
近年のコーヒーメーカーの主流は、粉挽きから抽出までしてくれる全自動モデル、そして「プロのハンドドリップの技術」を追求しているものが多い。そのなかで、EPEIOS(エペイオス)のFoElem Mocca(フォーエレム モカ) は、「ハンドドリップを再現しない」というユニークなコンセプトを掲げている。
マシンだからこそできる最適なコーヒー抽出方法
FoElem Moccaを監修するのは、世界NO.1バリスタの称号を持つ井崎英典氏だ。開発にあたり、多くのコーヒーメーカーがコーヒーのおいしさを抽出しきれていないという点に着目。「あえてハンドドリップを模倣しないこと」で、コーヒーの未抽出という課題に取り組んだという。

現在はコーヒーコンサルタントとしてヨーロッパやアジアを中心に活躍。著書『世界一美味しいコーヒーの淹れ方』など、累計15万部突破するベストセラー作家でもある。
コーヒーの成分をしっかりと抽出するためには、粉に十分にお湯を行き渡らせることが必要だ。そこで、湯の流量や速度、シャワーヘッドの穴の大きさや位置などを計算し、理論的かつ科学的な方法で改良を重ね、コーヒーの抽出効率を向上させた。その味は「感動のおいしさ」と評され、一杯でも複数杯でもまるでプロが淹れたような安定したおいしさを実現している。
世界的デザイナーが手掛けるスタイリッシュなデザイン
FoElem Moccaのもうひとつの特徴はデザインにある。このすっきりとしたミニマルなデザインは、エルメスなど世界的なラグジュアリーブランドでも活躍するアートディレクター”ブノワ・ピエール エメリー”氏によるもの。注水タンクを上部に配置することで本体の幅や奥行きが抑えられ、スマートな印象に仕上がっている。スタイリッシュでありながらも主張しすぎないデザインは日々の暮らしに自然と溶け込みそうだ。

上部のタンクはプラスチック素材ではなくガラス製。ガラスの素材感が上質な印象を与えている。

ライフスタイル家電“FoElem”シリーズのデザインを担当するブノワ・ピエール エメリー氏。エルメスのスカーフやテーブルウェアのアートディレクターを務める世界的デザイナーだ。
暮らしに寄り添う設計思想
抽出モードは3種類。ホットは、じっくりと時間をかけて豊かな味わいのあるコーヒーを抽出するプロモードと、抽出時間を短縮しながらも美味しさとのバランスを取ったデイリーモードを搭載。ゆったりとした時間を愉しみたい休日、忙しい平日の朝など、シチュエーションに合わせて使い分けられる。ほかに、これからの季節にうれしいアイスコーヒーモードが用意されている。
機能面では、ミル機能を省き「あえて非全自動」とすることでお手入れを簡単に、メンテナンスの面倒をなくした。また、本体のタッチ操作だけで簡単にコーヒーが淹れられるのもシンプルでいい。

今回発売された「Mocca Lite」は本体操作のみでコーヒーが抽出できるシンプル設計のエントリーモデル。既存の「Mocca」は専用アプリと連携することで注湯温度や湯量をコントロールできる高機能モデルだ。シンプルに使いたいのか、好みの味を追求したいのか、自分のコーヒースタイルに合わせて選べるラインナップになっている。

オープン価格(実勢2万2980円前後)

オープン価格(実勢2万9700円前後)
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