「In cucina con Matteo! ~マッテオのキッチン~」! 暑い季節に最適なクスクス料理 「Cous cous estivo」!

イタリア料理の講師を務めるマッテオ・インゼオさん。今回は、グリンピース、ズッキーニなどの野菜と、エビ、クスクスを炒めて味わう、Primo Piatto「Cous cous estivo」の作り方を教えてもらった。

日々暑さが増すこの季節、さっぱりとした味わいの料理が食べたくなるもの。そこで今回は、夏にぴったりなクスクスを使った、エビと野菜のPrimo Piatto(プリモ・ピアット)として、「Cous cous estivo(初夏のクスクス)」をご紹介!

クスクスとは、デュラム小麦粉を原料としたショートパスタで、ヨーロッパを始め、アメリカ、中南米などの全世界で、多くの人たちから親しまれています。肉や野菜料理、サラダにも使えて、色々な食べ方を楽しむことができる食材です。 

夏らしい爽やかな雰囲気いっぱいの一皿、「Cous cous estivo」!

まずクスクスは、ボウルに入れ、オリーブオイル少量と塩を加えて混ぜます。クスクスを覆うくらいのお湯を注ぎ、しばらく置いておくと膨れて柔らかくなります。

次にフライパンでみじん切りにしたタマネギを炒め、グリーンピースを加えて10分ほど炒めます。

別のフライパンで、オリーブオイルとニンニクでエビを炒めます。白ワインで香りづけし、塩とコショウで味を調えます。ニンニクは、こんがりときつね色になったら、フライパンから取り出しましょう。

さらに、別のフライパンでニンニクを炒め、サイコロ状に切ったニンジンとズッキーニを加えて数分間炒めます。その後、最初に炒めたタマネギを炒めて、グリーンピースも加えます。

野菜やシーフドは食材の固さが異なるので、それぞれ別のフライパンで炒めるようにするのがポイントです!

クスクスは、野菜の入ったフライパンに加えて、みじん切りにしたパセリを入れてよく混ぜ合わせます。

最後にクスクスを円筒形の型に盛り付け、エビを飾り、オリーブオイルを少量トッピングすれば完成!

今回使用したクスクスは、デュラム小麦のセモリナを原料として粒状に成形したもの。肉や野菜料理はもちろん、冷めても美味しいので、サラダなどの料理にも最適です!

ハウスギャバン/クスクス(アルバディア)
参考価格820円
問ハウスギャバン 0120-39-1954

「クスクスは、イタリアで近年よく食べられるようになった食材です。暑い夏の日に、パスタ変わりに作れば、さっぱりとした味わいの料理を堪能できます。シーフドや野菜など、具材の組み合わせは、お好みでアレンジできるので、色々なメニューを楽しんでください!」と話してくれたマッテオさん。

暑い季節にも食べやすいヘルシーなクスクス料理。ズッキーニやグリンピース、タマネギやニンジンなど、様々な具材の食感を楽しめて飽きがこないのもポイントです。イタリアならでは美しく華やかな見た目で、気分も盛り上がりそう! 美味しい夏のクスクス料理を召し上がれ!

Matteo Inzeo(マッテオ・インゼオ)さん
1976年生まれ、ラツィオ州ラティーナ出身。ローマ大学日本語・日本文学科卒業。2003年より東京でイタリア語教師として活躍。2005年よりNHK TV、NHKラジオに出演。趣味は外国語学習、ファッション、読書、料理などで、空手初段、フィギュアスケート1級。

マッテオ・インゼオ
instagram.com/matteoinzeo

ベリタリア イタリア語・文化教室
(電話)03-6416-9308
https://bellitalia.jp.net/it/

※毎月2日発売の「モノ・マガジン情報号」で連載中!
6月2日に発売した、「モノ・マガジン6月16日情報号」P.100を、今すぐチェックしよう!

関連記事一覧