
毎日のように使用する財布や靴などのアイテムこそ、長く愛用できる上質なレザー製品を選びたいと考える人が多いはず。
そこで注目したいのが、多くのラグジュアリーブランドに愛され、国際的に高い評価を受けている高品質なフレンチレザーの魅力!
12月にフランス国内の皮革加工業者を代表する唯一の業界団体である、「フランス皮革産業連盟(FFTM)」が来日し、東京で開催された、日本最大規模の皮革・布帛・機能性素材・パーツの展示会「東京レザーフェア」にて、フランスの多彩なレザーの魅力が披露された。
フランスの皮革加工産業は、100年以上もの長い歴史がある。世代を超えて受け継がれてきた職人技が宿るレザーの品質は、ラグジュアリーブランドの厳しい要求にも応え、唯一無二のレザーとして愛されている。
開催を記念して行われたレセプションには、LVMHグループ、スペイン発祥の高級ブランド「ロエベ」ブランドのデイレクターを務めるPaul Maré (ポール・マレ)氏と、革靴ブランド「スコッチグレイン」の廣川雅一氏が登壇。


トークイベントを展開し、フレンチレザーの伝統から、レザーの未来像までが語られた。
「日本はレザーの生産大国ですが、1年を通して安定して供給されるのがフランスのレザーです。さらに、フランスの伝統的なレザーは、上質で薄くて軽いのが魅力です。高級靴などの素材に、適しているレザーといえます」と語る廣川氏。

マレ氏は、レザーの未来に言及。「これからは皮革を廃棄せずに、再利用していくことが、環境への負荷削減を考える上でもとても重要です。レザーは、耐久性にも優れる素材なので、ファーニチャーなどにも採用していく予定です」と語る。
「レザーの品質は、産地により異なります。ロエベでは、製品の特徴にあわせて、スペイン、フランス、イタリアなど、様々なレザーを使用し、魅力的な製品を生み出しています」とも話す、マレ氏。
もともとタンナーは、食肉産業から出る皮を有効活用し、資源の最適利用や廃棄物の削減に貢献している。さらにフランスでは、製造工程における水の使用量や化学物質の管理に厳しい基準が設けられ、環境負荷の低減が図られているという。
つまり、フランスのレザー産業は、環境への配慮と高い品質を両立させた、持続可能なモノづくりを実現しているのだ。こうしたサステナブルな取り組みは、ラグジュアリーブランドとの連携にもつながっている。
「東京レザーフェア」には、フランスを代表する13の皮革メーカー(タンナー)が集結。中でも注目したのが、1803年にロマン=シュル=イゼールで創業、フランスで最も歴史あるタンナーのひとつ「TANNERIES ROUX(タネリィ・ルー)」だ。
「LVMH–Métiers d’Art」グループの一員として、フルグレイン・カーフレザーにおける卓越した職人技を受け継ぎ、伝統、革新、卓越性を融合させ、ラグジュアリー業界の最高水準に応えている。
展示されたボックスカーフは、ハリがあり光沢感に溢れる。この高級皮革から、プレミアムな靴やブーツが生み出されている。

さらに、1860年創業の高級ブランド向けラムスキンの専門メーカー「BODIN JOYEUX(ボダン・ジョワイユー)」の卓越したレザーの魅力にも着目したい。
独自製法により、最高級ラムスキン(羊革)「プロンジェ(Plongé)」を生み出しており、その美しい艶感から「革のシルク」とも称される。高級なフルアニリン仕上げで、ラムレザーならではの特徴的な風合いを持っており、非常に柔らかく、しっとりとした肌触りと弾力性があるのが特徴だ。

その他、スエード調、植物タンニンなめしなどのラムスキンも揃い、衣料品や靴、バッグ、家具などに仕立てられている。

会場には、1928年から、ニュージーランド産のラムスキンを植物由来の伝統的な製法で加工するタンナー「MÉGISSERIE RAYNAUD JEUNE(メジスリー・レイノー・ジューヌ)」、1852年からアヴェロン県ミヨーに拠点を置く、高付加価値ラムスキンを提案する老舗タンナー「MÉGISSERIE RICHARD(メジスリー・リシャール)」などが手掛ける、美しいレザーも展示された。
これらのブランドは、靴やバッグ、衣料品、馬具、家具、製本など多岐にわたる分野で高く評価され、国際的なサステナビリティ認証であるLWG(Leather Working Group)や、フランス政府が認定する伝統技術の証であるEPV(フランス無形文化財企業)を取得するなど、環境へ配慮した、厳しい品質基準を満たした製品を生み出している。
今日レザーは、耐久性、美しさ、責任ある生産背景を兼ね備え、「環境に優しい高級素材」として、改めて評価されている。フランスが世界に誇る美しいレザーは、こうした、職人たちの創造性と高度な技術、責任あるモノづくりへの取り組みを通して生み出される。
大人ならひとつは持っておきたいレザーアイテム。一生ものの上質なアイテムを
見つけて、伝統と未来を象徴するフレンチレザーの魅力に触れてほしい。
FFTM(フランス皮革加工業連盟)
東京レザーフェア
問い合わせ
フランス大使館 フランス貿易投資庁‐ビジネスフランス
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