
滑走路を必要とせず水上に離着水できる飛行艇は、航空の歴史とともに発展、とくに周辺を海で囲まれたわが国では、過酷な環境下での救難や離島支援などを含め、他の航空機では代替困難な任務などにも活躍してきました。そうした理由もあって日本では多くの飛行艇が開発、実用化され、人気も非常に高いのですが、あいち航空ミュージアム(愛知県豊山町)では、開館8周年を記念した特別企画展 「日本の飛行艇~その歴史と救難飛行艇US-2のすべて~」を11月22 日(土)から 2026年3月9日(月)にかけて開催します。

この企画展では、海上自衛隊や新明和工業、船の科学館などの協力を得て、飛行艇に関する基礎知識や日本の飛行艇の歴史、現在国内で活躍する救難飛行艇US-2などについて詳しく紹介します。
なお、開催初週の週末連休には、連動企画として講演会/トークショーがあります。11月22日(土)は「救難飛行艇US-2開発のすべて」(新明和工業 飛行艇技術部 鴨頭 健氏)、23日(日・祝)は「世界と日本の飛行艇開発の歴史」(同ミュージアム館長[東京大学名誉教授]鈴木真二氏、24日(月・振休)は「黄金期から現代までを彩った飛行艇の傑作機&駄っ作機」(岡部いさく氏)の内容を予定しています。24日の岡部氏のトークショーには、編集部神野も参加させていただきます。詳細はホームページをご確認ください。
また、あいち航空ミュージアムでは2026年1月2日~1月31日にかけ6回目となる「航空機プラモデルコンテスト」の作品も募集します。日ごろ模型製作に精を出している皆さん、コンテストにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

































