F-2パイロットが表紙の『航空ファン』26年2月号では練習機と飛行教育を特集

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今年もあと2週間。2025年最後の文林堂の出版物となる『航空ファン』2月号が、いつもより少し早めの今週金曜日、12月19日に書店に並びます(一部発売の遅れる地域があります)。

2月号の特集は「世界の練習機と飛行教育」。地味だなとお思いかもしれませんが、現在世界中で配備が進む第5世代戦闘機の運用において、効率的なパイロット養成は最重要課題です。航空自衛隊では、現在使用しているSUBARU T-7初等練習機の後継にテキストロンT-6テキサンⅡの採用を決めましたが、川崎T-4の後継となる中等練習機についてはこれから詳細な議論が始まろうとしているところ。練習機の現状を見てみると、世界各国でさまざまな機体が開発されていますが、新型機の配備が始まっている国、空自のようにこれから機種選定が行なわれる国などさまざまです。

今月は空自にも売り込みをかけているレオナルドM-346の、米海軍新練習機としてのアメリカツアー時の空撮を独占入手。また各国の練習機事情を詳細に紹介します。関連記事として、先ごろ中国製ジェット練習機L-15を導入したUAEのアクロチーム “フルサン・アル・エマラート” が参加したドバイエアショーもリポートします。

また、11月に制度創設70周年を迎えた航空自衛隊の「航空学生」についても紹介。高校卒業時点で操縦士を目指す独特の教育体系を構築している本課程ですが、卒業生でもあるHighRate代表で元アグレッサーパイロットの前川 宗氏が防府北基地を訪問、式典の模様と基地の現在をリポートしてくれます。さらに、米軍が採用したDMOという訓練システムについても、航空自衛隊の教育に大きな変革をもたらす可能性を含め紹介します。

そのほかにも、カラーページではサウジアラビア王立空軍のF-15C/D/S/SAイーグル、イタリアでの第4/第5世代機渾然の演習ファルコンストライク2025、スケールドコンポジットが製造した謎の民間実験機、シエラ(モデル401)、空母ジェラルド R.フォードが参加したネプチューンストライク演習などの海外の最新情報を紹介。ブルーインパルスが飛んだ滋賀国スポ&デフリンピックと築城基地航空祭のほか、東京葛西にオープンしたシミュレーター体験施設「シムピットストア」についてもご案内します。

モノクロページでもアメリカ空軍の新無人戦闘機対決「YFQ-42 vs YFQ-44」や野田の空まつりで最後の飛行を見せた “メーヴェ” などの話題に触れ、もちろんいつもの連載群もしっかりと掲載していきます。

※ショート動画内の航空学生70周年式典の模様は、防府北基地のリポートとともにYouTube「【空の架け橋】〜チャンネルHachi8〜」でも順次アップされます。

ショート動画もお楽しみください!
  • 1967年千葉県生まれ。1991年4月に(株)文林堂入社。『航空ファン』『世界の傑作機』『航空ファン・イラストレイテッド』など航空雑誌の編集に携わり、2022年10月から『航空ファン』編集長。
  • https://note.com/bunrindo_kokufan

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