
2026年10月17日現在、最新号は991号。昭和から令和へと続く『モノ・マガジン』です。あと9号だせば、なんと1000号。目指せ1000号!!! ってなワケで、昭和57年に発行した創刊号から1号ずつ順繰りに見直していこうというこの企画。1000号が出るまでに1000号まで紹介できるワケないですね。ともだち1000人いたらできるかもしれないけど、ひとりじゃ寝ないでやっても無理です。なんで、1000号出たあとも続けると思います。
※画像はクリックすると拡大表示されます。

ハイ、これが49号の表紙です。写真は「創刊4周年怒涛の特別企画 特集 ヘヴィデューティ・カタログ」で紹介してる富士写真フイルム(現・富士フイルム)の「HD-M」(当時の価格4万4800円)。水深2メートルまでの撮影に対応したコンパクトな水陸両用天候カメラ。愛称はタフガイ。プールや海中からの見上げスナップ、波打ち際での置き撮り、風呂場で撮影、オフロード競技や泥まみれの撮影、豪雪地帯やアイスクライミングでの酷使、高所からの紐吊り下げ撮影、雨の日・台風の日のエモいスナップなどなど、ユーザーはアクティブに楽しんでたようです。
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表紙を開いてふたつ目の広告は、前号同様「THE ISUZU TREND」。今号では本格的クロスカントリーSUV「ビッグホーン」に焦点を当ててます。商用車としてデビューし、当初は地味な実用四駆という評価だったビッグホーン。だけどこの年、ドイツの名門チューナー、イルムシャーによるチューニングモデルの登場、さらにエンジンが2.2Lディーゼルターボ(C223-T型)となってパワー不足も解消し、評価は一変したのでした。
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目次です。右ページの広告はまたしてもDENONさん。コンパクトディスクプレーヤー「DCD-1300」です。キャッチコピーは「スバラCD。俺たちプロ派。」。よく見ると、素晴らしすぎてネコちゃんの瞳がCDになってます。
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で、最初の記事は「LINE*UP」。15ページで46アイテムを紹介してます。今回のラインナップは、
●ラインナップ・スペシャル
●SONY・ソーラーウォークマン 半永久的にウォークマンできるなんて!
●LOVE CARD カードにそっと指を載せれば、あなたと私の愛の尺度がすぐわかる
●タイタンクロスジャケット ヘビーデューティ・ジャケットとでも呼びたい
●NEC HiFiVTR N-81 人気のVHS・VTRに新型機種登場
●ミケロッティバッグシリーズ ジョバンニ・ミケロッティの最後の遺作?!
●フラット・ウェーブ・スピーカー サワフジ独自のフラット・ウェーブ・スピーカ一は、こんなにハイテック
●マンダム・フェイスケアシリーズ 男の肌のためのフェイスケアシリーズ
●CDプレーヤーDCD-1300 CDも一家に一台の時代となるのか。
●ミラーライト・ビール アメリカ直輸入の低カロリービール。
●THE KLUTZ BOOK OF Knots 実演しながら覚えれる “結び方読本”
●男の小道具 “ヘミングス”
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カラー2ページの「倫敦発時計」。ロンドンで年間1万5000本以上のアンティーク・リスト・ウオッチを発掘し、日本に送り出していた故・有竹重治さんをレポートしてます。このあと、弊社から『ロレックス・シーン』や『ロレックス神話』なんていう本を出されてました。
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「ミリタリー・デザイン学」はカラー6ページ。その9回目は「GONE TO THE BATTLE FIELDS Coca-Cola」。「コカ・コーラ」です。「アメリカ深南部のジョージア州アトランタで生まれたコカ・コーラは、現在140ヵ国以上で愛飲されている。今年はコーク100年を迎えて、アメリカはもちろん、お堅いことで知られ、アメリカ的軽薄さを嫌うイギリスでも展覧会が開かれる。コカ・コーラは発売当初から広告に重点を置いてきた。ノベルティ・グッズにも数多くの熱心なコレクターも生み出したコカ・コーラを飲みぱなしにしておくのはもったいない。時代を最も反映しているポスターを手がかりに、コカ・コーラと戦争の関連を追ってみよう。戦争にまつわる意外な一面や、したたかな企業心がうかがえるはずだ。」という内容。例によって各見開きのキャッチを以下に引用。
