日本有数の地下霊場を持つことで知られる玉川大師。正式名称は「寶泉山玉眞院(ほうせんざんぎょくしんいん)」。ここで、2024年8月16日(金)~9月16日(月・祝)の1ヵ月間、提灯を手に地下霊場を暗闇修行体験できる「提灯会(ちょうちんえ)」を開催するということで、その初日に伺ってきました。
6年の歳月をかけて1934年に建立された地下霊場「遍照金剛殿」は、地下5メートルの深さの場所に、長さ100メートルにもおよぶコンクリート造りの拝殿です。大日如来の胎内をかたどった参道に並んだ300の石仏を順拝すること約15分間、そうすることで四国八十八カ所・西国三十三カ所霊場をお遍路したのと同じご利益を賜るといわれています。
この地下霊場、普段はところどころに明かりが灯されているんですが、「提灯会」の期間は明かりがすべて消され、真っ暗闇の中を提灯の灯りだけで地下霊場を巡ることになります。玉川大師を創建した龍海大和尚が、まだ道も整備されていない四国遍路で提灯の明かりを頼りに夜の獣道を歩かれていたようで、それになぞらえた暗闇を再現しているんです。真っ暗闇の霊場を、虫の音や川のせせらぎなどが流れる中、特製のLED提灯の明かりを頼りに参拝することができます。
残暑厳しい日中に、昔の四国の山中へタイムスリップしたような気分が味わえる異空間体験。是非楽しんできてください!
玉川大師「提灯会」
期間:2024年8月16日(金)〜9月16日(月・祝)
時間:9:00~16:30(入場は16:00まで)
場所:玉川大師(東京都世田谷区瀬田4-13-3)
参拝料:中学生以上/1300円 小学生以下/1000円 ※LED提灯付き
アクセス:東急大井町線・田園都市線「二子玉川駅」下車、徒歩15分
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