
東京ラーメンストリートのご当地エリアに、2026年3月5日(木)から7月26日(日)までの期間限定で、熊本県人吉市の老舗「好来ラーメン」がオープンした。長年愛されてきた自家製マー油を贅沢に使った黒いスープは、見た目のインパクトとは裏腹に、香ばしさとコクを備えつつ後味はすっきり。monoWebスタッフもさっそく、この名物マー油ラーメンを味わってきたぞ。


東京ラーメンストリートは、東京駅直結のラーメン名店テーマパーク。
東京駅一番街 B1(八重洲地下中央口すぐ)に、全国の人気店から東京の名店までが集結し、「1週間通っても飽きない」をコンセプトにしたラーメン専門エリアだ。東京駅の “ラーメン激戦区” としても知られている。
「好来ラーメン」の真っ黒マー油ラーメン

熊本・人吉の「好来ラーメン」は、1958年創業の老舗。熊本ラーメンの中でも “黒マー油” 文化を象徴する店として知られ、県内外に熱烈なファンを持つ元祖的存在だ。地元では、その名を知らない人はいない。



具材は、大量のもやし、きくらげ、そして分厚いチャーシュー。唯一無二の “黒いスープ” は、ごま油とラードを焦がして作る特製マー油がたっぷり入り、豚骨とげん骨を煮出したスープがベースになっている。見た目は真っ黒だが、意外なほどあっさりとした口当たりで、一口で虜になる味わいだ。麺は中太ストレート。小麦の香りが立ち、強いコシとモチっとした食感が楽しめる。これはおいしい。
好来ラーメンの特製マー油




黒マー油のキモはここだ!
スライスしたにんにくを、1/4ずつ4回に分けて引き上げる。
1回目:薄いきつね色。
2回目:濃いきつね色。
3回目:茶色。
4回目:真っ黒(炭化寸前) ← これが黒さと香ばしさの源!
引き上げたにんにくチップをペースト状にしたら仕込みは終了だ。
熊本人吉の好来ラーメンを東京で作ること


この一杯を東京ラーメンストリートでなぜ始めたのか。好来ラーメン三代目店主・吉村将輝さんに話を聞いた。
モノマガねこやま(以下、「ね」)
今回、東京駅一番街・東京ラーメンストリートに出店されたとのことですが、その理由を教えてください。
好来ラーメン 三代目店主・吉村将輝さん(以下、「吉」)
熊本出身の方には故郷の懐かしさを、初めて食べる方にはマー油が香る “黒い一杯” の驚きを届けたいと思い、出店を決意しました。人吉の地で大切に守りながら、さらに磨き続けていきます。
ね 九州といえば豚骨ですが、どの部位を使っているのでしょうか。
吉 豚の頭骨、丸骨(げんこつ)、そして鶏ガラのみです。初代のこだわりで、寸胴は特注の鉄製を使っています。鉄製は旨味の出方が違うんですよ。
ね マー油をはじめ、具材はすべて店舗で仕込んでいるのですか。
吉 はい。チャーシューを含め、具材はすべて店舗で仕込んでいます。
ね ラーメンのスープは使う水によって味が変わりますが、東京の水はいかがですか。
吉 以前、東京ラーメンショーに出店した際は、スープの出し方に苦労した経験がありました。材料の質にも左右される難しい部分ですね。
ただ、いまは問題なく “人吉の味” を出せています。
ね 味変をするには、どうすればいいでしょうか。
吉 卓上に置いている、熊本人吉と同じ薄口醤油を少し加えてみてください。新しい味わいに出会えるので、ぜひ試していただきたいです。
ね 最後になりますが、今日は本当においしい一杯をありがとうございました。
吉 こちらこそ、ありがとうございました。人吉の地で大切に守りながら、さらに磨き続けてまいります。
代々受け継いできたこの味を、東京の皆さまにも楽しんでいただけるよう、精一杯お届けします。



好来ラーメンは、本当に真っ黒なマー油に包まれた一杯だ。そのスープには、頭骨・丸骨(げんこつ)・鶏ガラの旨味、そして吉村さんの人柄までもが溶け込んでいるような、深くてやさしい味わいがある。まさに “おいしさが詰まった一杯” だ。
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