「砂糖が戦時下の統制品になって、コカ・コーラにもしわ寄せが。今しばらくの辛抱をと呼びかける」
「ああママ••••星条旗、アップルパイ、コカ・コーラ。これが戦場の兵士の脳裏に浮かぶアメリカだ」
「セピア色に変色し、時の移ろいを感じさせる写真。1世紀前にここで生まれたコカ・コーラは、常に時代と歩調を合わせアメリカをリアル・タイムで感じさせる」
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モノクロ5ページの「Super Column」。「今回は、ユニークなグリーティング・カード商法。イタリーからやってきたテーラー。体型による服の選び方。自動定期券発売機が梅田駅で活躍。原宿にハリウッド専門店がオープン。バイオ・テクノロジーが生んだ新品種野菜登場。」というラインナップ。他にも「サントリー文化財団とTBSブリタニカが協力して『季刊アステイオン』創刊。『バービー』から『ジェニー』に名前が変わったファッション人形、その売れ行きは? 東急ハンズ初の出版物として忠告しておきたい『東急ハンズの本』。今、一番新しいペインティング・マシーンは、パソコン・ソフト用の『武尊』だ。コカコーラ100年目の選択の時。」なんて記事がありました。
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「OVERSEAS NEW PRODUCTS NEWS」では「航空史上初の超音速記録をマークしたベルX1機に馳せる夢は果てしない」という記事ををピックアップ。
「今から40年位昔、音速の壁を破ることに命を掛けたパイロットがいた。1947年10月1日、9回目の試みにおいてチャック・イエーガーパイロットは遂に音速1.07(時速700マイル)をマークしたのである。搭乗機は、イエーガー夫人の名前からとった “グラマラス・グレニス” を愛称とするベルX1ロケット機、少なく見積もっても14の理由でパイロットに死をもたらす危険性があることを承知で挑んだ賭に勝ったのである。航空史上でも、ひと際ひかる音速飛行達成機X1の記念レプリカが製作された。32分の1のサイズ。 全長28、幅24.2、高さ6.4センチ。素材はフィリピン産の木目のつまったマホガニーを使用。細心の注意を払って磨き上げ、幾重にもコーティングがほどこされている。重量は300グラム。一機製作に30~140日かかるため数に限り有。」
ベル X-1は、アメリカ陸軍航空軍(のちのアメリカ空軍)とNACA(アメリカ航空諮問委員会、現・NASA)の共同プロジェクト。航空機が音速に近づくと激しい振動や操縦不能に陥る「音速の壁」を解明するためだったんです。こういう試行錯誤があって、現在の航空機があるワケですね。
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「WAKU WAKU WORLD」では「るチェストヘア・スタイリストの人気上昇サンフランシスコでは男性の胸毛を手入れす」という記事が目につきました。
「『人間、見かけじゃない』と世の賢者はいうが、見かけを気にする凡人が多くないとたちまちファッション関連産業は衰退してしまうだろう。もっとも、そのような心配は全く無用なほどええ恰好したがる人間は多い。(改行)いまサンフランシスコでは、男性の胸毛を染めたりセットしたりする “ボデー・スタイリング” とやらが流行している。胸毛の多いあちらの男性、胸の白髪が悩みのタネとか。そこで胸毛を染めて適当にカールさせ、男らしさを強調するのに大枚50ドルを投資しているそうな。」
キャプションは「“ボデー・スタイリング” を考案したのは1963年にヘアスタイルで全米チャンピオンとなった理髪師のエクハート氏。『ニクソンがケネディに負けたのはヘアスタイルのせいだ』と主張する同氏。ロマンス・グレイを好む男も胸毛だけは白くなるのを嫌う傾向をつきとめさっそくチェストヘアー・スタイリストの名乗りをあげたという。」
現在では筋肉のラインをきれいに見せたいという人が増えたせいか、メンズ脱毛が普及し、“ボデー・スタイリング” は廃れちゃったようです。「豊かな胸毛=男らしさの象徴」という時代のお話でした。ちなみにアメリカのインフレから計算すると、当時の50ドルは、現在の約431.68ドル。1ドル=約158円で日本円に直すと、約68,300円となります。
