イタリア料理の講師を務めるマッテオ・インゼオさん。今回は、イタリアでは特別な日に家族で食べるというパスタ料理「カンネッローニ」を、教えてくれました!
新しい年が始まりました。伝統的な和食も良いけれど、そろそろイタリア料理が食べたい、なんて思っている人も多いのではないでしょうか。そこで、今回はマッテオさんに、イタリアで特別な日に家族や友人と食べるという、パスタ料理「カンネッローニ」を教わりました!
「Cannelloni con ricotta e spinaci(リコッタチーズとほうれん草のカンネッローニ)」。
「カンネッローニ」とは、筒状の形をした乾燥パスタで、中に詰める具材は、ほうれん草やリコッタチーズが定番です。オーブン皿に具材を詰めたカンネッローニを均一に並べ、ホワイトソースとトマトソースを全体にかけ、オーブンで焼くというスペシャルな一品で、チーズと野菜のさっぱりとした美味しさと、濃厚なソースの味わいが絶妙に組み合わさった、とびきり美味しい料理です。
筒状の形をした乾燥パスタ「カンネッローニ」。中が空洞になっており具材を詰めることができます。
まず、トマトソースを作ります。鍋にオリーブオイル大さじ数杯を入れにんにくを炒め、トマトソースをいれ、弱火で15〜20分程炒めます。
トマトソースは、最後に塩で味を調えバジルの葉も加えます。
大きめのボウルにほうれん草、水気を切ったリコッタを入れ、パルミジャーノ、卵、ひとつまみの塩、コショウ、ナツメグを入れてよく混ぜます。
ほうれん草はあらかじめ、軽く塩を加えたお湯でさっと茹で、取り出してしっかり絞り、細かく刻んでおきます。
次に、ホワイトソースを作ります。バターを弱火の鍋で溶かして、小麦粉を加え、よく混ぜ、牛乳を少しずつ加え、ソースが煮詰まるまで混ぜます。その後、トマトソースにホワイトソースを加え混ぜあわせます。
ホワイトソースが出来上がったら、その鍋にトマトソースを入れて、丁寧に混ぜ合わせます。
オーブン皿に予めソースを敷き詰めて、カンネッローニを均一に並ます。オーブンで20〜25分、焼き目がつくまでしっかりと焼きましょう。
カンネッローニの具材は、スプーンなどで隅々までしっかりと詰めるようにしよう!
全体にソースをかけ、パルミッジャーノをふりかけ、予熱200℃で温めておいたオ―ブンで、20〜25分間しっかりと焼いて完成です!
こんがりと美味しそうに焼き上がった「リコッタチーズとほうれん草のカンネッローニ」!
今回オーブン皿に使用したのは、世界中のシェフや料理愛好家に愛用されている「STAUB」のセラミックディッシュ。レンジやオーブンでの調理に対応しているので、焼いた後、そのまま取り分けもできてお勧めです!
STAUB/レクタンギュラーディッシュ 27 cm 価格6050円
問STAUB
「ホワイトソースとトマトソースを混ぜ合わせて、オーブンで焼くことで、絶妙な美味しさに仕上がります。カンネッローニが見つからなければ、具材をのせて巻くだけなので、ラザニアシートで代用しても良いでしょう。手間がかかる料理ですが、特別な日にゆっくりと作って楽しんでほしいです!」と語る、マッテオさん。
料理を作る過程も楽しむことができれば、ワクワク気分が一層盛り上がりそう! 新しい年も、家族や友人と一緒に、とびきり美味しいひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?
Matteo Inzeo(マッテオ・インゼオ)さん
1976年生まれ、ラツィオ州ラティーナ出身。ローマ大学日本語・日本文学科卒業。2003年より東京でイタリア語教師として活躍。2005年よりNHK TV、NHKラジオに出演。趣味は外国語学習、ファッション、読書、料理などで、空手初段、フィギュアスケート1級。
マッテオ・インゼオ
instagram.com/matteoinzeo
ベリタリア イタリア語・文化教室
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