人気上昇中のアクティビティ「トレラン」の魅力に迫る

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最近よく聞くようになった「トレラン」という言葉。ランニングの一種ということはわかるが詳しくは知らないという人は多いはず。「トレラン」とは、トレイルランニングの略で、アスファルトなどの舗装路ではない不整地を走るランニングのこと。山岳地帯を走るのがポピュラーだが、未舗装路であれば市街地の公園や林道といった場所を走る場合も含まれる。日本でもここ数年着実に参加人口が増加し、国内年間500大会ほどが開催されている人気のアクティビティだ。

初心者でも楽しめるトレランの魅力とは

「かなり以前から野山を走るアクティビティは行われていましたが、2000年代初頭からトレイルランニングという名称が定着すると、一挙にポピュラーになりました」と教えてくれたのはトレイルランナー・JPの高橋さん。

「じつは現在でもトレランは数あるアウトドアスポーツのなかでももっとも参加者数の伸び率が高いカテゴリーのひとつとなっています。登山を入り口としてトレランをはじめる人もいますが、8割以上がロードランニングの経験者。ロードランニングは単調な動きの繰り返しなのでモチベーションが維持しにくく、トライアスロン、ウルトラマラソンなどをはじめる人も多いですが、トレイルランニングも選択肢のひとつで、そのなかでも一番参加者が多いです」

トレランはロードランニングの経験者が多いことから、ハードルが高いと思っている人も多いが、じつはそんなことはなく、一度経験するとハマる人も多いという。

「トレランの魅力は、景色が頻繁に変わるし、コース変化に富み、アップダウンがあるから走っていて飽きないところです。ロードランニングは走行ペースをキープすることが重要ですが、トレランでは上級者を除くと登りは歩くほうが一般的で、下りだけ走ればいい。そんなところも参加するハードルが低い理由です」

旅の要素、登山の要素、走ったあとの食事など複合的に楽しむことができるのがトレランの魅力というわけ。初心者ならまずは登りは歩いて下りだけ走るライトなトレランからスタートしてみてほしい。きっとその楽しさに開眼するはずだ。

文／南井正弘

初心者もOK高尾山で安心安全のトレラン初めをしよう

高尾山は、新宿駅から電車で約1時間とアクセスがよく、標高599ｍと高くなく、老若男女登れる山だ。2007年にはミシュランガイドの三つ星に認定され、イギリス全土の植物の種類数を上回るほどの多種多様な植物が確認されている。そんな高尾を楽しむのにオススメなのが、山を駆け巡るトレイルランニング。

高尾山口駅から徒歩3分のMt.TAKAO BASE CAMP内にあるSALOM ON RUNNING BASE TAKAOに来れば簡単に始められる。サロモンは、ただモノを売るだけでなく、体験も提供するのがブランドコンセプト。現に、スキー、スノーボードがレンタルできるサロモンステーションを全国13ヶ所に有しており、そのトレイルラン版がここなのだ。シューズなどがレンタルできるので、初めてのトレランでも安心というわけ。

早速、新作のウルトラグライド2とバックパックをお借りして、ランナーの板橋さんに案内してもらい、レッツＧＯ！　木の根っこを避けながら、足を右に左にグリップさせ、駆け下る爽快感たるや。高尾山薬王院の鳥居、天狗や、修験道ならではの滝、小川なども現れて楽しい！

ケーブルカー駅のすぐ側にあるSALOM ON TOKYO TAKAO CONCEPTに行けば、新作のシューズが購入できたり、ギアのギミックについても聞けるので、トレランが気になっている方は、是非ここに来てサロモンとトレラン体験をしてみてほしい。

サロモン www.salomon.jp

写真／青木健格（WPP） モデル・文／山下晃和