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そして今回のメインの特集となるのが「創刊4周年怒涛の特別企画 特集 ヘヴィデューティ・カタログ」。カラー28ページ構成で、26アイテムを紹介してます。「妙にオシャレで口数の多いモノが氾業する世の中だからこそ、我々は寡黙で武骨なヘヴィデューティ・グッズに道具としての潔さを感じずにはいられない。これらをあえて形容すれば “美しき強者たち” といったところだろうか。使い手である我々に決して媚びることなく、流行を意識することもなく、常におのれの仕事のみを全うしようとする姿勢は、使ってみてはじめてわかる “美” が存在しているのだ。ヘヴィテューテイ・グッズを手にしたあなたは、おそらく本来の道具が持つ奥行きに魅せられることだろう。そして使うたびに新しい発見をし、その機能ぶりに驚嘆するにちがいない。その名の通り軽くもなければ明るくもないが、容貌は自信に満ちあふれている。スマートでなければお調子者でもないか、永く付き合うには最高のパートナーといえるのだ。」というテーマ。いくつかのアイテムのキャッチを引用しときます。
ZIPPO OIL LIGHTER
人間にとって最も重要な火、
それをどんな条件下でも約束するジッポー。
よってジッポーは単なる喫煙具ではない 。
サバイバル・ツールだ。
BARBOUR DURHAM JACKET
バブアーのジャケットには、
決してタウン用に成り下がらない頑固さがある。
100年来変わらないオイルの強烈な臭い、
だからこそ女王陛下も愛用するのだろう。
SWISS ARMY WATCH
ぎりぎりまでシェイプアップしたフォルム、
あらゆるデコレーションを排したデザイン、
スイス・アーミー・ウォッチには
機能する道具としての潔さを感じる。
VOLVO CAR
7トンのブルドーザーさえ支える
強靭なボディ、衝撃を吸収する
前後のクランブルゾーン。
1.5トンの鉄球をもはね返す
鋼鉄製バーの内蔵されたドア。
それでいて速い。
ボルボはまさに “空飛ぶレンガ” だ。
EDWIN JEANS
最もヘヴィデューティで安価な衣料ジーンズ。
5ポケット、テーパード・スタイル、
エドウィンのベーシック・ジーンズには
必要な条件がすべて受け継がれている。
PELICAN CASE
スーツケースというよりコンテナ。
ペリカンのエクイップメントケースは、
水とショックから荷を守る
ヘヴィデューティなカバンだ。
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続く「特集 Campain goods catalog 僕達は、やっぱりキャンペーンのヒーローだ!」はモノクロ10ページ。現在はデジタルギフトが主流になってますが、当時のプレゼントキャンペーンの主流はハガキでの応募でした。クーポンシールなんかを貼ったハガキを祈るように郵便ポストに入れてた人たちが、ものスゴ〜クたくさんいらっしゃった時代なんです。それにしても、企業さんも今より随分と太っ腹だったことがよ〜くわかります。
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「世界の傑作品」はカラー5ページ。今回のラインナップは「M&M’s」「コパトーン」「アラミス」「ブラウン」「アディダス」です。ちなみに都市伝説なんですが、M&M’sの緑色を食べると「性衝動(リビドー)が高まる」「情熱的になる」という口コミが1970年代のアメリカの大学キャンパスで広まったそうです。M&M’sはそれに自ら乗っかって、バレンタインシーズンに緑色だけ詰め込んだ限定パックを発売したんだとか。やるもんです。
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「素材が奏でる懐古の輝きを愉しむ——アルにニウム・グッズ・カタログ」はカラー5ページです。銀白色ののアルミニウムの質感がよくわかるように、5ページ黒バックにしてます。ちなみにアルミホイルをパラボラアンテナ状にしてルーターの後ろに置くと、特定方向のWi-Fi感度が良くなるんですって。暮らしの豆知識でした。
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表4は服部セイコー(現・セイコーグループ)の、のってる男のビジネス・ウオッチ「アーク」です。コピーは「時計をかえると、いいこと起こる。•••こともある。」。写真を見ると、ずいぶんといいことが起こってるようなんですが、これは時計のせいばっかりじゃなさそうです。
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では、次回の昭和61年8月(50号)をお楽しみに!























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