動車コロキットが欲しい
★ヘッドホン感覚のスポーティなトランシーバー登場
★12バルブのボーイズレーサーかっとびスターレット
★ファッショナブルなカラーリングの東芝の新型電話
★5ヘッドのHiFiビデオ。デンオンのデノックス!
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カラー4ページで「現代インダストリアル・デザイン学 Faber-Castell」。世界最古の筆記具メーカーで、1761年にドイツのニュルンベルク近郊でカスパー・ファーバーが開いた鉛筆工場がファーバーカステルの始まりです。今日見る6角形の鉛筆が誕生するのは、1839年、3代目社長ローター・フォン・ファーバーの代になってからのこと。
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「OVERSEAS NEW-PRODUCTS NEWS」でピックアップするのは、「MICROFICHE CAMERA マイクロフィツシュを簡単に撮影できる小型品」という記事。
「マイクロフィッシュを知らない人は、この記事を飛ばして読んでほしい。サッパリわかんない話だから。(改行)マイクロフィッシュというのは、マイクロフィルムを何10枚あるいは何100枚も並べて1枚のマイクロフィルムに撮ること。できあがりの親マイクロでも、わずか10〜12センチ四方の小さなもので、そこでこんな大変大きな装置が必要となってしまう。何10コマもあるのを、一度に撮るのだもの、想像を絶する。(改行)オーストラリアのカメロニクス社が開発したマイクロフィッシュ・カメラは、原書類と地図を1台のこのカメラで合成してしまう。時間とスペースが節約できるのはもち論のこと、解像力もすぐれていて、色彩修正機能もすぐれている。電子タイトル装置もついている。アルミニウム製で軽量、バラして再組立ても簡単だとか。」
で、デジタルの時代にこの技術はまだ生きてるんだろうかと調べてみたら、大変失礼いたしました。場合によってはデジタルデータよりも長期保存に耐えられるようで、まだまだ現役のようです。スゴイもんです。
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「WAKU WAKU WORLD ビックリするような珍発明」では「ニューヨークで泣く子も黙る店がオープンした」という記事を紹介します。
「イキ馬の目を抜くのは東京、イキ人間のどてっ腹に風穴が開くのがニューヨーク、といってもいいほど同じ物騒さでも両都市で若干次元が異なる。(改行)そんなニューヨークに住んでいる二ューヨークっ子もちょっぴりびっくりといったストアが、7番街に出現して話題となっている。(改行)“フォーチュン・ストア” と名づけたこの店、アクセサリーや壁飾、ペーパーバックなど小ものを扱っているなんの変哲もない店。変っているのは店員が囚人服を着ていることで、開店日には58分署のポリス・オフィサーがおっとり刀で駆けつけた。そこで全員逮捕と思いきや、ポリス・オフィサーたちがロぐちに開店祝のことばを投げつけたからたまらない。(改行)『いったいぜんたい、どーなってんのよー!』と野次馬の一人が叫ぶ。これがきっかけで真相が究明され、これがロコミに乗ってニューヨーク中に広がり、抜群の宣伝効果が上がった。(改行)で、その真相というのは経営者のメルビン・リバー(27)、4年の刑を終えて出所したばかりの前科4犯のお兄ーさん。それより凄いのが4日間に8件の強盗を働いたという記録をもつ店員X号と、麻薬中毒で万引きの名人といわれた店員Y号。この3人が、かつての囚人服のままカタギの商売をはじめたというわけ。この店で万引きに成功すれば “名人” の称号が与えられるとか。それにしてもアメリカ人の考えることは、ワクワク面白いですね。」
なかなか入りずらい感じのショップです。
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カラー7ページの「ブラス・ルネッサンス ブラスを愛する者たちに捧ぐ復活の讃歌」。「新しいビルが建ち、新型のクルーザーが走る時、そこにはもうブラスを見出すことはできなかった。ちょっとよそ見をしている隙に、街並も家もみんなステンレスやアルミ、プラスチックにすり換えられていた。はたして、ブラスとは時代遅れの素材となってしまったのだろうか。いや、あの重厚で美しい光沢のブラスが消えるはずがない。甦えれブラスよ。」という内容だそうです。
ちなみにブラスバンドというのは、主に真鍮(ブラス)製の金管楽器と打楽器で編成される楽団のこと。
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今号からはじまった「雑モノ倶楽部」はカラー3ページ構成。「今月号より登場したニューページ。モノマガ編集部の独断と偏見で選ばれたモノばかりを集めて紹介していく。とにかく、オモシロ商品、パロディ商品、おもわず手に取って衝動買いさせてしまおうというモノを集めた、極悪ページなのだ。さてさて、 なにが飛び出すことやら、乞う御期待!」という内容です。
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そして、まずはカラーパート20ページの「特集 アウトドア 冬の寒さも何のその。今こそフィールドへ飛び出す時だ!」です。その内訳は、
◎まず、トビラ(2ページ)
◎アウトドア学(2ページ)
◎まずは、アウトドアの専門家ボーイスカウトの諸君に教えを請うことにする!(6ページ)
◎アウトドア・グッズ・カタログ ウェア(4ページ)
◎アウトドア・グッズ・カタログ テント&スリーピングバッグ(2ページ)
◎アウトドア・グッズ・カタログ シューズ&バッグ(2ページ)
◎アウトドア・グッズ・カタログ クッキング用品(2ページ)
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続いて、モノクロパート15ページの「特集 アウトドア 実践アウトドア」。
◎まず、トビラ(1ページ)
◎斧作り(3分の2ページ)
◎テント&場所選び(1と3分の1ページ)
◎たき火の作り方(1ページ)
◎スリーピング(1ページ)
◎ウェアの着方(1ページ)
◎パッキング(3分の2ページ)
◎アックス/ソー/ナイフ/チェア&テーブル(1と3分の2ページ)
◎双眼鏡/コンパス(3分の2ページ)
◎その他(5分の4ページ)
◎ブックス(5分の4ページ)
◎サバイバル(1ページ)
となってます。気合の入った特集で、小さな囲みのコラムも充実してるんで、カラーパートもモノクロパートも全ページアップしときました。
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では、次回の昭和60年3月(33号)をお楽しみに!


































