ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 04

Cardo SYSTEM PACKTALK BOLD

ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 04

倉庫作業や大型店舗スタッフが取り入れているところも多いインターカム。通称インカム。相互通信を意味する「インターコミュニケーション(Intercommunication)」ができる装置のことで、略してインカム。以前まではプロでもない限りモーターサイクルにあまり取り入れられてなかったが、ここ数年でツーリングでも当たり前になった。これがあると車と同じように音楽やラジオが楽しめ、グループで走る時は、会話ができる。Bluetoothでスマホの地図アプリとつなげると、次に曲がるべき道も案内してくれる。そんな革命的に便利なギアだ。そんなインカムも年々ブランドが増えているが、その中でもCardo SYSTEMのPACK TALK BOLDの偏愛っぷりを語ります。

ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 04
今は月1くらいでひっそりこっそり楽しんでいるのがソロのキャンプツーリング

 私はCardo SYSTEMのPACKTALK BOLDを愛している。なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?

 新型コロナウィルス感染拡大でもあまり影響がなかったという自動二輪。人との接触が少なくて、時間に左右されない趣味であるのが良いのかもしれない。僕は19歳の時に免許を取ったので22年目に突入しているが、じつはIT技術やガジェットとの親和性が増し、かつてないほど便利になっている。例えば、高速道路を使う時にグローブを外して、現金を手渡しして支払いをしてからでないと料金所を通れなかったが、二輪専用のETC車載器が目立たないところに装着できるようになり、そのまま非接触でパスできるようになった。現在はETC2.0も導入されるようになり、様々なデータが蓄積すれば事故の予防、渋滞緩和、運送業者の円滑化などビッグデータを用いた交通インフラが整ってくる。

 それだけではない。ライダーの難敵は寒さや暑さ。特に真冬のこの時期は手や膝が冷たくなっていたが、電熱グローブや電熱タイツなどが出ていて、スマホで温度調整までできる機能のものもある。ハンドルにはスマホがマウントできるようになり、充電しながら走行。地図アプリを見れば、バックパックに入れた紙の地図を取り出して、目的地を確認しなくても行き先が分かるようになった。

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 その音声を繋ぐインカムとして使用しているのがCARDO SYSTEMのPACKTALK BOLDだ。CARDO(カルド)はアメリカのブランドだが、製造はイスラエル。イスラエルはハイテク産業や軍需産業が発展していることでも知られている。2009年に発売された同ブランドのスカラライダーというモデルをずっと愛用していた。これは音質のクオリティが高く、再生時間が長いことがウリだったため。その後、こちらのPACKTALK BOLD(パックトークボールド)という新しいモデルに買い換えた。

 かつてモーターサイクルの運転中は、風切り音、エンジンの回っている音、排気音などが耳に入ってきていたが(それはそれで気持ちがいい時もあるものの)長距離ツーリングとなると暇になっていた。このインカムがあればスマホの音楽を繋げることもでき、PCで接続して周波数を合わせればスマホと繋げなくても単体でFMラジオも聴ける。

ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 04
友人と話をしながら自然に囲まれた林道ツーリングに行くことも多い

 普通のBluetoothイヤホンだと外の音を遮断してしまうため危険だが、こちらはヘルメットの内部にスピーカーを入れるような感覚だ。音質が素晴らしく、クラシックを流せば、オーケストラを目の前にしているような錯覚に陥ると言っても過言ではない。今使っているモデルでさえもグッドクオリティではあるが、最新モデルはなんと世界最大級のオーディオメーカーJBLとのコラボになった。音を自動でコントロールする機能がついていて、風が強い高速道路などの走行時には勝手に音楽を大きくしてくれるのもいい。

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 このCardoの最も優れた機能がDMC(ダイナミック・メッシュ・コミュニケーション)。これはグループでツーリングをする時などライダー同士が会話できるインカムの機能。他のブランドのものは鎖状のBluetooth接続だが、こちらは網目状にBluetooth接続でき、最大15名が繋がることができる。網目状に繋がることでグループで途切れる人が出ない。ZOOM飲み会と一緒で6名くらいが会話の限度になって、黙る人が出てくるが。

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ヘルメットにマウントしていても重さも装着感も気にならない

 今まではグループで走っていてもSAや休憩の度に会話をしていたが、ヘルメットを被りながらでもクリアな会話になる。最大8kmの範囲内。守備範囲広過ぎ!

 これはもしかしたら新型コロナウィルス感染の予防にも良いかもしれない。運転中に会話ができるようになると、道の右左折指示や、危険物の先読みなどを伝えることで未然に大事故を防げることもある。万が一8kmの範囲を越えてグループが途中で千切れ、迷子になったときも合流がスムーズ、帰り際の挨拶もスムーズだ。

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 さらに、「ヘイカルド!ラジオをつけて」と話かけるとPCで設定したJ-WAVE81.3のラジオにすぐ接続できたり、自分はAndroidのスマホなので「OK!Google!ミュージックスタート」というとYTmusicで自分の好みのステーションであるドープなヒップホップの重低音が流れ、一気にテンションを上げる。

 先日は、新東名高速の退屈な長い直線でドラゴンクエストのロトのテーマが流れた時は、壮大な気分になった。

 このインカムとスマホで色々なガジェットと組み合わせれば、まさに次世代ツーリング、いやツーリング2.0。様々な苦痛とはおさらばし、モーターサイクルライフも前途洋洋だ!

(現行品)

PACKTALK BOLD JBLモデル
価格:4万6200円(シングル)8万5800円(デュオ)
サイズ:48×85×25㎜ ※アンテナ除く
本体重量:59g
最大通話可能人数:15人(DMC)
最大通信距離:1.6㎞
連続使用時間:約13時間
防水仕様:IP67

問:岡田商事株式会社:https://cardosystems.jp/form/(お問い合せフォーム)
ホームページ:https://cardosystems.jp/

山下晃和(akikazu yamashita)
  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net