
グルメ、ファッション、アートなど、美しいライフスタイルを体現する国として多くの人に愛される国、フランス。世界中の旅行者を魅了し続ける、ヨーロッパ屈指の観光地でもある。
フランスでは、18世紀後半に起きた「フランス革命」を記念し、7月14日の建国記念日に祝賀行事が行われる。
この記念日は、1789年のバスティーユ牢獄襲撃を起源とし、フランス国民の自由を象徴する重要な祝日だ。
そのためフランス現地では、この特別な日を祝して、全国が青・白・赤のトリコロールに彩られ盛大に盛り上がるそう!
日本でも昨年、フランス革命記念日(通称「パリ祭」)に、在日フランス大使館で祝賀レセプションが開催され、駐日フランス大使の挨拶や、フランスの文化・美食を楽しむイベントが催された。
昨年イベントに参加したので、お祝いムードに包まれたイベントの様子をレポートしよう!

7月14日にフランス大使公邸にて、執り行われたフランス革命記念日祝賀レセプションには、総勢900人を超える参加者が訪れ、大規模な催しとなった!
開催を記念して、Philippe Setton(フィリップ・セトン)前駐日フランス大使が登壇し、開会の挨拶が行われた。

「7月14日は、共和国の原理と価値観に想いを巡らす大切な日です。日仏両国は、多様性に富んでおり新たな可能性を抱いています。日仏のパートナーシップは、こうした両国の絆と対話を深めるものです」
「フランス人は日本を愛してやみません。万博のフランスパビリオンで掲げられたテーマも、“愛” でした。現在、国際社会は重要な転換期であると、マクロン大統領は語ります。そんな中日仏の関係は、信頼できる絆を持ち、多国間主義のグローバルな安全保障を約束します」と語る、フィリップ・セトン前駐日フランス大使。
その後、藤井比早之前外務副大臣や本田太郎前防衛副大臣を始めとする政界からも祝福の言葉が送られ、開催を記念して駐日大使・大使夫人らによる、華やかなコーラスが行われた。

「日仏は、価値や原則を共有する特別なパートナーです。安全保障、経済のみならず、文化交流、教育など幅広い分野で関係が強化されています」

続いて、藤井比早之前外務副大臣も登壇し挨拶を述べた。
「万博のフランスパビリオンも人気になり、多くの人が訪れました。日仏両国の関係が一層深まり、次世代へと繋がっていくことを願っています」

「防衛協力が行われた今年4月に、フランスを訪問し、サイバー防衛隊を視察するなど、素晴らしい経験をすることができました。防衛分野における、日仏の交流に感謝すると共に、日仏のさらなる発展に期待しています」と述べた、本田太郎前防衛副大臣。
さらに駐日大使・大使夫人によるコーラスでは、フランス国家が合唱され美しいハーモニーを堪能することができた。

多くのゲストがお祝いに参加した会場では、フランス産の様々なシャンパーニュを始め、スパークリングワインが並び、次々に振舞われた。

50年に一度の天才パン職人と称されるエリック・カイザーによる、世界的ブーランジェリー「MASION KAYSER(メゾンカイザー)」のバケットやクロワッサン、パン・オ・ショコラなどの美味しいパティスリーも紹介された。

1996年に、パリ5区 モンジュ通りにオープンした第1号店「ERIC KAYSER」は、「ルヴァンリキッド」と呼ばれる、液化天然酵母技術を核としたパン作りを確立し、味わい深いパンを提供したことで有名だ。

今や日本を含め、世界20ヶ国およそ150店舗を展開する、フランスパン界のリーディングベーカリーとなっている。
フランス・ボルドー地方発祥の伝統的な焼き菓子「カヌレ」も振る舞われた。カスタードにラム酒を練り込んだカヌレは、極上の味わい!

このカヌレは、メゾンカイザーが展開するベーカリーカフェ「&Coffee MAISON KAYSER」でも人気の商品なのだそう。
フランスならでは、カマンベールやコンテなど、様々なチーズも披露された。いずれも美食の国ならでは至極の味わい!

90年の伝統を守るオーヴェルニュの豊かな自然の中で育てられた放牧豚を使った、フランスならではの美食「La Borie(ラボリー)」のシャルキュトリも提供され、多くの人をもてなした。

日本でも広く愛される「evian(エビアン)」は、フレンチアルプスの大自然に育まれた、ナチュラルミネラルウォーター。氷河期に形成された地層の中を、約15年の歳月をかけてゆっくり流れることで、天然のミネラルをたくわえた爽やかでおいしい味を楽しませてくれる。

日本の水はほとんどが軟水だが、ヨーロッパや北米は硬水が多く存在する。軟水は口当たりが軽く、硬水はしっかりとした飲みごたえが感じられる。
クレープもまた、フランス中で愛される人気のスイーツ! 会場に出展された「Breizh Café(ブレッツカフェ)」は、パリ6区の繁華街、オデオン地区の人気のクレープリー(クレープ店)で、日本でもその美味しさを味わうことができるもの。

「ブレッツ」は、ブルターニュを意味し、ブルターニュ地方では、ブルターニュ(=ブレッツ)では、カフェより多い「クレープリー」に人々が集うという。パリでは、“シードル” 片手に、美味しい “ガレット” を味わい、お喋りに興じるそう。

ブレッツカフェに集う人々が寛げるのは、クレープの美味しさはもちろんのこと、優しくどこか懐かしい食べ物の持ち味なのかもしれない。
会場には、革命記念日の開催を祝して、多くの祝辞や美しい花束が届き、ホール一面に華々しく飾られていた。


緑の季節に行われた、開放感ある大使館の庭園で行われたガーデンパティーならでは人々が心地良い夏の微風を感じながら、夜遅くまで集い大いに盛り上がった。


フランスを代表する数多くのハイブランドが、協賛としてイベントに参加した。日常的に身近なブランドの中にも、多くのフランスのブランドが存在していることを実感できた。

フランスでは国の標語として憲法に「自由・平等・友愛」が明記されており、その起源は革命記念日制定のきっかけともなった「フランス革命」だという。
そのため、フランスでは国民の精神的基盤にもなっているそう。同時に「フランス革命」が、ヨーロッパの歴史にもたらした影響力も大きく、この革命こそ、世界史における近代の出発点ともいえるだろう。
そういった歴史的、社会的な背景から、革命記念日の行事を眺めてみると、また違った見方ができることに気づく。国際社会のあり方や、特色豊かな文化の交流、両国の絆の大切さをも実感することができるだろう。
自由闊達な雰囲気に溢れるフランスには、人生そのものを豊かに楽しむためのヒントが多く存在する。その魅力を享受するために、フランスの卓越した美意識や趣深い文化に、是非触れてほしい!


































